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ギブ&ギブ&テイク

大鶴のお店の周りの草刈りがしたい。
数週間前から気になっている店舗周りの雑草。

刈らねばなー。
思い立って、数ヶ月ぶりの草刈機のエンジンを回す。

ブーーーーッ!!
ブッブっブ…ブ

エンジンがかからねぇ。

ーーーーーーーーーーーーーー

仕方が無いので、近所の修理のできるおじちゃんに相談。
ものの、数分でエンジンを復活させてみせた。
「燃料入れっぱなしにしてたろ?詰まってたよ。」

無事に修理が完了した草刈機にエンジンを入れる。
店舗周りの草刈りを始めよう。

10分ほどで気になる箇所の草刈りが完了をした。
草を刈った後特有の青臭い香りが漂う中、
かいた汗が心地よく、
フーーッと一息ついてコーヒーを口に含む。

この胸のつかえが取れたのは、
修理をしてくれたおじちゃんのおかげだ。

次第に感謝の念が大きくなっていって、
自分の土地+αやってみたい気持ちになった。

「向かいの八百屋の周辺も草刈りをしよう。」

大きく草刈機をスイングする。
生い茂った草達が、足元近くから折れ曲がり
視界がクリアになっていく。

ガラス張りの八百屋。
店長が不思議そうに僕の姿を見つめていて、
僕だと理解できた瞬間に笑顔で手を振ってきた。

倍の時間をかけて、
自分のお店と八百屋の周辺を綺麗に刈り上げた。

けんたーーーー!!!」
八百屋の店長さんが僕を手招く。
店内にお邪魔すると、
「ありがとうな!!!」と、
冷たいコーヒーとアイスクリームをご馳走してくれた。

僕が受けた恩は無事に昇華された。

そして、その後
修理をしてくれたおじちゃんに
八百屋さんでお土産を買って
お礼を伝えた。

今日は完璧では無かったけれど、
自分的には丁寧に生きた1日だったと
振り返る。

サポートはコーヒー代にします( ^ω^ )