川崎 CLUB CHITTA' について

神奈川県川崎市川崎区小川町にある大型ライブホール
【CLUB CHITTA' (くらぶ ちった)】

この場所に纏わる自分語りを書いていきたいのだけど川崎と言えばBAD HOPということで、
『川崎区で有名になりたきゃ、人◯すかラッパーになるか』 
T-Pablowに似たフロウで自分も韻を踏んでいこうと思う。
所々、韻を隠して書いてみるので暇な人は探して見つけてみてください。

"9月3日、暮らす実家から砕け散ったクラブチッタへ上手く行ったら僕がツイッターする"
こんなペースじゃやっていけないよ。


・2016年10月21日
僕は一人のアイドルと出会った。
ベボガ!【虹のコンキスタドール黄組】のぺろりん先生こと鹿目凛さん。
名前は知っていたがアイドルだとは知らなくて、初めて行ったリリイベが心に響いてファンになった。
当時のベボガ!はクラブチッタのワンマンを控えて、パフォーマンスを鍛えていた。
先生の手描きで絵が綺麗なフライヤーがファンの心を繋いだ。
一生に一度の成人式を捨てる先生の覚悟に全員士気が上がって年明けワンマンを盛り上げようとしていた。


・2016年12月5日
アニメイト新宿のリリイベ。
MC最後のワンマン告知。
チケットの売れ行きにブレーキがかかったのか、動員に不安な先生は涙を流してしまった。
感情の波が彼女の涙を誘ったのか。
これじゃ特典会でトーク展開することもできないだろう、と思ってたら先生は凛々しい姿で出てきて特典会もこなした。
写るチェキの目は少し潤って、売るのって大変なんだなと痛感した。
身の丈に合わない大箱でやるプレッシャーが快速列車のように押し寄せていたのかも。


・2017年1月9日
川崎クラブチッタ
直前まで動員の不安を抱えてたけど、ファンの掲げるペンライトは想像以上に多くて、ソールドアウトまでいかなくてもホール埋まるところまで入ってた。
グループの規模から見たら大成功。
夢を抱いていこうと思えた。

チッタワンマンの成功から立て続けに出すシングル・アルバム。
メジャー進出企むほど勢いに乗り、僕は海外遠征も行き毎回先生の最大限成功を祈った。
やっと芽が出るメジャーデビュー、にも関わらず、ベボガ!は解散を発表した。
脱退からの不仲説など、たった今始まったことではないけど。
色んな要因を容易に語るのは不用意なので辞めとく。


・2018年9月23日
解散の地は川崎チッタ。
彼方に散った夢や願いを乗せてヲタク達が集まる。
全曲ライブで今までの全記憶を辿った。
ちゃんと観るには感情移入し過ぎた気がする。
最後のパフォーマンスで最高の歌唱・ダンスを披露して、ベボガ!は解散した。
財産をたくさん残して。
べボボ最後のオフ会の深い話をしたかった。
この飲みに参加しなかったのはヲタ活の数少ない心残り。
遠ざかる仲間を横目に大阪に向かった。
解散の翌日にリリイベ大阪なんて、大らかなのか大馬鹿なのか分からないムーブだった。
推しはどんな気持ちか。
夜行バスが交差する間、考察した。
今思うと人の心を捨てないと行けなかったかも。
情緒不安定、朝食なんて摂れなかった。
こっから先はテーマと外れるのでこの話は無し。


・2024年1月8日
またも川崎チッタが別れの地。
流れ落ちた涙を思い出す。
空野青空さん卒業ライブ、僕のスタイルでは知らないことは語らないけど、空野さんは先生と歳も近くYouTubeチャンネルをやってたこともあり他メンバーよりは知った気になってた。
先生は思いっきりトリッキーだから二人の関係は恐らく空野さんが相当気を合わせ成り立つ、だから旅立つのは寂しかった。
よく言う『あとから実感』
あれホント嫌い、今その瞬間に実感したい。
"景色"にアーカイブはあっても"瞬間"にアーカイブは無いのでね。
魅力的な空野さんを見とくべきだと思った。

プラネットアンセム

うずくまってしまった。
酸素が薄くなってる気がした。
周りのヲタクが前を開けて僕を入れてくれた。
僕がプラネットアンセム好きなの知ってたから。
だとしても、推しパートで前動くならあるけどグッドフレンズ、一曲全部開けてくれた。
今さら申し訳ない。

アイドルらしく振る舞った空野さんの明るさ・清々しさに包まった気持ちで公演は終わった。
また川崎チッタを最後に会えなくなるヲタクもいるかもしれない。

後日ご本人の話で、空野さんリクエストでプラネットアンセムが入ったらしくて、頻度が増えてきたことのヒントが空野さんだったら今度は減るかな。
今後会えるかな?と不安になり空野さんを引き止めたかった。

今さらながら空野青空という名前は凄いと思う。
ほんの少しでも病んだらなんだか違う気がするし、コロナ禍でこの名前を維持するのもイージーじゃない、自分だったら名前を背負う事に恐怖を感じてしまう。
色んな解釈があっても異論がないのはプロフェッショナルである証拠かもしれない。
空野青空、ホカホカのご飯を食べて欲しい。

ほか弁じゃないけど、他メンバーを愛するにはどうしたら良いのか。
僕の好みや曲のことについて、もっと早く語りたかった。
その人について素人だから知ろうとしなかった。
推しと絡まない限り、対価を払わない限り。
自分が他推しからの障害じゃ商売の邪魔なだけ。
ヲタクが出来る最大の貢献は積むことでも通うことでもなく、
"推しの邪魔をしない"
自分の存在が疎ましくなったらおしまい。

改めて確認できた自分とクラブチッタとの淡い物語。
ヲタクする上で避けられない解散や卒業、
大半は目標に届かなかったりするのかな。
美しい終演やその後の印象、その子の一生に欠かせない場所としての責任が少なからずあるのなら、クラブチッタは自分的に適任だと思う。
閉じていくライブハウスも多い、大分カオスな世の中だけどずっと残って欲しい箱の一つ、自分にとっての川崎クラブチッタ。

他の人のライブ会場や場所に纏わる話も聞きたいので、いつかなにかの形で聞けるといいな。

最後までご拝読ありがとうございます。
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