タイトルの通り香港チャンピオンズマイルの印と全馬寸評を書いていきます。
※馬名の前の数字は馬番です

印

◎ゴールデンシックスティ(①)
文句なしでここも完勝まで。
○ヴォイッジバブル(②)
本命ほどではないが、この距離ならやれる馬。
▲ビューティーエターナル(③)
近走上がり調子でここも期待。
△エルトンバローズ(⑧)
前走は度外視で能力を評価も、初の香港はどうか。
☆ギャラクシーパッチ(⑨)
能力上位も距離適性は未知数。ハマれば好走。

④ビューティージョイも能力では③と遜色ないが、安定感まで意識すると③と⑧の間。
⑤オオバンブルマイは予算次第だができれば抑えたい。⑩レッドライオンも同様。
⑥ブレーヴエンペラーが今回の超大穴枠。このメンバーで見劣りも、勢いのままの入着はあるか。

全馬寸評

①ゴールデンシックスティ

獲得賞金世界一の名馬。重賞、リステッドで着外経験なし。

昨年の香港マイルについても文句なしの内容で、下した馬のその後のキャリアからもこの馬の異様なまでの強さが感じられる。
レース間隔については問題なし。前走が昨年のこのレース以来の出走であの勝ちかたなら不安は一切ない。
馬齢的に衰えが来てもおかしくないという点は決して否めないが、仮に衰えが来たとしても勝ち負けまでやれる馬。議論の余地なく本命に。

②ヴォイッジバブル

今年に入ってからスチュワーズカップの1着にゴールドカップの2着と好調。

ゴールドカップではロマンチックウォリアーの得意な距離でクビ差まで肉薄しており、かなりの力を感じる。
前走のドバイターフは展開的にも厳しそうで、あまり割引すぎる必要はないだろう。昨年末にも離されはしたがゴールデンシックスティの2着と検討。ここも順当に期待したい。

③ビューティーエターナル

昨年末の香港マイルこそ6着に敗れたが、今年はスチュワーズカップとチェアマンズトロフィー (G2) で2着と好調。

スチュワーズカップはヴォイッジバブルがかなり良い内容。チェアマンズトロフィーについてもビューティージョイがよく伸びていた。いずれもやや離れての入線とはいえ、相手の勢いを鑑みればしっかりと2着に入っている点を評価しても良いだろう。
一気に勝ち負けまでの印象はないが、しっかりと抑えたい一頭であることは間違いない。

④ビューティージョイ

昨年のこのレースで2着。そこから好走と凡走を繰り返しつつ来ており、今年もスチュワーズカップの3着から2連続で着外の後、前走はチェアマンズトロフィー (G2) で快勝 (動画はビューティーエターナル参照)。
かなりムラがある馬で、平均的な能力はエターナルと同程度と見るのが吉か。こちらの方が着外の可能性は高いが、抑えないという選択肢はない。

⑤オオバンブルマイ

アーリントンCを勝ってNHKマイルは3着。その後はゴールデンイーグルで1着と異色の経歴。注目を集めたドンカスターマイルは13着と厳しい結果に。
非常に気になるのがNHKマイル組の成績の悪さで、この馬に関してもゴールデンイーグルを高く買うべきなのか、NHKマイルとドンカスターマイルを軸に評価すべきなのかはかなり悩む。
臨戦過程もやや気になるところ。ここは余力があれば拾う程度にとどめて、着外も大いにあり得るという姿勢でいきたい。

⑥ブレーヴエンペラー

イギリスからの参戦。G1は初挑戦だが、重賞で8戦して着外は1度のみ。現在も3連勝中と勢いを感じる一頭。前走の公式映像は見当たらず。
ここもある程度期待したいが、前走の愛サラブレッドマーケティングカップでの2着と3着がドバイターフで惨敗していることを考慮すると、レベルは十分と言えない可能性が高い。
非常に興味が湧く馬だが中心視はかなり危険。予算次第では消しもある。

⑦シャンパンカラー

昨年のNHKマイルを買ってはいるが、そこからは相当な不振続き。唯一のチャンスは馬場が渋る可能性だが、そこだけでこの馬に賭けるのは流石に不安。見送りで問題ないはず。

⑧エルトンバローズ

ラジオNIKKEI賞 (G3) と毎日王冠 (G2) を連勝。マイルCSの4着もそこまで悪くはない内容。中山記念はまさかの9着も、距離や道悪を考慮すればそこまで悲観する内容ではないか。
ここで再スタートと行きたいところだが、当日の馬場がどこまで回復するかは微妙。初の海外遠征もあり、若干不安な印象。ここは相手までに留めておきたいところ。

⑨ギャラクシーパッチ

クイーンズシルバージュビリーカップでカリフォルニアスパングルの2着に香港ダービーでマッシヴソヴリンの2着と距離を問わずに健闘。

レースレコードのマッシヴソヴリンに肉薄しての2着にはかなり力を感じる。やはり課題は距離か。マイルをこなせれば入着も見えそうだが、流石に判然とせず。相手としては抑えるが、対抗まで行けることはないか。

⑩レッドライオン

前走はチェアマンズトロフィー (G2)で3着(動画はビューティーエターナル参照)。前々走はクイーンズシルバージュビリーカップで3着とそこそこ順調だが、前から離されての入線が続く一頭。
上位が拮抗している中でどこまで付け入る隙があるかはかなり怪しいが、近走上がり調子で来ていることも確か。相手として抑えられると安心ではあるが、このメンバーでどこまでかは半信半疑で予算次第で消せないこともないか。

⑪タージドラゴン

年明け初戦のチャイニーズクラブチャレンジカップ (G3) で1着も、そこから3連敗。掲示板を外すレースが続いており、流石に厳しいと見て良いだろう。順当に消せる一頭。

馬券の組み立て

単勝

①のみで。あまり魅力はないが単勝派なら。

複勝

こちらも①をがっつり。

ワイド

①→②③⑧でトリガミにならなければ。
高め意識なら②③→④⑥⑨⑩

馬連

①→②③⑧で。

馬単

同上。

枠連

なし

三連複

安牌：①②③④⑧ボックス (予算次第で⑨)
高め：①②④⑥⑨ボックス (予算次第で⑤)
フォーメーションA：①→②→③④⑤⑥⑧⑨⑩
フォーメーションB：①→②③⑧→②③④⑤⑥⑧⑨⑩

三連単

2頭軸：①②軸マルチで相手③④⑤⑥⑧⑨⑩
フォーメーションA：①②→①②③⇄①②③④⑧
フォーメーションB：①②→①②③⑧→①②③④⑤⑥⑧⑨⑩

流石にロマンチックウォリアーを消すのは難しい。相手を広く買うか、そもそも馬券に手を出さないか。休養明けを意識しての2着付けは夢があるかもしれないが、期待しすぎないように。