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4年ぶりに訪れた我がサッカーブーム。ニワカなおっさんでも、イキり倒して‘’魂みたいなものを置いておきたい‘’

ワールドカップサッカー日本代表の
メンバーが発表された。

わるいね、諸君。

どこからどうみても
‘’にわかサッカーファン‘’のボクは、このときばかりはイキり倒した情熱的なサッカーつうへと変貌へんぼうを遂げる。

でも、ボクだけじゃない。

巨乳だろうと、
スケベだろうと、
おじさんだろうと、
はたまた巨乳のスケベおじさんだろうと、

ワールドカップ開催中におけるサッカーの話題は、誰かと会って「こんにちは」の挨拶を交わしてからなされる究極の普遍的な
”最初の話題" となりうる。

日本代表が日の丸を背負い
壮絶な戦いを繰り広げている最中さなか

世の中では、
ボクのような普段の生活では話題にすらしないにわか同士が、互いに身の程も知らずにストロングスタイルを貫き、

相手に負けじと壮絶な合戦がっせんを繰り広げる。

どっちがサッカーつうなのか。
発言の凄みで血で血を洗うマウント争い。

マスメディアに乗っかった
大迫ハンパねえ!
なんて言ってるヤツは‘’にわか‘’のきわみ。

サッカーに詳しい‘’ヅラ‘’を決め込むボクは
ワールドカップねつに乗っかっるだけの‘’にわか‘’と思われたくはない。

前回のW杯。

日本が点を決めた際はそれがどんな形であれ、
槙野まきのが効いていたな」とつぶやいた。
日本が失点すれば、いかなる失点であれ
「昨日は槙野まきののキレが悪かったな」
と言った。

友人達を出し抜き
‘’ディフェンスに注目するいぶし銀な男‘’
としてかじとりをしたのだ。

しかし今回の選出メンバーを見ると、
いやはやボクの着眼の十八番おはこ槙野まきのが選出されていない。

そこで。

つい先ほどのことだが…

諸々もろもろの意味を含めて、
今回のワールドカップでは、‘’冨安健洋とみやすたけひろ注目していることにする‘’ことに決めた。

‘’冨安健洋に注目する‘’ことを決めたのではなく、「冨安健洋に注目しているということにする」ということを、決めたのである。

泣き叫ぶがいい..
恐れおののくが良い..。

ボクは誰よりも早く冨安、いやタケちゃんに言及した男だ。

君たちとは全く違う次元の男だ。

久保??柴崎??長友??
素人はこれだから困る。タケちゃん。この男が、間違いなく命運を握っている。

いいかい。
次のワールドカップのカギはDF冨安健洋が握っていると、ここに断言しておきたい。

代表選考で思い出される「ハズれるのはカズ、三浦カズ」(by岡ちゃん)

日本が初めてワールドカップに出場した1998年のフランス大会。

大会直前の海外キャンプの最後で、
それまで日本サッカー界を牽引けんいんしてきたカズが代表メンバーからハズされた。

岡田監督岡ちゃんがマスメディアに発表したその会見は、トップニュースとして繰り返し報道され、まさに日本中に衝撃しょうげきが走った。

その渦中かちゅうにあったカズは
髪を銀色に染めて帰国。

子どものころからの夢をつかみかけていて、それが叶わないと分かった瞬間ときの心情は察するに余りあるが、

カズはこのとき、一言も不満を述べず、
‘’代表としての誇り、魂みたいなものは置いてきた‘’
と、決戦の地に残った選手達に思いをたくす、なんとも泣かせるセリフを吐いた。

人格者カズ。

そこには「男がホレる男」という深さがある。ダレのことをアニキと呼びたくなるかといえば、ボクはカズのことをアニキと呼びたい。

カズは日本サッカー界の英雄ヒーローだった。

サッカープロリーグとしてスタートしたばかりのJリーグを
カズのピッチ上の輝きとスター性が盛り上げた、といっても過言ではなかった。

それを象徴する一つとして
90年代の後半、
サッカー界ではオシャレが流行した。
ボクの中高時代の運動部は

汗臭い根性論、
異性を意識するな、
スポーツに集中しろ、
髪型は王道のスポーツ刈り、

そんな概念が蔓延まんえんしていたが、
サッカー部員だけは、どことなくファッショナブルだった。

髪型は当時の‘’スポーツマンらしからぬ‘’。

カズに限らずではあるが、前園、武田、北澤、中山といった有名一流選手の多くが長髪をなびかせながらプレイをしていたこともあって、

もはやロン毛は
‘’普通のプレイスタイルの一つ‘’
いや、むしろサッカーやるならロン毛だろう。そんな空気さえあった。

イタリア仕込の
プレイスタイルやファッションを
プロとしてスタートしたばかりの日本サッカー界に‘’常識‘’のように持ち込んだのはカズ。

スポーツマンだってオシャレが必要

そんな理念をもったカズの動向に、当時みんな注目した。

それだけカズという男には影響力があり、
そして魅力的だった。

カズはPKを決めて持ち上げられるような男ではない

カズはいま、J3の1つ下位リーグにあたる
‘’JFL‘’所属の鈴鹿ポイントゲッターズの選手である。監督は実の兄の三浦泰年。

年齢は55歳。

1年に数試合、短い出場時間ではあるが、
世界最長老のプロ契約選手としてグラウンドに立つ現役プレイヤーである。

先日、ネットをふらふら回遊していると
‘’55歳246日JFL最年長得点記録大幅更新!‘’
との見出しが踊っていた。

カズがゴールを決めた。
そんなニュースだった。

試合終了まで残すところ6分。
チームは2-0とリード。

チームは勝利が手中にある。
ここでカズが途中出場した。

グラウンドに入った直後に
相手のハンドによりPKのチャンスを獲得し、それをカズがキッカーに任命されて

きっちり決めたというのだ。

映像をみると、
55歳とは思えないキックで、スピードあるボールをゴール右上にグサッと決めている。

プロ選手としては
ごく普通の光景ではあるが、

年齢を考慮すると
たしかにすごい。

決めた後は、往年の喜びの舞い
‘’カズダンス‘’を披露。
それをやたらと若手選手がもちあげる。

鈴鹿の公式ツイッターも
「ようやく見られたカズダンスに感動」
つづられた。


「55歳なのにすごい」

と各紙マスメディアが伝える報道を見て違和感をもつ人は、きっとボクだけではないだろう。

ボクたちはみんな、
カズのすごさを知っている。
カズは日本の誇りだ。

「55歳なのにすごい」
「55歳にしてはすごい」ではなく、
「カズは本当にすごい」と
いつまでもそう言われたいのだ。

縦横無尽じゅうおうむじんにグランドを駆け回り、次から次へとゴールを生み出し、その素晴らしいゴールを決めた姿が繰り返し放送される。

それが、ボクらの見てきた‘’選手としての‘’カズだった。

他人の人生。
失礼きわまりないことを百も承知で言うと
‘’もったいない‘’
と感じずにはいられない。

もちろんすでに
動体視力も筋力も反射神経も衰えている。

あれほどに活躍し、
日本のサッカーの代名詞ともなった選手が、55歳になってまで、J3の下位組織であるJFLで‘’客寄せパンダ‘’のような存在として短い出場時間であっても‘’現役‘’にこだわる。

これはこれでひとつの生きざま
だと思うのと同時に

‘’あれだけのキャリアとカリスマ性がある人だから、ごくわずかの出場機会のためにプロサッカー選手であることにこだわるよりも、もっとサッカー界をプラスにできるパワーがあるのではないか、違う形でワールドカップに日本の顔として行ってくれないだろうか‘’

他人の人生なのにね。
カリスマだからこそ、そんな期待をしてしまう。

‘’にわか‘’がサッカーの話題に乗って偉そうに語ってみたが…

にわかの語りである旨をどうか皆様ご理解いただき、ご容赦いただきたい。

4年ぶりに訪れた、我がサッカーブーム。

でも、おそらくブームはそう長くは続かない。これだけ感動の再会を果たしても、日本が敗退してしまうと、あの情熱的な時間が嘘だったかのように、サッカーはさよならも言わずボクのもとを去っていく。

そして気付くといつしか、にわか同士のマウント合戦も終わりを告げ、
なにもなかったかのように平穏へいおんな日常をとりもどす。

でもこれだけ刹那的せつなてきだからこそ、
その限られた時間だけは情熱的に愛することができるのだ。

冨安、、、、嗚呼、冨安。
いや「タケちゃん」。
タケちゃんには、是非とも鬼のようなディフェンスからボールを奪いとり、圧巻のドリブルで果敢にタックルを置き去りにして、

そして豪快なシュートを決めていただきたい。

タケちゃん、頼むよ。

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