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りんご音楽祭に行った(2017/9/23於アルプス公園)

「世の中にはラッキーやハッピーがいっぱいあるよね」

 9月中下旬の松本市アルプス公園は、THE過ごしやすい。この時期ここでイベントしますって決めた時点で、勝ち!みたいなところがあるんだけど、今年もご多分に漏れず爽やかな風が渡る晴天で、終日秋を感じながら気持ちよく過ごせた。

 【過ごし方】GOCOO→子と滑り台→ソルトインの焼きパスタ食べながらトークブースで廃墟の話→CHAI→マッサージ→子と遊具エリア→シブヤ系セッション野宮真貴 

■GOCOOを前回観たは一年前の別所神社。夜の神楽殿で松明灯る中だった。今回は朝一番。バチが真っ直ぐに上がった先には天が見える。演者が皆晴れ晴れとした表情で叩いている。目覚めさせられるぅ!たぎるぅ!プリミティブなところに確かに届くパフォーマンスはやっぱり圧巻でした。

■ CHAIは客の煽りが上手くて、繰り返すフレーズがクセになる。we are 可愛い可愛い言ってて、なんかもう自虐wwと失笑していても、一緒にエキサイトしているうちにだんだん可愛く見えてくる。怖い。あの子たち、怖いわ。 

■90年代中高校大学生だったワタシにとってシブヤ系の権化のような野宮さんのパフォーマンスは外しがたったわけで。赤いトレンチコート風のワンピースにりんごベレー帽。からのー、キラキラワンピースという衣装替えサービス。安定したボーカル、姿勢と指先まで完璧にスタイリッシュ。ああ、お洒落ってこういうことかと。単に今風とかそういうことでなくて、時と場合と自分をよくわかって、隅々まで抜かりなく人を魅せること、うん、そういうこと!
あのころの私は些細なことでもラッキーやハッピーを感じられて、毎日宝石に囲まれていたなぁ。たくさんのラッキーやハッピーを重ねてここにいるし、出会えた子には毎日頬ずりしたくなるもんねぇ。と、感慨に浸るなどしていた。 

というわけで3組しか観られなかったけどまずまず満足。

 フードは地元の出店も増えて、確実に美味しいものが食べられるようになった。なかでも、がねいしゃさんは常に人が並んでいて大人気。安定のカオマンガイはもちろん、夫のをひとくち味見させてもらったドライグリーンカレーがとても美味しかった。次、何かの折にはこれお腹いっぱい食べたいよ。ソルトインさんの焼きパスタも野外出店と思えぬくらい良い塩梅で味が整っていて、全種類食べ尽くしたかったよ。 

初めての試みはマッサージ。ちょっと前までは、ひとつでもたくさんのステージに行かないともったいないと思っていたよね。これが近年は音楽が流れている場所でふわーぁっできればいいですねぇ…という姿勢で、や、単に老成してきたということなのかもしれないけど。とにもかくにも、少し遠くに音楽を、近くに森の虫の音を聴きながら、セラピストさんに身体を委ねる時間は至福でございました。 

ここ数年くらい混雑していたけど、今回は割と空いていたと思う。動線がよくなったし、トイレはどんどん増えるし、ゴミはどんどん減るし、ぬかるみも対策してあるし、至極快適で運営の弛まぬ努力がうかがえる。トークブースはあんな簡易で冷やかし程度に通り過ぎるのはもったいないくらいのコンテンツで、りんごトーク祭単体でやったらいいのにってくらいの厚みだった。夜はプロジェクションマッピングもあって、趣向が凝らされている。前述の通りフードも年々充実して美味しい時間も過ごせる。
過去このフェスに貢献してきたアーティストや大物や一般ウケするアーティストに拘らず(や、内情はよく知らんけど…)、ロケーションと居心地のよさと新鮮さを追求して変革していくなら、それはそれでいい。
子が同伴だと、はじめから、これを見よう!と固い意志を持っていないと、子のペースで1日終わってしまう。夫の天性のアンテナを頼りに、一緒に並んでステージを観ることも難しくなった(夫婦のうちどちらかは子対応)。なので、知らないアーティストをふらっとのぞきにいって、はまって帰ってくる・・・みたいな楽しみ方は遠くなった。
そうなると、なおさら場所自体の居心地のよさ楽しさは重要。こんな感じでりんご音楽祭が続いていって、私たちも少し余裕が出てきて、また新しい音楽との出会いがあるといいなぁ。 

木々の緑をくぐり抜ければ違う景色で、違う音が鳴って、皆あちこちで好き好きに楽しんでいて、パーティーのような空間だなぁと改めて。
地方都市の、小高いところにある森だか公園だかみたいなところで、ちょっと変わったパーティーやってます、素敵な出会いありますよ、みたいな。
あなたの楽しみ見つけてくださいね、と委ねられているかのような。

 来年は10周年、期待しています。

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chaka

演劇とか大道芸とか落語とかの感想
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