誕生日あった?

大好きなうさぴーへ

忘れないうちにふとした思い付きを。今日は母の誕生日で、電話をしました。それで考えていたのですが、人に会ったときの自然なあいさつで誕生日を聞く文化があったらおもしろいと思うのです。英語をはじめヨーロッパ圏ではだいたいHow are you? でしょ、そしてその日の調子からその理由として最近のことに会話を広げようともくろんでいるわけです。こういうあいさつは多分結構いろんな文化圏にあって、例えば中国語では”吃饭了吗?”と聞くんですけどこれ大好き。ご飯食べた?と聞くんですよ、さすがおいしい国。最初に言われたときは真面目に、えーっと何食べたっけ、とか考えていたら、これはただのあいさつなんだよ、うん、とか適当に答えておけば良いんだよ、と教えてもらいました。中国語には他にも、朝学生に会って「学校に行くの?」と自明なことを聞いてうんと答えるというあいさつもあるそうです。そういえば、夏目漱石の小説で「挨拶」が返事というような意味で使われていておもしろかったです。回り道をしすぎなんですけど、誰かにあった時に、「誰かの誕生日とかあった?」と聞く文化があったら楽しいだろうな、と。過去でも未来でも近くの誕生日について話せば、何をするのかとかその人はどんな人なのかとか、結構楽しい会話が生まれるんじゃないかな。人の友達とか知り合いの話を聞くのが、好きです。それに、なるべく人の誕生日というのは忘れたくないのです。私の余裕の有無は人の誕生日を忘れるかどうかとSpotifyの広告にイライラするかどうかでだいたいはかれます。だから、さすが誕生日の国、があったら素敵です。卒業とか引っ越しとかエントロピーにしたがってとかで別れてしまったけれど忘れたくない人がいたとして、誕生日を祝うっていうのは良い口実じゃないですけど、絶好の機会なわけです。年賀状のさらにその先みたいな感じ。私の誕生日祝いに自分の近況報告を長文でくれる友達が1人いてすごく嬉しいです。言語は思考を支配するかというのはよく議論されることですけど、少なくともこういう文化的な面では正しいと思っています。日本語を話しているうちは、今週がどんな週だったかの言語化を絶えずストックしておく必要はありませんから。最近 nothing crazy と友達が言っていて、真似してみようと思いました。

日記というものは何も聞いてこないけれど、そういう方がいっぱい答えてしまうものですね。今日は朝はパン、昼は卵がズタズタになっていたけれどキッチンにいた子がしきりにおいしそうと褒めてくれたオムライス、夜は昨日大量に作ったポークビーンズとレタスとご飯。タッパーの上の方とはつまり鍋の下の方で、ちょっと焦げていました。

母に、日本人同士が仲良くなるのは当然のことで、それを否定するのはもったいない、いつか専門分野で人とかかわる時があればきっと国籍関係なく関われるよ、と言われてすごく嬉しかったです。こういうことは普段こっちに移すときに消すんですが、前にそんなことを書いたので…

2023.11.27


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