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貴方が知りたい警察学校情報はここに詰まっている!

「警察官になりたい」

と考える人が心配することとして警察学校があると思います。


「厳しいと聞いたけど、どのくらい厳しいの?」

「どんな訓練、勉強をするの?」

「入る前にどのような対策をしておくと良いの?」

等々。


 これらについて言える範囲でお教えします。

 きっと知恵袋などで質問するよりも詳しく知ることが出来ると思いますよ。


「警察学校に耐えられるかな?」

と不安な人は

【貴方が警察学校を耐え抜くコツ】

を併せてお読みください。


※ 警察官は各都道府県ごとの採用です。

  そのため、都道府県による違いはあるかもしれません。

  全国の警察学校事情までは流石にわかりませんので、ある程度の差異はあるものとして、あらかじめご了承下さい。


1、警察学校とは?

 警察学校を学校と勘違いしている人も多いので少し説明します。

 警察学校は【学校】とついてはいますが、正式な学校ではありません。

 警察学校は【訓練場】です。


 そのため、警察官採用試験に合格し、警察官として採用されないと入校できません。

 進学するわけではないので、卒業後辞めても学歴には含まれず、職歴になります。


 学校ではなく、就職後の職業訓練の場所と認識して下さい。

 期間は大卒で6ヶ月、それ以外の学歴で10ヶ月間になります。



2、警察学校の一日

6:30 起床、朝礼・点呼

7:00 清掃、食事、など

8:30 国旗掲揚、朝の会

8:50~10:10 1時限目

10:25~11:45 2時限目

11:45 昼食

12:45~14:05 3時限目

14:20~15:40 4時限目

15:55~17:15 5時限目、国旗降納

17:15~  課外訓練、食事、入浴

20:00~22:00 自習

22:10 点呼

23:00 消灯



3、警察学校の訓練

 訓練と言っても基本的には授業です。

 そのため、授業ごとに説明します。

<教練>

 警察の厳しい訓練と言ったら、何と言ってもこの教練です。

 教練とは、警察官としての所作などを訓練する授業です。


 まずは、装備品点検の所作と「回れ右」等を教わります。

 全ての動作は横一列キチンと手の角度まで揃えなければなりません。

 もちろん、横を見ることもダメです。


 横を見ずに決まった角度とタイミングで揃えるんです。


 回れ右も同じです。

 横と同じタイミング、同じ動きで動作から立ち位置まで揃えなければなりません。

 何度も出来なければ名指しで列から引きずり出されます。


 点検などの基本所作が終わると、隊列を指揮する集団行動、盾を扱うための警備訓練などと続きます。


 警備訓練以外は体力的には辛くないです。

 しかし、ちょっとしたことですぐ懲罰走をさせられたり、怒鳴られたりします。



<柔剣道>

 これはそのままです。

 柔道か剣道を選択して、初段を目指します。


「初段を目指す」

との部分からもわかるように、周囲は初心者ですので有段者にとっては楽な授業です。

 まずは受身、技の習得をします。


 その後は打ち込み、投げ込みを30回ずつくらい、寝技10分くらい、立ち技20分くらいって感じです。


 つまりスポ少で小学生がやってる程度の練習です。


 有段者は教官の補佐をすることがほとんどです。

 ただし、教官達は機動隊の特錬と呼ばれる、武道の専門部署出身者なのでブランクがない教官はかなり強いです。



<逮捕術>

 これは警察武術と呼ばれる特殊な武術です。

 内容としては、武道の総合格闘技と言った感じです。


 徒手戦闘、棒術戦闘、杖術戦闘、対短刀戦闘などを行います。

 ただし全部現場に即した形に変えられています。

 

 例えば受身。

 実践する場合には当然下は地面です。

 そのため、畳での柔道の受身では怪我をしてしまいます。


 そこで、硬い地面で怪我をしない用の受身になっていますし、実際に硬い地面で受身訓練をすることもあります。


 逮捕術の詳細はこちらをお読みください。

【警察武術、逮捕術とは?】



<拳銃>

 これは警察官じゃなければ行えない訓練ですよね。

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