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ゼリーとするめとカップケーキ

大好きなうさぴーへ

歩くことが増えるとポッドキャストを聴く時間と考え事が増えます。晴れていると後者がより増えるのは不思議です。今日はちょっと赤裸々を意識してみます。セキララ、やたら粘度が低く光をはじきそうな見た目、聞いた耳?をしながら詐欺ですよね。例えばRじゃなくてLですよね。きららちゃんという文字どおりキラキラネームの友達が小学校にいましたがせきららちゃんなんて絶対いませんから。きららちゃん、長い黒髪を垂らしていたな。

最近新しい人と会ったり新しい文体を読み漁ったりすることが多く、自分が惹かれるメカニズムの分析を試みておりました。文章の方がわかりやすいしもともとそちらで考えていたのですが、まずは言葉を大事にしていること。そして、それ補集合じゃん全部だから要因は別にあるじゃんとか言わないでくださいね、わかるから好きなものとわからないから好きなものがありますね。内側と外側。例えば自分とものすごく似ている人、特に早くやめたいなと思っている癖なんかを発見してしまうともう嬉しくなっちゃいます。あ~やっちゃうよねそれ。満面の笑み。行間の飛ばし方がちょうどいいと、呼吸が合うのでいくらでも読んでいられます。もう1つは、もうちょっとでわかりそうだけれどわからないというパターン。ちょっと違うな、わからないのだけれど、何かわからないものがそこにあるという認識まではできるくらいの感じです。(幽霊とスープがくっついているのってなぜだっけ。)そそられます。反芻します。数日後に戻ってきたりします。この2つのミックスが多いんですけどね。内容は新しい頭の使い方をさせてくるけれど、書く順番が心地よい場合とか。これはよくないと思うのですが、人に関してはその「わからなさ」の感触をもとに分類しそうになります。反粒子が生まれても粒子と出会ってすぐ消えるみたいにしようと思っている思考の一つが、だいたいの人間のパターンには出会ったんじゃないか、という思考です。せきらららら。絶対そんなことないと思うよ、私!でも重なり部分が今まで出会った誰とも全くない人間なんてのは、ひょっとしたらほとんどいないかもしれませんね。すぐ、この人はあの人とこんなところが似ているかもしれないな、とか考え始めます。この考え方のいいところは、そんなに性質を見て記憶の引き出しの上の方に置いている人なんていうのは好きな人たちなので、新しく知り合った人に好きな人の色が少し見えることです。

新しい人の文章を読んでいるのはすごく楽しいんですが、日々を浪費しているような気持ちにもなります。例えば日本が好きな人と日本人が集まるサークルがやたらと楽しいことも、なんだか素直に喜べないような気がします。それこそ外側から日本を見るわけですから、言語化してしまうと別にそれくらいいいんじゃない、という気がしてきますが。こんな遠くへ来て私は何をしているんだ。私よりもいい時間と機会の使い方をできそうな人がたくさん思い浮かぶじゃないか。迷った時にあなたならどうする、と相談できる心に住む友達に、珍しく影が落ちます。自意識過剰かな。交換留学なのだから当然、報告書なるものもありまして、今日思い出して、報告できること、あるかな。予想外というのは発見ですから、あるにはあるんですけど、報告というよりやぎのお便りくらいのものだといったらやぎさんに失礼ですね。

今日はアメリカのThanks givingで、イギリスでも寮の受付の前にご自由にどうぞのカップケーキがたくさんおいてありました。のっぺりした色で無料だしで期待せずに食べて、おいしくてびっくりしました。期待を差し引いてもこの間2ポンド出して買ったケーキと同じくらいおいしかったな。thanks givingって日本だと働いている人へthanksということで勤労感謝の日になるっていう仕組みなんでしょうか。ごめんなさいをありがとうに変える運動をさぼっていました思い出させてくれてありがとう、thanks for the cupcake!! 思い切って告白しますが、1個目をだれもいないキッチンで食べて、出かけて帰ってきたらまだたくさんあって、もう暗いし、作る側にとって売り切れほど嬉しいものはないし、2個目を持って部屋に戻って、カップケーキもらってきた~とギリギリ嘘じゃないことを言いました。

最近自分の日記でやっている、書きながら流れた曲リスト。YouTubeが作ってくれるプレイリストって、絶妙に偏っていて好みの教育に日々いそしんでいます。地球儀、ばらの花、エイリアンズ、その線は水平線、スパイダー、アルジャーノン、都落ち、ワールドエンド・スーパーノヴァ、ありがとさん。今日はちょっと時間かけすぎかも。

2023.11.23

P.S. 電気を太陽と勘違いしているみたいな葉っぱ、あまりにも好きで昨日から連日写真を撮ってしまいました。がむしゃらにそのまま突っ走って、春の強い日差しを受けて我に返るとしても私は見届けられないなー

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