見出し画像

【つぶやき】自分の過去を振り返ってみた

息子は今夢中になっているスポーツがある。
先日試合の後、元気がなくて心配になった。
自分の事を責める発言を口にしている。

私から見ると、そのスポーツの特性が
彼の性格に合っていないだけに見える。
厳しい練習を毎日続け、休みなんてほぼない。
成績を落とすと監督から厳しい言葉を
かけられるから、
試験前になると部活終了後に
学校に戻って自主勉をしている。
へとへとの体に更にムチをうつ。
そもそもあの厳しさに根をあげず、
ついていってることがすごい。
私だったら辞めてる。うん、確実に。
少し厳しい注意を受けたら
めっちゃ落ち込んでしまい、
そういう事が続けば、
きっと続けるか辞めるかの
二択になっているだろう。

私は看護師として働いていた。
真面目で誰かに媚びをうったりしないことで
周囲と波風立てずにやってこれたと思う。
その一方で、おっちょこちょいで凡ミスも多く
同じ失敗を繰り返し、また時間もかかった。

あの頃の自分の問題点について分析してみた。

・おっちょこちょい
確認不足。
その行為をするにあたって自分なりのルーティンを
持っていない。患者が望むこと全てに応えようと
するあまり、時間がかかった。
優先事項を考えない行動が要因だったと思う。

・凡ミス
薬剤などの取り違えは絶対にやってはいけないから
必ずWチェックをした。
昼休み中で人がいなくても
とにかくスタッフを探し、
自分以外の人の目で確認することにこだわった。
絶対に間違えないために
守るべきことを自覚していたから
取り違えのミスはしなかった。
でも、自分の肌感覚でやることの多くにおいては
ミスをした。
「なんとなく」は間違いのもと。
1度やってしまったミスは振り返り、対策まで
講じないと同じ事を繰り返してしまう。
私はそういった人向けのグッズや、
正確な時間を意識することでミスを少なくできた。

・時間がかかる
優先順位がわかっていなかった。
他の問題と被ることが多いが、今やるべきことでは
ないことをやっていた。
やはりこれも時間がかかったときに
その都度振り返っていたら、原因に
対する対策を講じられたのかもしれない。

自分は看護師という仕事が
重いと感じる。
常にプレッシャーがあり、
その場で判断を求められたり、
その人の健康に自分が関与することは
荷が重い。
自信をもって判断を下すには知識と経験が必要。
知識→勉強不足
経験→忘れてしまう
たとえこの課題をクリアしても、プレッシャーと
隣り合わせは嫌だし、自分の意志でコントロール
できないことが多いのもストレスにつながる。
他部門の方と患者のことについて自分なりの
見解を説明しなければいけないし、
患者ひとりひとりについてゆっくり分析しないと
自分の考えがまとまらないのに
日々の業務でそこまで手が回らない。
看護師として働き続けている方はすごいと思う。
緊急の現場では体力や向上心がある若い
看護師さんが育ってくれることは
本当にありがたい。
人手不足の環境はよくわかっているんだけど、
私はその中で生きていくことがしんどい。

少しづつ自分が満たされる時間が増えてきて
過去のことを冷静に考えられるようになった。
看護師に戻りたいなんて気持ちも
大きくなることはなく、
別の道を探したい気持ちの方が強くなっている。
仕事上の「なんとなく」は間違いのもとだけど、
自分の気持ちの「なんとなく」は大事に
しないといけないなと思う。

最後までお読みいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?