見出し画像

ハワイを取材してハワイの漫画を作った話

実はハワイに行ったことは無かったけど、HISとのタイアップでハワイ旅行の漫画を作るため、取材ではじめてハワイに行ってきた。

3泊5日でハワイを周り、HISのハワイ支店にもインタビューして次のような漫画を作った。

虹の国を別れそうな彼氏と旅する

見てもらうとわかると思うが、広告タイアップなのに、HISがでてくるのはずいぶん後だ。しかし、実は最初から彼氏の行動はすべてHISがバックアップしていた…という構成で、漫画をまず楽しんでもらおうとしている。クライアントの懐の大きさに感謝だ。

タイアップ漫画では、どういう風にコンテンツと広告を掛け合わせるか?というのが企画の第一ステップになる。HISのハワイ旅行は、現地支店の手厚いサポートが特色の一つだ。そのため、サポートが特に必要な人は誰か?という視点から主人公を決めた。

次にコンテンツとして面白くするため、主人公を不安定な状況に置く。今回は「別れそうなカップル」という設定にした。ピンチに陥る主人公をサポートするのがHISという構成だが、自然に漫画として読めるようにしている。

従来のタイアップ漫画、といえば商品紹介を漫画風にしたもの、というのが一般的だ。しかしストーリーに自然に組み込めば、普通に漫画として成立するし、ユーザーの滞在時間も大幅に伸び、訴求力が上がる。

この漫画はアプリ「LINE」でも100万人に配信されるが、商品紹介漫画だとシェアされないのに対し、漫画コンテンツとして成立していると一気にシェアされるようになる。つまり好感度が高くなる。

なので、メディア、広告主、ユーザーにとって三方良しとなるのだけど、こういう例がまだ少ないのは、めちゃめちゃ作るのに手間がかかるから。

単に商品を紹介するだけの漫画なら量産できるが、ストーリーに組み込む場合はオーダーメイドになるので手間がかかる。ただリーチ量と制作費は比例するので、今後はネットのリーチが拡大するにつれてこういったコンテンツ重視は増えていくだろう。

以上、もっと旅行したいがためのポジショントークでした。ちゃんちゃん。

読んでくれてありがとう!