悩める

アメリカ株急落

昨晩のニューヨークダウは494ドル安ということになり、2日連続の大幅安となりました。それを受けて日経平均も今日は下げそうです。この急落によってどういう状況になったのかということを解説したいと思います。

需給悪化ではあるがレンジ内

まずは、ニューヨークダウの需給の状態から見ていきましょう。ダウは急落といえど、レンジのなかで動いているように思います。

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このように、ニューヨークダウは一定の価格帯の中を言ったり来たりしています。株は、平たく言えばお金の取り合い合戦なので、この線で囲った価格帯の中でお金を取ったり取られたりという戦いを繰り広げています。ニューヨークダウは数日間で高値から1000ドル程度も下げていますが、レンジ内であると考えると、まだ暴落というわけではなく、通常通りの動きと考えられます。とりあえず26000ドルで止まっていますが、今後下にある抵抗ラインを割れるか割れないかというところが焦点となってきます。

問題はこのレンジを抜けるとき

このレンジを下に抜けたとき、需給環境に変化が発生します。一定のリズムで動いていたものが、そのリズムから逸脱すると、マーケットはまた新たなリズムをつかむために一度パニック状態になることが多いと思います。トレンドラインは世界の投資家が見る注目点ですから、ここを割れることで大きく動く可能性があるのです。パニックにならないために安易に参入せず、「待つも相場」を心がけるときだと思います。

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