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誰でも出来る!満足度が高まるオンラインイベント開催のコツ

お茶でシゴトをつくる人、茶人です( Twitter / Instagram

▼まずは簡単な自己紹介です

私はフルタイム会社員(百貨店) × お茶のコンテンツづくり(茶人活動) × ◯◯ と、いくつかのなりわいを組み合わせた複線的生き方を志向しています
シゴトや生き方を限定されるとしんどい、組み合わせることでもっとしなやかに生きられるはず!という想いで、色々な切り口から情報を発信しています。少しでも読んでくださる方の生きるヒントになればうれしいです。

今日は「誰でも出来る!満足度が高まるオンラインイベント開催のコツ」というテーマで解説していきます。
今日のnoteは
・コロナでリアルイベントがやりにくい
・誰かとオンラインで集まるイベントをしてみたい
・オンラインでイベントをしたことあるけど、参加者の熱量をもっとあげたい
という方には響く内容だと思います。仕事のオンライン会議にも通じる内容なので、ぜひ読んでみてください!
それではいきましょう!
(ちなみに今回の記事は、行政や学校が行うような一方通行のオンライン配信ではなく、事業者が顧客とより深くつながるためのオンラインイベントを想定しています)

▼1. オンラインイベントの企画方法

そもそも何でオンラインでイベントを開催するの?と思われるかもしれませんね。
以前こんな記事を書いていまして、自分の好きなことで情報を発信するときにはイベントってとても有効なんですよね。
誰でも出来る!働きながら”好き”でイベント企画する方法【概要編】
誰でも出来る!人が集まるリアルイベントの企画・開催の方法【実践編】

同じ趣味嗜好を持った仲間と出会えたり、自分の活動を応援してもらえたり、イベント開催にはたくさんの良いことがあります。
コロナさえなければオフラインでやるとよいですが、いまは集まることにハードルがあるので、それならばオンラインでやりましょうという感じですね。

リアルでできないのかーだからのオンラインなのね、と思われました?でもですね、これってちっともネガティブなことではないんですよね
オンラインだからこその出来ることや魅力ってたくさんあって、これを「オフラインイベントが出来なかったから、その代わりとしてのオンラインイベント」と捉えてしまうとオンラインの良さを捉えきれなくなってしまいます

企画方法のポイントは、オンラインだからこそ出来ることを意識する、です

●具体例
具体的にお茶会で例を挙げますね
「埼玉狭山・静岡掛川・京都宇治 煎茶飲み比べ」というイベントがあったとします。それぞれの産地の茶農家さんとは通常のイベントでは会うことはけっこうたいへんですよね?埼玉、静岡、京都の農家さんにどこかに来てもらわないといけない。交通費はもちろん、農家さんの時間も奪ってしまう。時間的・金銭的コストが発生してしまいます。
そこで、オンラインイベントです。
ZOOM等でそれぞれの産地とつなぐと、農家さんも気軽に参加者と話せるし、参加者にとっても自分が飲むお茶をつくってくれた人と直接話せると言うメリットがあるんですよね。茶農家さんにとってはさらに、他の産地の農家さんとつながれるというメリットが出てくるかもしれません。

オフラインでは出せない”ならでは感”を企画に盛込むことがポイントです。
オフラインができないからオンラインにしよう、ではなく「最初からオンラインでなければ出せない強み」にフォーカスを当ててイベントを設計していきましょう。

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▼2. 当日の満足度アップの秘訣

・ライティングを適度に
・声のボリュームは大きめで
・Wi-Fiはしっかり
などの最低限のことはこなしましょう。これらは言わば「ひのきのぼう」「ぬののふく」的な最低限の装備です。
これらに付加してポイントになるのが、「没入感」と「関わる余地」の演出です。
みなさんがこれまで参加したイベントを思い返してみてください。
どんなイベントがパッと頭に浮かびましたか?そしてそれは、なぜ楽しかったのでしょうか??

私は以前からこの2つをポイントにイベントを設計しましたが、2020年末にそれが確信に変わるイベントがありました。ご覧になった方も多いでしょう、「This is 嵐 LIVE 2020.12.31」

我が家でも奥さんの行動からその満足度の高さを伺い知ることが出来ました。
普段は機械オンチな奥さんがこの番組が観たいがために、事前にオンラインで申込みをし、必要なケーブルを家電量販店に買いに行き、ネットで調べながら自分で配線を済ませ、Rizinが観たいという私を「なぜこの日にThis is 嵐を観なければならないか」理論で論破してきました(その突破力はエッチな番組を見るために教わってもいないパソコン操作を勝手にしはじめる男子中学生を彷彿とさせた)
そうして始まったLive中は、友人たちとのいくつかのLINEグループを渡り歩きつつ、キャーキャーいいながら歌をうたい、踊り、年越そばを食べようとする私を「なぜ今感謝カンゲキ雨嵐を一緒に踊らないのか」理論で攻め立ててきました。
そしてLive終盤、嵐メンバーにサプライズメッセージを送ろう企画となったときには「ニノに届け、、ニノに届け、、、」と言いながら画面に向かって一心不乱にメッセージを打ち始め、最後に画面にメッセージが出始めたときには、まるでイエスキリストが降臨したのをみた信者のように感極まっていらっしゃいました。 #いらっしゃいました
この一連の動きからみても、This is 嵐イベントへの奥さんの満足度がいかに高くなっていたか、推して知るべしでしょう。
つまり、
没入感=リアルタイム性、友人と見るという共感性、身体を動かす身体性
関わる余地=自分のメッセージが嵐に読まれるかもしれないという期待

がイベント満足度を高めたんですよね。

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私は嵐じゃないからそんな満足度を出すのはムリだよって?そんなことはありません!微々たる施策でも、オンラインイベントの満足度を高めることは可能です。ここでは、ZOOMでイベントをやる際のポイントを挙げておきますね。

<没入感>
・表記される名前を変更してもらう
・バーチャル背景を活用する
・ブレークアウトルームでは、距離的に遠い参加者を同じ部屋にする

<関わる余地>
・チャットを活用する
・話す量は主催者4:参加者6くらいを意識する

●具体例
今回もお茶会を例に取って具体的に見ていきましょう。先ほどと同じく、「埼玉狭山・静岡掛川・京都宇治 煎茶飲み比べ」というイベントを行うとします。

<没入感>
まず名前の変更です。この意図は、受け身的から主体的への参加意識の転換です。勝手に表示されている名前に変更を加えることは、そのイベントに主体的に関わる意思表示になります。よくリアルイベントで、入り口で名札を渡し手書きで名前や呼ばれたい呼び名を書かせるのと同じですね。

次にバーチャル背景です。このイベントの場合、私は事前に各産地の農家さんに茶畑の写真を送ってもらい、参加者に送付しておきました。好きな写真を背景にしておいてください、としたんですね。当日は見事に緑色の背景が並びました。これは、自分の選択を他者に働きかける効果があります。
実際にこのイベントでは、写真を選んだ参加者とその産地の農家さんに交流が生まれたり、同じ写真を選んだ参加者さん同士で会話が生まれたりしました。次の「関わる余地」にも通じるものですね。

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さいごに。ZOOMにはブレイクアウトルームという機能があって、参加者をグループに分けることが可能です。このときには、普段は距離的に会わないような方同士を同じ部屋にして交流を促すことも効果的です。

<関わる余地>
チャット機能を活用し、誰かが話しているときでも「それいい!」「ここが気になる!」などの感想を積極的に投稿してもらいましょう。リアルイベントでいえば笑い声のようなイメージです。話し手・聞き手双方のマインドが高まります
また、「好きなお菓子を持ち寄ってください」などと言って、当日何を持ってきたか話してもらったり、飲んだお茶の感想をお話してもらったりと、参加者にスポットがあたる機会を増やすようにするのも効果的です。※一方通行のイベントの場合は除く

細かいですが、当日を盛り上げるコツとして覚えておくとよいでしょう

▼3. これからの必須スキル!?オンラインイベントで大切な2つの力

このようなオンラインイベントは、今後益々増えていくでしょう。コロナが明けても、その利便性から一定程度残ると思います。また、会社でもオンライン会議は増えていくでしょうね。その際大切になるスキルを2つご紹介します。

・コミュニケーション力
・共感力

<コミュニケーション力>
そんなのあたりまえだよ!と侮るなかれ。オフラインのとき以上にこのスキルは大切になります。ZOOMイベントでは、参加者と1:nで話しながら、1:1で会話している感じを出すことを心がけましょう。
具体的には、PCやタブレットで回線をつないでいる際、目線は画面上部のカメラを見ておきます。これで、参加者の方としっかり目線があった状態になります。また、相槌やうなずきは通常の会議の3倍くらいやる、という意識でいしましょう

<共感力>
参加者に共感する、寄り添う姿勢です。ZOOMイベントをやってみると分かりますが、言葉を発した直後の他の参加者からのリアクションは、リアルのときよりコンマ数秒遅れます。ここで不安感を感じてしまう人、多いんですよね。話してくれたことを反復する、他のメンバーへ意見を求めるなどを行い、せっかく言葉を発してくれた人が孤独にならないようにしましょう。

いかがでしたでしょうか?
イベント開催について、概要編・詳細編・オンライン編と3部作でお送りしてきました。自分の好きなことがある、誰かと話してみたい、けどどうやっていいかわからない、という方の背中を少しでも押すことが出来ていたらうれしいです。

このnoteでは、生き方を複線化するいろいろな手法を発信しています。
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