chakumi 脳性麻痺の障害児を含む3人育児中ワーママ

笑いのたえない子育てと明るい家族を目指して。バックグラウンドそれぞれの家族が、みんなで…

chakumi 脳性麻痺の障害児を含む3人育児中ワーママ

笑いのたえない子育てと明るい家族を目指して。バックグラウンドそれぞれの家族が、みんなで手を取り合って情報共有できたら素敵。http://shougaiji.com/https://www.instagram.com/chakumi_/

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

障害児を産んで

私たち家族の末っ子の「空」は障害を持って産まれてきた。 2人の子育てをしながら仕事をして、無理をしすぎた妊婦生活を悔やんでも悔やみきれない。もちろんゆっくり過ごしても同じだったかもしれないけど、この子が健常だったらどんな子に育っていたんだろうと想像して自分を責める。 例えば3ヶ月で首が座って、8ヶ月でハイハイをして、1歳2ヶ月で歩いて、3歳になったら一丁前におしゃべりして、4歳になったら公園で走り回ってサッカーをして、6歳になってランドセルを背負って小学校に行く。 そんな当

    • 一年の締めくくり

      まさに走るように過ぎて行った師走。 自分自身を納得させるように、 師走だから、師走だからと言っていたら、 長女に「ママ、師走っていう言葉、知ってたんだね」と褒められた。 さて、今年の振り返り。 夫、そして仕事は飛躍の一年だった。 長女は、新しい事への興味、 好奇心で常に前のめりにぐんぐん成長をし、 長男は、未就学児最年長として心の成長著しく、 自分自身の成長は長女のような勢いはないものの、周りを明るく照らす太陽のような力は、 持って生まれたものだろうと特に感心し

      • 障害児を持ち40歳で妊娠をした親が思う、出生前診断について

        夫が呪文のように4人目が欲しいと訴えているのをスルーし続けているうちに、 洗脳のように、私自身が37歳頃から最後のチャンスかもと思うようになった。 次男が歩けるようになったら・・・ と思っていたが、そんな様子は微塵もなく、 いつしかまだ重くないうちにと考えるようになり、38歳の時に妊娠。 待望の妊娠も、流産をしてしまった。 その時の大量の出血は忘れられない。 妊娠はその当時6回目で、2回目の流産。 長女の時は切迫早産で入院をしているし、 長男も次男も切迫早産。 次男は脳性

        • 重度訪問介護制度からのメッセージ

          重度の身体障害者に入浴や外出、食事を支援する重度訪問介護だが、 1、経済活動にかかる支援 2、子供 この二つは対象外。 自分の子供が障害児なんだから 母親が働かずに家で365日24時間介護しなさいという 社会からのメッセージなのだろう。 実際、障害児を持つ母の離職率の高いこと そして、働くことを続けたお母さんたちの苦悩 は、現実社会でも沢山の声を聞く 療育や通院をしながら、仕事を続けることは 並大抵のことではなく、 それでも私たち母にとって、社会で働くということは、

        • 固定された記事

        マガジン

        • 障害児育児 ハンディキャップのある親と子のために
          18本
        • 育児と家事と時々仕事・・・
          12本
        • イクメンへの手引き
          2本
        • 子どもとお出かけ@茶谷部
          0本

        記事

          障害児育児の本音

          4日連続発熱で保育園から呼び出し。 朝になると平熱で、連日低空飛行でも笑顔で預かってくださる保育園が神のように思えた。 そして、土日は兄弟の予定もありジジババに預けてゆっくり。 空は可愛い。本当に可愛い。 でも、365日24時間の育児、例えば赤ちゃんを育てていると、命の責任を感じて途方にくれることがないだろうか? それがもう4年続いている。きっとこれからもずっとずっと続く。 水分やご飯をあげないと死ぬだろう、オムツ替えやお風呂も入れてあげないと病気になるだろう。 たまに

          障害児と形容されることについて

          大好きなプールを見て早く入りたいと怒り、出た瞬間から号泣の次男。 療育計画で、要求をもっと出せるといいですねと言われた一年前。 今では両親が困るくらい欲求を出してくれるようになった。 主体的に思い伝えてくれれば、自分自身で100%満たせなくても、他の人の手助けを借りて、楽しむことができる。 日本では障害者、障害児と形容する彼らのこと、海外ではwith specialneedsやwith special、with handycapと言われる。決してdisability(障害

          ちがいをちからに変える街

          代々木公園で ダウン症児と歩こうというイベント、車椅子バギーダンスを見て、元気が出た。 友人は「くみちゃんいつもダウン症の子たち可愛いと言うけど、そうかな?私はそう思わないな」と言っていたけど、終わった後で 「なんか、みんな可愛いね、普通の子よりもっと純粋というか‥」と。 天使のダンス。 私もとても元気で幸せそうな気持ちになった。 自分と違うものに対して、確かにどう接していか分からないことはある。 まさに私も空を産むまで、全く別の世界にいて、障害のある子に関わりがなか

          きょうだい児について

          お風呂後、まだお風呂に入ってたかったよーと泣く脳性麻痺の空を放置して、 長女と長男にヨーグルトを出すと、 長男が台所で作業をしていて、何をしてるのか聞くと、 「空くんが泣いてるから、分けてあげる」と。 そして寝かしつけ中、 「空くんは3歳になっても歩けないの!え!なんで?」と今更話す長男に、 赤ちゃんの時に病気になってしまったから大人になっても歩けないかもしれないよ、と言うと、 「えーーー!やっべえ。俺が守ってあげるの?」 と言うので、大変だ、重荷になってしまうと、「マ

          障害があるとかないとか・・・

          脳性麻痺の息子3歳10ヵ月は普通の認可保育園に通っています。 0歳児クラスから入園した次男は、0歳の時は周りの赤ちゃんと同じ。 4月は歩くどころか、ハイハイしている子もあまりいないので、寝るか、泣くか、ミルクを飲んでいるかという感じが大半でした。 春が過ぎ、夏になり、秋になると少し差がでてきます。1歳の子供が増えはじめ、主流はハイハイ派、離乳食も進みます。 そして冬になると、歩く子供が主流になりますが、脳性麻痺の4月2日生まれの次男は、実は一番お兄さんだけど、寝ているだけ。

          妊娠中に一度は思う、五体満足に生まれてくるだろうかということ

          こんにちは、chakumiです。 妊娠中、お母さんたちは、 お腹の赤ちゃんについて、実にたくさんのことを考え、想像します。 それは、明るい想像が多いでしょう。 女の子かな、男の子かな。 パパに似てるかな、ママに似てるかな。 兄弟に似てるかな。 お腹をどんどん蹴っているからやんちゃな子かな、お転婆な子かな。 どんなお顔をしているのかな。 将来は何になるのかな。 なんてこと。 想像して、ウキウキとした気持ちになるものです。 それに並行して、こんな想像もします。 病気の

          妊娠中に一度は思う、五体満足に生まれてくるだろうかということ

          福祉に関わる申請と、「安全な道」を明示するコツについて

          今まで生きてきて、区役所に行ったことが何回あっただろう? 自分にはそんなに縁のないところだった。 子供を妊娠してから、区役所に用があることが増えた。 妊娠届、出生届に始まり、保育園申請で保育課などもお母さんになり、利用するだろう。 中でも、三人目の子供に病気が発覚してから、区役所へ出向くことが各段に増えた。 訪問するところは、「福祉課」 実にいろいろな申請をする必要がある。 まず、保育課などと違って、何故なのかその門は叩きにくい 重いドアを開ける勇気が必要になる(正しく

          福祉に関わる申請と、「安全な道」を明示するコツについて

          母のお助けグッズ:お薬手帳の自動化について

          こんにちは、chakumiです。 私は、都内で3人育児をしている「ごく普通のずぼらなお母さん」です。 日々は、家事、育児、仕事に、通院・療育であっという間に過ぎ去っていきます。 特に、赤ちゃんが生まれてから、病院がなんて身近に感じることか。 地域の病院については、知り尽くしているといっても過言ではないでしょう。きっと、お母さんて、そういうものですよね。 耳鼻科はA病院、でも先生が怖くて子供が行きたがらないのだよなぁ。 かといってB病院は土曜日休診だし予防接種も受け付けてく

          母のお助けグッズ:お薬手帳の自動化について

          SNSで使える無料デザインツール

          こんにちは、chakumiです。 私は、都内で3人育児をしている「ごく普通のお母さん」ですが、 インスタのフォロワー数は8000人を超えました。自力で勉強したウェブサイトも持っています。 そんな私がお勧めするのは、canva という無料デザインツール。 フォトショップとかイラストレーターを勉強する時間がない人にうってつけの素晴らしいツールなのです。 このCANVAで出来ることは、「お洒落なデザインを作れること」 SNSのヘッダー画像、Instagram,Twitterや

          日常が非常に変わる瞬間

          今まで当たり前と思っていたことが違ったことに気づいたという話。 今朝、肢体不自由児3歳8か月11kgの息子とベビーカーで出かけようとしてエレベーターを降りようとしたところ 「点検中」 の看板。 信じられない。 療育に急いで行こうとしていて、時間がないシチュエーションだったので、選択肢はなく、階段で降りるしかない。 療育用の荷物と、保育園の荷物、自分の荷物、息子足の装具、ベビーカー、そして息子自身をよっこらせと抱っこして一気に駆け降りる。 4階ほど降りると腕がパンパンにな

          僕の私の保育園事情

          お仕事をされているお母さんが妊娠して、まず気になることとの一つに保育園があります。 だって、保育園に入れるか否かで、赤ちゃんが生まれた後、家族の運命が決まると言っても過言ではないのだから。 保育園には大きく分けて、三つの種類があります。 1. 認可保育園(その中でも私立と公立があります) 2. 認証保育園 3. 無認可保育園(認可外保育園) その他にも、ベビーホテル、企業内保育室(託児所)、ベビーシッター、保育ママ、ファミサポ、ある一定の年齢なら幼稚園もあります。 保

          ママが本当に喜ぶプレゼントとは

          日々お仕事お疲れ様です。 お昼ご飯もとれず、家族のためと忙しく働くパパたちを横目に、 ママたちはいつも言うのではないでしょうか? 「共働きなのに、なんでいつも家事が平等ではないの?」 「あなたは、自分のことだけ考えていれば良くていいわね」 「あなたは、外で息抜きができるでしょう?ママは、息が詰まりそう」 愛し合い結婚した唯一無二の存在であるはずのカップルだった時代が、遠い昔のことのように感じるのではないでしょうか? それでも、思うのです。家族が楽しく、明るく、笑顔で、夫婦