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2023年をふりかえる

新年、あけましておめでとうございます!2024!(激遅)
昨年8月にアカウントを作成してからはや8か月……8か月?あれ?noteに自己紹介以外の記事が一個も増えてないな?
……いや、すいません、2023年はnote全然活用できてなかったです(猛省)。
そんな反省を早速活かすため、新年(度)一発目のふりかえり記事を書きます!この記事から、私の2024年の順風満帆noteライフが始まるんだ!

(え?新年の1/4がもう終わってるって?はは、そんなばかな……はは、ははは……)

「血鎌乙女の追想」の制作

昨年のお正月をふりかえると、ちょうど「血鎌乙女の追想」の構想を思いついたころだったかなと思います。

当時は単発のAI画像生成を超えて「より密度の高い創作がしたい!」という願望にあふれていた時期でした。単発でも満足のいくイラストを生成して、SNSに投稿して、同好の士たちと交流して……も十分楽しかったんですけど、なんかこう、もう一歩先に行きたいなーと感じていたんです。

そんなある日、私にとって転機となる画像を生成します。

https://twitter.com/ChaCha_no_Ko/status/1610562931405488129

「灼骨のミミ」
初回生成日時を確認したところ、ちょうど1月1日でした。

「大鎌」「戦乙女」を題材に制作していたイラストだったのですが、この1枚を見たときに「ああ、この娘が戦い、生きる世界を見てみたい」と強く思ったんです。

そこからは、ただただ「生成」「選別」「加筆修正」を繰り返す日々。同時に世界観の考案や各キャラの設定なども考えつつ、合計で2万枚超の画像を生成してました。
また、せっかくなら単なる画像集じゃなくデザインや構成にも挑戦したいなと考え、そのあたりの勉強や試行錯誤も行っていました。(MacのPagesとか初めて使った)

そんなこんなで、約2か月かけて「血鎌乙女の追想」が完成!
あれこれ盛り込んだ結果、最終的にイラスト約80枚、約90ページのボリュームになってしまったのですが、不思議と制作に辛さを感じたことはありませんでした。夢中になるってこういうことを言うんだなと、しみじみ感じていた記憶があります。

この告知ツイートができた時の達成感ったら!

ありがたいことに、告知直後よりたくさんの方から「見たよ!」「良かったよ!」と反応をいただきました。その時の高揚感たるや、今でも鮮明に覚えていますね。
人生で初めて本気で取り組んだ創作を世に出して、それを褒めてもらって……私がAI画像生成と、そして創作に「ハマった」瞬間はまさにここだったんだなと、そう強く思います。

気になって見てきたのですが、2024年2月12日現在、約340人の方に作品をDLしてもらえたようです。340人ですよ340人。一般的な小学校の全生徒(?)が私の作品見てくれたようなもんですからね!

ありがたいことです。本当に。

リリースから約13か月!「血鎌乙女の追想」は変わらずBOOTH上で無料DL可能!
「戦乙女」「世界の秘密」「大鎌」というキーワードに耳ピクしたそこのあなた!ぜひ一度お手に取ってみてくださいな!

「悼みの血刃」
今でも好きな一枚①
「裁定者ロアン」
今でも好きな一枚②

「みんなでAIタロット☆彡」への参加

とらぬたぬきさんと透明色素さん企画の「みんなでAIタロット☆彡」に参加させていただきました。

タロットカードの大アルカナ全22枚を、22名の参加者それぞれが解釈したAIイラストで再現しよう!というもので、私は13番目「死神」のカードを担当しました。

こちらの「死神」のイラスト、もとは「血鎌乙女の追想」用に制作していたものだったのですが、雰囲気や鎌の形状が特に良くできたので、こちらのタロット企画にも出張出演してもらいました。(つまり、追想本編にも解釈変更した彼女がいます!)
こうした合同企画への参加は初めてだったのですが、製作はもちろん、いろんな方の様々な表現に触れることができてとても楽しかったです!

こちらのタロットカード、後に主催お二人が「カードコネクト」というサービスでリアルカードとして印刷できるようにしてくださり、それもまた新鮮な体験でした!今でも大切な宝物!

alloy-mixモデルとの出会い

イラスト集の作成で若干燃え尽き症候群になっていたところ、platさんが作成されたalloy-mixというモデルに出会いました。すごく癖のある特徴的なモデルなのですが、それが大変魅力的に見え、しばらくこのモデルで遊んでいました。

世の中的には、ControlNetや美麗なマージモデルが出始めたころだったのですが、生来の独創欲が発動し、あまり人がやっていないことをやろうと取り組んでいた記憶があります。THE・天邪鬼!

使ってるうちに「ちびキャラとの相性良いな?」ということに気づき、そこからはずっとちびキャラを生成していました。

うーん、今見てみてもかなり好き!

「サラトバ」への参加

3月には、ユーニャさんらが企画してくださった大型イベント「サラトバ」にも参加しました!
とても自由な解釈で参加できるイベントだったので「サラトバに生きる小人族」という設定を作って、主にちびキャラで参戦!
他の参加者の方々の作品見るだけでも楽しく、また各種イベントや勢力別の対抗要素など、とてもとても楽しませていただきました!

はじめての「うちの子」

4月ごろ、唐突に「うちの子欲しぃぃぃぃぃぃいい!」と発狂し、サラトバでの設定をベースとした小人族のうちの子「トーリカ」が誕生しました。

かわいい!
キャラ設定とともに、生成を安定させるためのキャラLoRAを、そして彼女が生きる世界設定も作り込み、しばらくはそれを生かしたロールプレイ的な画像生成を行っていました。

また、当時はChatGPTやそのAPIが公開されLLMが注目を集めていた時期でもあったため、この機会にとAIトーリカの実装にもチャレンジしていました。

キャラ設定や世界観をもとにした会話や長期記憶を実装したりしたのですが、コンソール越しにうちの子と会話をするという体験には、ちょっと感動するものがありましたね!
コストと技術的な限界、そして個人的な思いからその後の展開はできませんでしたが、挑戦してよかったなと思っています。

6月には、ちちぷいさんでAIイラストのトレカ化企画にトーリカのイラストで参加したりもしました。幸運にもランクイン => トレカ化したのも嬉しかったですね。(どうして私の元には来てくれなかったの……?)

AI画像文芸部の発足

7月ごろに、あちこちでAI画像生成をベースにした部活動(テーマごとにいろんな画像生成する遊び)が流行っていたのですが、その流れでAI画像文芸部を発足しました!

とにかく生成画像にテキストつけて遊びたい!という私の欲望のままに立ち上げた部活だったのですが、今での定期的にタグを使ってくださる方がいて、何ともありがたい限りです。
一応部長ということになっているのですが、あんまりタグ巡回できておらずすいません!!いやほら…..こういうのって無理したり義務化したりすると続かないから……。なにとぞ、なにとぞご容赦を!

「AI手コンテスト」への参加

7月にchichi-puiさんで開催されていた「AI手コンテスト」に参加!
正確な手指を描画するのがまだ簡単ではなかった時期、それでも「この機会にどうしてもやってみたい!」と思っていたモチーフに挑戦してみました。

これこれこれー!これがやりたかった!まとわりつく手の怪しさ & うごうご感!ヨシ!思い描いていたイメージをほぼそのまま表現できたので、完成した時はとても興奮していましたね。

結果、こちらの作品でコンテスト審査員賞をいただくことができました!選出していただいたあいきみさんのコメントが大変にありがたいもので……!誰かの心に届く一枚を作れたのだなと、賞以上にそのことが嬉しかったです。

(一時、イラストが通報されて非公開になってしまった時は内心ヒヤヒヤでした……今思い返しても、本当になんで!?)

いいねや反応くださった方含め、本当にありがとうございました!

いろいろお試し期の到来

夏頃、いろいろ新しいことをやりだしました。

Adobe CCへの加入

「イラストをよりクオリティ高く完成させたい!」という思いが高じて、かねてより興味のあったAdobe CCに加入!画像の加筆修正や仕上げにPhotoshopやIllustratorを使うようになりました。
これまでもiPadのProcreateを使って修正等は行っていたのですが、やれることが一気に増えて大分テンション上がりましたね!
最初こそ使い方が分からずあたふたしてましたが、デジハリオンラインスクールの講座とセットでライセンスを購入したため、動画教材を見ながら少しずつ慣れることができました。(動画視聴可能期間を勘違いしていて、AEやPremiereの講座を見逃したことが心残り……今年も買おうかな…… )

今は画像への加筆修正や色彩調整、文字入れなどに活用していますが、もうこれらを使わないワークフローが想像できないほどになってしまいました。

ただし、未だ全然使いこなせてない!
くりえいてぃぶへの道は遠いんじゃ……。

Nijijourneyを触り始める

ここまでStable Diffusion一本で作業してきたのですが、ここにきて本格的にNijijourneyを触ることにしました。ちょうどv5がてみんな楽しそうだし…..乗るしかないこのビッグウェーブに!
そして、SDとは違う表現力の多彩さに無事にハマることに。わーい、楽しい!また「Nijiで生成した画像をSDでi2iする」みたいな遊び方すると、どちらか単体ではできないような表現になったりして、これまた面白い!

いまでも好きな一枚。画像生成はNiji + SD i2i & Photoshopでレタッチと色彩調整。ロゴはNiji作成 & Illustratorで調整して、文字入れもIllustrator…..と、いろいろ試してみたり。

このハマりは現在まで続いてまして、この前公開されたv6にも鼻息を荒くしておりました。

やっぱすげえよNijiは。
これからもサブスク更新します!(円安だけはどうにかなって)

「グランシュライデ」への参加

秋、サラトバに引き続きユーニャさんらが企画してくださった大型シェアワールド「グランシュライデ」に参加しました!
リアルが慌ただしくがっつり参加はできなかったのですが、合間合間に皆さんの投稿見るだけでとても楽しかったですね!

内部イベントに合わせて単発のイラスト2枚を投稿したのですが、chichi-puiの投稿ページそれぞれにしっかりめのストーリーを書いたりと、前回とまた違う角度で遊ばせてもらいました!

投稿枚数は少なかったけど、1枚1枚に力を入れられたイベントだったなと!
また、何百という作品が融合して世界観を形作っていく様子を眺めながら、AIイラストとシェアワールドの相性ってすごく良いよなぁと改めて感じていました。

Maidens in Masqueradeシリーズを開始

グランシュライデ参加後、何か新しい連作モノを始めたいなーと思い、「メメント・モリ」や「仮面少女」をモチーフとした「Maidens in Masquerade」シリーズを開始しました。結局私は、悲しみと憂い、そして謎に包まれた少女達が大好きなんだ……

基本的にNiji + SD i2i + Illustratorでの文字入れ + デザインという形で制作。
毎回ちょっとしたフレーバーテキストを入れるようにしているのですが、実はちゃんと背景設定考えたりもしてます。はてさて、お披露目する機会は来るのか……!

これからも頑張って作り続けるぞ!

ファッション誌風合同誌「Chego」への参加

12月、kiriさんに誘われて「ファッション誌風合同誌 Chego」に参加させていただきました。

ここではイラストだけでなく、ブランドのコンセプトから、ロゴ、デザイナーの略歴、専属モデルの背景設定など全てを想像し、練り上げ、誌面に詰め込むという、かつてない密度の「創作」を体験させてもらいました。
タイトなスケジュールにもかかわらず、妥協のない仕上がりになるよう何度も相談にのってくれたkiriさんには、今でも感謝の念でいっぱいです!

また制作を進める中で、他の参加者の方々の作業、考え方、こだわりなど、普段なかなかお目にかかれない神秘を拝見でき、これ以上ない刺激になりました。(ご一緒できて本当に光栄かつ幸運でした……)
この、皆でひとつの雑誌(=世界観)を構成するという経験をへて、自身の創作に対する意識を大きく更新できたような、そんな気がしています!

その他

その他にも、NAIv3で遊んだり、fooocusでSDXLを試したり、Discordのいろんなコミュニティにお邪魔して皆さんと交流させてもらったり……。そんなことしてたらあっという間に終わってしまった、そんな1年だったなぁと思います。とにかく、とにかく楽しかった!
何かに夢中になると、時間ってのはすぐ駆け足になりやがりますねぇ……。

最後に - 2024年の活動に向けて

あっという間に過ぎていった2023年。
画像生成AIに触発されて、人生で最も深く「創作」(そう呼んでいいと、私は思っています)にのめり込んだ、そんな1年でした。

私は比較的「熱しやすく冷めやすい」性格なのですが、こと画像生成を通した活動においては、今なおその熱が絶えません。
何故こんなに長く続けられているのだろうと理由を探してみたのですが、見つけた答えは、結局「誰かが言ってくれる『あなたの作品が好き!』という言葉」と、画像生成AIを通してできた「繋がり」でした。

2023年は、画像生成AIの普及と同時に、かつてない速度でネット上に画像データが生み出された1年だったかと思います。
今やインターネット上に限らず、ビジネスや日常生活においてもAI生成画像を当たり前のように目にし、Twitter(X)をはじめとするSNSのタイムラインでは、毎日数百、数千のAI生成画像が滝のように流れていきます。その中で自分の作った画像に目を止めてもらえることがどれだけ難しく、また幸運なことか。

そりゃあ生成した画像を公開している以上、やっぱり「いいね」をもらえたら嬉しいですし、拡散してもらって、より沢山の人に見てえたら!と思わずにはいられません。そこには普通に普通の承認欲求があります!
そして、もっと嬉しいのが、作品を見て思いを巡らし、文章を考え、スマホに打ち込む時間を使ってまで送ってくれる感想やメッセージ。

「あなたのこの作品のここが好きです!」
「あの作品、とってもお洒落で好き!とくに……(以下長文)」
「この作品良かったので、曲をつくりました!」(実話)

これらの言葉に、一体どれだけ救われ、励まされ、そして元気をもらったか分かりません。世に洪水のごとくあふれる画像の中から、拾い上げ、目をかけ、「好きだ」と言葉を送ってくれる。きっとそこにかけられる時間は、万を超える「いいね」が一斉にタップされる、その瞬間の合計よりも多いでしょう。

そしてわざわざ(実話)なんて書いて強調してますが、「良かったので曲を作りました」なんて、当初は目と耳と現実を疑うくらいの出来事でしたから!しかもめちゃめちゃ良い曲で!生成した画像にぴったりの曲調で!白状すると嬉しすぎて泣いてました。

こうした出来事が、私が画像生成を続ける大きな理由と目標を形作ってくれました。

人によって目標や目指すべき場所はもちろん違いますから、日々の「いいね」の数をモチベーションに活動してる方も多いと思います。
ただ私が作りたいのは「『言葉にしたくなる好き』に届く作品」!ある意味、より欲張りで贅沢な願いなのかもしれません。
でも!だからこそ!もっともっと上を目指したい!2024年はこれを第一目標に、誰かの心に届く作品作りを続けていきたいと思います。

そしてもう一つ、画像生成AIを通してできた「繋がり」。
少し前にTwitter(X)でつぶやいたのですが、もともと私はネットで誰かと交流するようなタイプの人間ではなく、そうした繋がりを持てたのは、画像生成AIを用いた活動を始めてからのことでした。

昨年それはとても新鮮で、楽しくて、大切な時間で。
こうした繋がりを今年はより大切にしながら、また楽しく、そして元気に皆さんとわちゃわちゃできたらと思っています!(だれかがいなくなっちゃうと、すごく寂しいからね!)
そして私自身も、皆さんにたくさんの好きを伝えていきたい!

ではでは、思いの丈もこのくらいにして、2024年も茶々のこをどうぞよろしくお願いします!(あと8か月ですけど……)

……noteモチャントカクゾー!

(新年の気持ちを思い出すため、年始につくった年賀状でも載せておきます!……あ、なんか今年もまだまだこれからだなって気がしてきましたね!ね?)

あけましておめでとうございます!(大遅刻)

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