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強者しか認められない世界で、弱者の私は夢を叶える。


誰もが自分のことを「弱い」と思うことがあると思う。

私は特に自分のことを卑下してしまうことが多々ありました。

誰に首をしめられているわけではないのに、自分のことを諦めてしまうのは何故なのか。特に、就活や転職などの人生の転機で「自分の強みが分からない」「自分は他の人よりも優れた経験をしていない」「夢がない、やりたいことがわからない」と、自分に迷い始める傾向にあるような気がします。

最近気付いたのは、殆どの"それ"は思い込みであること。自分の中には本当は「強い部分」や「やりたいこと」があるのに「こんなの大したことじゃない」「自分にはこんなのできない」と、自分で自分を制限することが無意識に発生しているのだと思います。

私も小学校2年生から去年まで、そのような脅迫観念に囚われ続けていました。その立場から、今は「弱者の戦略」を提唱していきたいと考えています。

↑こちらの記事でも、「弱さ」を差別化していくポイントを書いて頂きました。

弱者の戦略とは、「自分を弱者と思い込んでいる人が、どうやって抜け出すか」の戦略です。それは、私のようにスペックも高くなく、キャリアも綺麗ではない状態からが地道に積み上げてきた過程を話すことから始まると思っています。

4/29から、1年前から「絶対やろう」と願い続けていた「TABETEというフードロス削減サービスをローンチしました。

1年前までは新卒で入った会社の同期の中でも一番能力が下で、「自分にサービスを0から運用するなんて、無理だろ...」と思い込んでいたような私が、なぜ願いどおりにサービスをローンチできたのか。それまでの精神的な葛藤や、自分が好きなことにたどり着くまでの方法をなるべく0から具体的に書き留めておこうと思います。

【もくじ】
・自分を「弱者」と思い込む原因→「人生を棚卸ししていないから」
・夢の見つけ方→「メタ思考×共通項を探す」
・夢の伝え方→「自分のストーリーをわかりやすく語れるようになる」
・夢の叶え方→
「目標を明確に持ち続ける×発信力


自分を「弱者」と思い込む原因とは何か?
人生を棚卸ししていないから

自分で自分の「強み」や「やりたいこと」に気が付けないのは、「自分の人生の棚卸しをしていないこと」が原因だと思います。現在の自分は、今までやってきた無数の選択の上に成り立っています。意識的、無意識的な選択を含め、人間は1日に約9000回の意思決定をしていると言われています。それだけの意思決定には、必ず自分の傾向が表れているはず。そして、何かに突出した部分はその意思決定の傾向を探ればでてくると私は考えています。

私が今までやってきて一番良かった方法は、「人生グラフを1:1でやること」です。

人生グラフとは、その名の通り自分の人生の浮き沈みを折れ線グラフで表現したものです。横線が「時間」、縦軸が「人生満足度」で表されます。それを自分で作成した後、誰かに人生グラフにつっこみを入れてもらうのがオススメです。

1:1でお願いする相手は、なるべく

・自分と育ってきた環境が異なり、違う視点をもっている人

・本質的に深掘りして考えられる思考力を持っている人

にお願いするとかなり捗ります。

実際にこちらの記事のように1:1でグラフに対して対話式に突っ込んでもらうと、客観的に自分の人生を見ることができ、自分がどんな時に何を感じやすい人間なのかが分かってきます。

人生グラフを一旦書いてみるだけで、自分が人生の中で大きく揺れ動いた瞬間を客観的に見ることが出来ます。そこから、「なぜ自分はこの時落ち込んだのか?」「なぜこの時はこんなに楽しいと感じたのか」と、グラフで特に尖っている部分を1つ1つ分析していきます。そして、それが今の自分の傾向とどのように結びついているのかを考えます。その傾向の考え方には、次のブロックで話すメタ思考が必要になります。

夢の見つけ方
「メタ思考×共通項を探す」

人生グラフで自分の傾向が見えてきたら、次にその共通項をまとめるためにメタ思考を使います。

「自分のやりたいことが分かりません。どうすれば良いですか。」という悩みは多数の方から相談されたことがあります。その度に私は先ほどの人生グラフと合わせて、メタ思考を身につけた上で自分の思考の共通項を探すことをオススメしています。

学生さんからよく聞くのが、「自分のやりたいことが見つからないので、とりあえずこの夏休みは色々関わってみて自分の興味を探します」は、かなり危険な行為だと思います。なぜなら、そこから自分の興味が見つからなかった場合また0から戻って探し続けるを繰り返すことになるから。そして、それを繰り返すと「自分は何にも興味をもてない人間なんだ。」という間違った方向にいってしまいかねないからです。

誰でも、自分の興味関心は既に過去の体験や意思決定の中に散らばっています。先程の人生グラフでしてきた「選択」の意思決定の理由を書き出してみましょう。その中から、共通項を見つけ出し、自分の軸を見つける。そこで必要なのがメタ思考です。

それまで自分が人生グラフの中で辿ってきた行動を、1つ抽象度を上げて捉える。そこから、自分の傾向を探っていく。

その共通項が出てきた時、それは自分の判断軸、いわゆる軸と考えることが出来ます。私の場合、「食に関わっている時」「自分にしか出来ない課題を解決している時」が突出して「楽しい」と感じることが分かりました。

だからこそ、「自分にしか解決できない食の課題に取り組みたい」=「フードロスに取り組みたい」と考え、現在のTABETEに結びつきます。

就活や転職など、自分の人生の転機になるようなタイミングでこの人生グラフを書くと、自分の内部が棚卸しされて客観的に判断できるようになります。

夢の伝え方
「自分のストーリーをわかりやすく語れるようになる」

具体的に自分のやりたい事が見えてきたら、次にそれを説得力のあるストーリーとして一貫して語れるように仕立てていきます。

就活生時代、自信をもって語れることが「スタバのフラペチーノを早く作れる」ことくらいしかなかった私は、「自分には誇れるような経験も、強みも持っていない。一体何を武器に生きていけば良いのか」と絶望しました。そこから、先程の人生グラフから自分の棚卸しを実行しました。そこで気付いたのは、「飽きっぽい自分でも食に関しては情熱を持って続けられている」ということでした。

中学校は美術部、高校は弓道部、大学は英文学科なのに栄養士を目指そうとするというバラバラな選択をしてきた私にとって、大きな衝撃でした。美術部でも食の美味しさをどうやって表現するか「シズル感」を熱心に勉強していましたし、弓道部でも食が体作りやパフォーマンスに与える影響の方が興味がありました。英文学科に入って研究したのは「イギリスの食文化」だったのです。常に私は「食×〇〇」を無意識に選択していたのだと、気が付きました。

なぜ自分はここまで食ばかりに興味を持っているのか?

そのきっかけは、小学校2年生で白血病になったことでした。2年間自分が好きなものが一切食べられず、ガリガリと痩せ細っていく恐怖。それが、退院後に「食への異常な執着と関心」という形になって無意識に現れていたのです。こうして1本の軸が通ってストーリーとして語れるようになった時、自分が何者なのかが自分でも分かってくるようになりました。

海外では一時期「Draw My Life」というコンテンツがYoutubeで流行りました。これは、自分の人生をホワイトボードや紙にイラストを描きながら語っていくというものです。動画一本で、その人が何者なのか。どうして今の仕事やアクションをやるに至ったのかが全て分かります。

ここまで自分のことを一貫してストーリーで語れるようになると、夢や目標に対しての説得力もとても強いものになります。これから自分の夢を見つけた後、仲間を集める時、ピッチをする時、全てにおいてこのストーリーが重要な原点となります。ここをしっかりと固めておくことをオススメします。

夢の叶え方
「目標を明確に持ち続ける×発信力

最後に、今まで設定してきた自分の傾向、ストーリーを改めて明確なものにし、発信をしていく段階に入ります。

まずは、人生グラフや棚卸しの結果見えてきた自分の目標を、マンダラと呼ばれる人生目標設定シートに書き込んでいきます。大谷翔平選手もやっていて話題になった手法です。今までの分析でふわっとした傾向の目標も具体的に落とし込むことが出来ます。

ここで設定した目標設定シートは、常に目に入る場所に置いておくことが重要です。デスクトップや、部屋の中に貼っておくと絶対に目に入ります。折角設定しても、意識していなければ何も意味がありません。逆にいうと、目につく場所に置いておくだけで嫌でも意識することになるので余計な気を使う必要が無くなります。ストレスなく目標を常に見られるようにしておくのがオススメです。

そして、設定した目標を達成するためには「発信」が必須になります。

私は人生の目標を、直近は明確に、中長期はざっくりと設定しています。アップデートした計画にそって、自分をどんどん発信していく。その発信のハブとして必要なのが「自分のメディア」となるSNS。私がTwitterに熱を入れているのも、それが理由です。

自分と同じ夢をもつ仲間を見つける、支援者を見つける、ピッチの機会を見つけるなど、発信をしていると自分が目標に近づくための機会がどんどん集まってきます。

実際、私も今のTABETEを一緒にやっているメンバーは、私が開催したイベントや、私の「フードロス削減のサービスをやりたい」という発言を見たことがきっかけで出会っています。

どんなにニッチな領域のことをやろうとしていても、必ず自分と近いことを考えている人がいます。その人達に知ってもらうためには、黙って黙々と進めるより、発信をして認知してもらうことが必要です。

こうして自分自身が目標に向かいつつ、発信を続けることで自分自身をコンテンツにする事が出来ます。面白いコンテンツには自然と人が集まってくるので、応援者も現れます。あとは淡々と目標に向かって突き進むだけで、

まとめ

・自分を「弱者」と思い込む原因→「人生を棚卸ししていないから」
・夢の見つけ方→「メタ思考×共通項を探す」
・夢の伝え方→「自分のストーリーをわかりやすく語れるようになる」
・夢の叶え方→
「目標を明確に持ち続ける×発信力

今回は、私が「やりたいことが何もない」という状況から「やりたいこと」を見つけ、自分は弱者ではないと気付いて前に進めるようになるまでの経緯を具体的に書いていきました。

色々書きましたが、一番は「やりたいことなんて見つからないからいいや」と諦めずに、自分の過去から何かを見出そうと努力することさえできれば大丈夫です。

このnoteで少しでも誰かの「やりたいこと」が見つかるお手伝いができれば嬉しいです!もし分からないこと、説明不足の点があればいつでもTwitterからご連絡ください。

約10000フォロワーまで伸ばした、Twitter運用noteも更新中です。こちらもぜひのぞいてみてください。

最後までありがとうございました!それでは!

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