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【コラム】煙草

煙草、辞めました。

辞めました、ってまだ10日くらいしかたってないんだけど、基本、吸ってません。基本。


もともと、一日40本ほど吸っていたので、お金の部分ではそうとう節約になっているのですが、なんか「禁煙」ってわけじゃなくて、本来の煙草との付き合い方を見つけたと思ってます。


禁断症状を乗り越えて、今はそんなに吸いたくないんですけど、じゃあ一生吸いたくないのかと言われたらうそになります。

第一、煙草の味、効能、感覚を知ってしまっているので、それが嫌いになることはもうないと思います。だってうまいし、依存性MAXのハードドラッグなので。


そんななかで、煙草を吸いたいシチュエーションを日常からもう少し非日常にもっていってあげるといいのではないか!と思ったら、これがすごく自分に合っていることに気づきました。


例えば、山、登ったとするじゃないですか。そんでキャンプ張って、朝起きてめっちゃ天気よくて景色は最高でコーヒーを淹れますよね。


その時、煙草を吸ったほうがいいか。吸わないほうがいいか。


吸ったほうがいいですよね。完全に。山&コーヒー&煙草は国民の義務であると、日本国憲法における幸福追求権に定められた通りです。




例えば、ロンドン、行くじゃないですか。

そんで、ローカルのライブハウスの前にガードレールみたいなのがあって、なんとなくそこに寄りかかって、瓶ビールのんでますよね?そして黒いパーカーのフードを深めにかぶってますよね?


この場合、煙草を吸わなければならないんです。ロンドンの景観保護法によって定められています。


このように、人生において煙草を吸わなければならないケースが度々存在します。

では「禁煙」をしてしまった人々はどうすればいいのか。


例えばその時僕は、吸います。でもそれは禁煙失敗ではないんです。

理由のない喫煙を日常的にしている人はいわゆる喫煙者ですが、理由のない飲酒を日常的にする人はアルコール中毒と呼ばれます。

ですが、理由のある飲酒、例えば友人との飲み会や恋人とのデート、家族団欒のお供にお酒を嗜む人をアルコール中毒とは呼びません。


では、理由のある喫煙、これを楽しむことは悪い事なのでしょうか。


ありがたいことに、煙草が美味しく吸えるシーンを、僕たちは知っています。

そしてその多くが日常ではなく、非日常にあります。

毎朝起きて一服、が最高じゃないんです。知らない誰かと目覚めた朝の一服が最高なんです。


禁煙ではなくて、なんというか、こう、煙草は贅沢品である。っていうポジションに煙草を持っていきたいわけです。そりゃ吸えるならずっと吸ってたいですけど、毎日贅沢してたら体が麻痺してくるので。


うーんこれを何というのか。「禁煙」ではないですし「減煙」っていうのもなんか違う気がします。

イメージ的には遠距離恋愛のような。たまに会えるから良い感じの。


遠距離喫煙


違うな。

2019/03/24/ 追記 めっちゃ吸ってる


#コラム #飲食店 #煙草













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