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これは新しい日本のキックオフだ #19

今日人生で初めてシロノワールを食べました。
あれはデラうみゃあのぉ!びっくりにゃ〜!
一緒にいた年上の愛知県民を軽くバカにしたら、テーブルに膝を思いっきり打ちました。
天罰はすぐに下るタイプの私、おぬきです。

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さて、先日、おぬき的に大興奮したというか
「やってくれたな…!」と心が震えるこんなニュースがありました。

#JFA からも発表がありましたが、#永里優季 選手の今回の移籍は「女子プロ選手による初めての1種登録」とのこと。
まさに、日本サッカー史に残る移籍ですね✨永里選手、これからも素晴らしいプレーを期待しています☺️👏

@Yuki_Ogimi
#WEリーグ #これは新しい日本のキックオフだ

(引用:Twitterアカウント@WE_League_JP:https://twitter.com/WE_League_JP/status/1304010678169030656?s=20


#これは新しい日本のキックオフだ
というJFAさんのハッシュタグに大変感動しました。

今日は友人としてではなく、
一女子サッカーに身を置いていた者として書こうと思います。
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2011年になでしこジャパンがW杯で優勝してから、
チームも女子サッカーに力を入れる学校も増え、
女子サッカーの環境は以前よりはそれなりに良くなり、
まだまだ実力差はあれど、チームの力も拮抗してきたと言えるでしょう。

ここから自分の話になるのですが、私は今年32歳になります。
私がサッカーを始めた頃(もう25年前で違う意味で震える)
小学生の頃は男子と一緒にボールを蹴っていても、
中学に上がる頃には女子サッカーのチームなんて僅かで、
練習する環境が近くにないだけで、仕方なく他のスポーツに移行してしまう様な時代でした。

私は元々鈍感力を持ち合わせていたせいで、
中学に上がっても男子サッカー部に所属し、
平日は男子と一緒に練習をしていました。

小学生の頃はそんなに実力差を感じていなかったものの、中学に上がると、やはり体格の差が出てきたり、試合中に
「女のくせに」
という心無い言葉も受ける度に

「私はどうして女なんだろう。ただサッカーが好きなだけなのに。」

好きなことをしてるだけなのに自分を否定されている気持ちになり、
涙を流したのは一度だけではありません。
その度に絶対に強くなる、上手くなって見返す。誰にも文句を言わせない。と誰よりも練習をして、誰にも舐められないように自分を武装する事しか出来ませんでした。

そんな私を見て、両親は辞めろとは決して言わず
「しんどかったら女子チーム探そう」
と言ってくれて、週末は家から車で2時間の女子チームの練習に送迎してくれて、一生懸命私の居場所を作ってくれていました。

両親にはとても感謝しているけれど、自分1人だけでは自分の居場所を守れなかったことを歯がゆく感じていたことも確かです。

大学生になって、女子チームに入るまでは私も男性のチームで練習させてもらうこともありましたが
「怪我をさせちゃいそうで怖い」
という理由でコンタクトプレーの練習は参加させてもらえませんでした。
その時も内心

「別に怪我なんていいのに。怪我は誰かのせいじゃない。私の実力が不足しているというだけなのに。なんで女ってだけで。なんで私は女なの。」

と思っていました。
性別が違うだけで分けられてしまう。
きっと全国のサッカー少女の中で、こんな気持を抱えている子は環境が整って来たとは言え、まだまだいると思うんです。

でも、今回の永里選手の男子チーム加入は、歯がゆい思いを抱えた
サッカー少女たちに夢を与えると思うんだよね。
中学生の頃の私が今の永里選手を見たら
「永里選手みたいになりたい!」って思うだろうし、
すごく励みになると思う。

だから本当にこの挑戦は「新しい日本サッカーのキックオフ」だと思うし、
永里選手、ありがとう。頑張れ!としか言えないし、
1選手の挑戦を受け入れてくれる、はやぶさイレブンさんの懐の深さを感じました。両者、本当にすごいと思う。
語彙がなくてこんな薄っぺらい言葉でしか表現出来なくて悔しいです。

しかし、サッカーだけではなく、スポーツは性別も肌の色も超越する純粋なものであって欲しいと思うのです。
純粋な気持ちやプレーだからこそ、感動と歓喜が生まれて、人が熱狂する。
すごく美しいと思いませんか。
だから私はスポーツが大好きなんだと思う。

いち友人としては、自分で道を切り開いていく優季を本当に尊敬しているし、誰がなんと言おうと応援しているし、
一番はこの挑戦を優季なりに楽しんで欲しいなって思っています(照)


賽は投げられた。
あとはみんなで前に進むだけ。ここから変わろう。日本サッカー界←誰


#おぬきのいきぬき









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