個展「Wave of Light」感想1-H.K-

展示に来てくれた友人H.Kの感想(1044字)をShareさせてください。
彼とは大学時代に時々議論をして、その時間がぼくの求めていた大学をまさに表しているように感じられた。今後も彼とは交流を続けていきたい。貴重なご意見、ありがとうございます。こうやって、現場に足を運んで、また感想をここまで描いてくれることがとても嬉しい。

******感想******

今日はありがとう!

照恩寺の人も優しかったし、新造もそうだったし、寺の雰囲気、展示品の統一感などなど、とても居心地のいい時間だった!

今日は富士山展ということで、富士山に関する絵画や作品が沢山あって、富士山の水色って何を意味するのか。富士山って日本人にとってどんな存在なのかな。それを新造の表現を通して考え感じる時間にしようと思って行った!

けど!いい意味で全然違った!最初は「あれ?ちょっとイメージと違う!」ってなったけど、「なら視点を変えて、この空間を通して新造が伝えたいことや表現してるものに注目しよう!」と考えて、じっくり見せてもらった!

照恩寺の方は、新造来るまでめっちゃ気遣ってくれたし、新造もいい雰囲気で解説してくれたから、ゆっくりじっくり展示物見れたわ!

①床の間の富士
色は綺麗だった。とにかく好きな色だったし。形はちょっと俺には不思議だった。幾何学的な形だったからなのかな。これは完全に個人の価値観の問題だと思うけど、自然は不完全であり完全みたいな二律背反性を持っていて、一方がないと違和感だし、もう一方がないと同様に違和感。今回の絵を見て幾何学的な色が強かったなと思ったから、少し不思議に感じたのだと思う。ただ新造の表現の背景(カメラの技法の話など)を聞いて、なるほどなと。それはそれでひとつの表現でとても面白いと思った!!

②生と死
小平市という都市で、この寺だからこそ生える表現で、とても作り込まれていたし、個人的に好きだった!ただ最初みたときは「??」だったw もう少し仏教の前知識あればなとw ハイコンテクストな作品だったけど、新造の口からその意味を教えてもらって合点承知したね。小平を散歩して本当に墓地や寺が多かった。ここはある意味生死が日常なのだなと。それを表現したあの展示を見て、普段は感じない生と死の感覚を味わえたな。新鮮だった。寺という場もいい雰囲気でてたし、なぜか少し居心地のよさすら感じた。

③全体の感想
寺、小平。あそこだからこそ感じられる感情があった。加えて新造個人とも対話できて楽しかった。どちらも俺にとっては非日常だったし、普段意識しないことだったからこそとても新鮮。様々な感情を解放し表現したものを観るってやっぱりいいなとおもった。全体的に満足!遠いところ行ってよかった!

以上!
今回は「富士山」と「仏教(寺)」という視点で対話できたかなと思う!世の中色んな概念あるし、それを新造がどう感じてどう表現するのか。俺も気になるし、また違う話題でも話そう。

では!

いただいたサポートは、これまでためらっていた写真のプリントなど、制作の補助に使わせていただきます。本当に感謝しています。