夢の毎月配当生活を月2,300円から!その3

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毎月配当を実現させるため、偶数月に年6回分配される
2648:グローバルX ロジスティクス・REIT ETFをポートフォリオに
組み込みました(実際には購入していませんのであしからず)

次に、奇数月に年6回分配されるETFを選びます。

2648はもとより、上記に挙げたいずれのETFもマーケットメイクの対象です。
売却時に値段がつかない(つまり買い手が居ない)最悪の状況を避けられるため、流通量である出来高の不安要素が低減され、少しは安心して買うことができます。

2648はREIT(日本を除くグローバルの物流施設に投資)ですので、メインと
なるコア資産ではありません

金融資産の形成になり得る有用な投資向け資産として他に、株式債券
挙げられます。

例としてGPIFのポートフォリオのうち約半々が株式および債券を占めます。(REITを含むオルタナティブ資産上限5%まで)

株式は騰落率が高く、長期的に大幅なリターン(それに伴う一時的な大幅下落)が見込まれるという性質から、アグレッシブと比喩(ひゆ)されることがあります。

これに対して、リターンの上限がある程度決まってしまい、下落率もある程度で踏みとどまる債券は、ディフェンシブと言えるでしょう。

なお、上記に挙げたETFは3本とも全て投資対象国が米国です。
2648に上記3本のETFを加えて、いくら比率を変えたところで米国にかなり
偏ったポートフォリオになってしまうことは否めません。

そのため、毎月配当という一つの夢を叶えるためだけのスポット構成であり、ポートフォリオの核にはなり得ません。
くれぐれも、ポートフォリオにこれらのETFを重きに置くことはおすすめしません。

話を進めます。

133Aは、数字4桁ではないティッカーコードを持つ、超短期の米国債ETFです。
どのくらい短期かというと、残存期間1-3ヶ月というド短期です。

ほぼMMF(マネー・マーケット・ファンド)だなと思ってしまいますが、信託報酬が年0.0975%(約0.1%)掛かりますし、隔月分配ですからMMFとは
かなり性質が異なる資産です(それに為替の関係も)

133Aは2024年1月31日に上場したばかりで、分配金利回りが分かりません
直近の分配金(2024/03/24付け5円)から察するに、3%程度の利回り
見込めることでしょう(現時点では「取らず狸の」何とやらですが)
信託報酬を差し引いても、そこそこの配当が得られる見込みです。

直近過去10年間の指標の騰落率を見ますと最低で-5%から最高で14%です。底を打っても知れている下落率と、思っている以上に伸びる騰貴率です。
(安全な資産の駆け込み先とされているためでしょうか)

ほかに米国債の円建てETFのデュレーションでいうと、1-3年7-10年20年長が存在します。

20年長の米国債は、昨今の高金利情勢から債券価格がドン底にあり、とても
積極的に手を出せません

私は過去に生の長期米国債を所持していましたが、リバランスのために手放せば購入価格からかなりの価格を差し引かれて売却することになるため、全く持っておすすめしません。ETFでもしかりです。

米国債、それもETFで持つとしたら短中期の7-10年程度に収めることを勧めます。
なお、円建ての米国債ETFはiシェアーズが揃えていますが、いずれも信託報酬が0.154%と高めです。

いくらリスクが低い短中期の米国債といえど、金利および為替差により、利回りから信託報酬を差し引いたら、トータルリターンがマイナスも十分にありえます。

当たり前ですが、絶対に値が下がらない資産などありません。


超ド短期の米国債133Aだけで文章が長くなってしまいましたので、次回以降に残り2本の米国向け円建てETFを紹介します。