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転職 私が選ばれた理由が意外すぎた

いかがお過ごしですか、長谷川ちゃみです。

私は、28歳になる年に初めて転職活動をしました。

特許事務所で、特許技術職といわれる少し専門性の高い仕事を、未経験ながらやってみたいと思っていました。

男になりたいとまでは思いませんでしたが、自分が女であることについて、希望の転職にはかなり不利だと思っていました。

当時はまだ、結婚や出産を理由に退職する女性が多かったです。だから、20代後半の女性に対して、求人募集側が「せっかく採用しても、すぐに辞めてしまうかもしれない」というのが本音ではないか、そう考えていました。専門性の高い仕事だけに、すぐに辞められては尚更困るでしょう。

ところが、私が採用された理由は、”女性だから”。入社して数年経ってからぽろりと聞きました。

求人条件は、「化学の基礎知識を有する」でした。応募は私を含めて5名。その全員が期待されるレベルの知識を持ち合わせていませんでした。

誰を採用しても指導に骨が折れる。男性の指導者は、「どうせ労力をかけるなら、相手が若い女性の方が指導のモチベーションが上がる」と考えたのだとか。応募者の紅一点だった私が採用されたわけです。

これは、あまりにも予想外。

選ぶ側の都合や内心は、選ばれる側には分からないものですね。

ちなみにこの指導者、全然いやらしい感じではなかったですよ。

選ばれなかった人も、当落最後の決めてが”女性の方がよかったから”と聞いたら、拍子抜けするでしょう。そればっかりは、どうしようもないって。

選ばれる側はどうしたらいいのでしょう。

どうやったら選ばれるだろうと考えすぎるより、自分がどんな人かということを、できるだけ正確に選ぶ側に伝えることに注力するのが賢明でしょう。

相手が選ぶために必要な情報を漏れなく差し出す。

それで選ばれなかったら、合わなかった、ご縁がなかったのだなと諦めがつくのではないでしょうか。

それでは、また。



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