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【仕事】購買/調達業務はつらいよ

購買/調達業務と聞いて、どのようなイメージをもつでしょうか?
・営業と比較すると、買う立場だから楽そう
・買うだけだからそんなにプレッシャーがかからない
・購買部=学校でパンを売っているところ

製造業の調達部門に10年以上所属していた私が調達業務とはどんなものなのか体験談をもとにご説明したいと思います。

調達とはどんな業務でどんなところが大変なのか調達業務に興味のある人の参考にしていただければ幸いです。

購買/調達業務とは?

購買/調達業務とは、担当する調達品に関する社内外調整対応をするのが主な仕事内容です。
具体的には以下の通りです。
・仕入先の開拓・選定
・見積価格査定
・価格交渉
・社内他部門との連携・調整
・発注・注文書の作成/送付
・納期管理
・受入検査・検収
・入庫管理・在庫管理・出庫管理
 
企業規模や社内分業化・システム化状況により、自動化されている内容もありますが、概ね上記の仕事内容です。
デスクワークから取引先訪問・工場視察出張などデスクワークが中心ですが、出張もある仕事です。

購買/調達業務の何が大変かを解説

【調達品の納期のプレッシャーに押しつぶされる】


購買/調達業務いちばんのストレスを感じることは納期通りにものが入らないということです。
海外生産の調達品を担当していた時、工場稼働率が下がり予定通り生産できない、海上輸送で港が閉鎖されてしまっている、など様々な要因で調達品が入らないことが日常茶飯事でした。
もちろん国内調達品の納期遅れも頻繁におこりました。
その度にビクビクしながら仕事をしていて、生きた心地のしない日々だった、と今振り返ると感じます。
電話やメールでの調整だけでなく、国内の取引先には直接お願いに行ったという経験もあります。
 

【取引先と社内の間で板挟みになる】


取引先の窓口として社内対応する購買/調達業務では、社内から責められてしまうこともしばしばです。
例えば、製造工程に変化点等が発生した場合は、設計や品質部門への説明義務が発生します。
致し方ない理由で変更になる場合でも、必ず一度は社内から責められ、取引先からもその変更を認めてほしいと言われます。この板挟みが本当に辛く、苦しいのです。
 

【業務量が多い】


これはどんな仕事でも当てはまるかもしれませんが、購買/調達業務は業務量が膨大です。
担当取引先にかかわることについて、社内からなんでも問合せがくることが多いです。
自分でできるでしょ?という仕事まで、取引先窓口担当ということで、購買/調達にやらせようとする人が多数います。

まとめ:自己主張しないと仕事が増える

購買/調達業務はつらいよの記事のまとめです。

【調達品の納期のプレッシャーに押しつぶされる】

【取引先と社内の間で板挟みになる】

【業務量が多い】


購買/調達業務では、自分でしっかり考え、自分自身の意見を主張しないと、仕事を円滑に進められません。
入社が浅いうちはなかなか自分の意見を話すことがむずかしいかもしれません。周囲を巻き込んで仕事を進めていく能力も必要です。頑張っていても思うようにいかないことが本当に多いです。
もしつらくなったら一度立ち止まってもいいので、考えすぎないように仕事をしていってほしいです。



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