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アイデンティティークライシス(ワーママ→専業主婦編)

題名の通りだけど、マジでアイデンティティークライシスだったなと思う。
今は平日のルーティンも出来上がり、知り合いも増えて、流石に慣れたけど、半年から1年近くかかった気がする。来る前は楽観的に考えてたら、想像となんか違った、という色々をまとめてみる。

1)給料ない
仕事をしていないんだから当たり前だけど、これはめっちゃ大きい。
もちろん夫が毎月一定のお金をくれるけど、給料より低いし(やな嫁だな〜)、イギリス物価高くてなんかちょっと買い物とか外食したらあっという間にお金飛んでくし、自分で自由に使えるお金激減で、働いてる時できた、ちょっと贅沢してストレス解消するってのが全然できなくなった。日本の貯金も使えるけど、秒で減る。しかも休職してるから健康保険とか厚生年金とか払い続けなきゃいけないんだよね。(それで2年間で100万以上飛んでくよ…。前と同等条件で復職できてキャリアが途切れないと考えたら安いものなのかな。)自分の仕事をストップして帯同した友達とかママさんも結構みんな経験したことある気持ちのよう。

2)仕事の人間関係がゼロになる
友達とは違うにしても、同僚と仕事の合間に雑談したり、ランチ行ったり、というのがいきなりゼロになり、喪失感あった。約束しなくてもそこに行けば喋る人がいるというのは大きいと気づく。
夫が「2年だけだから友達作る気起きない」と言ったときは、そりゃ君は仕事の人間関係があるからね、こっちは自分から人間関係構築していかないと社会的繋がりゼロだぜ!とイラついた。

3)達成感と感謝される機会がなくなる
やっぱ仕事って達成感あったな、と思う。そんなバリバリ働いてたわけではないけど、周りと「お疲れ様、頑張ったよね〜」と言い合う機会あったわけで(比較的成果物がわかりやすい仕事だったのかな)。
あと、仕事中はやっぱちょっとヘルプしたりで「ありがとう」と言われる機会が多かった気がする。家事育児は特に感謝されない。私もオカンにわざわざ毎日感謝したことない。

4)自分1人の時間が減る
専業主婦してる友達が1人の時間が欲しくてパートに出ることにした、子供たち寝静まった後に夜更かししてる、というのを「そうなんだ」と聞いていたが、気持ちがよーくわかった。未就学児を自宅保育してたら、マジで自分の時間全然ない。びっくりした。昼寝してくれない日とか絶望。よく考えたら2人とも4−5ヶ月で保育園預けて復帰しちゃったから、がっつり自宅保育したことあんまりなかったと気づく。(2人とも秋生まれだから4月がすぐ来た。自宅保育はコロナで保育園休みの時くらいだけど、その時長男1人だったしな。)
長男は週4で保育園も行ってたけど、行かない日は年齢差ある2人を自分1人で相手するのこんなに大変なの〜と。遊びの相手も私自身が途中で飽きちゃってめんどくせーと思っちゃったり。3歳違うと微妙にやりたいこととかできること違ったり、おもちゃ取られたって喧嘩し出したり。結局Youtubeに頼りすぎて自己嫌悪したり。子供の遊びに寄り添える親御さんすごい。年子とか2歳差で幼稚園入れるまで複数人自宅保育してる専業主婦の方とか本当に尊敬でしかない。保育園は神。「もはや保育園入れるために働いてるよ」と言ってた先輩ママ同期の言葉、頷きが止まりません。

5)自分の家事育児レベルの低さを再認識する
家にいる時間が伸びたからとて、自分の料理のレベルはすぐには上がらないし(てか頭打ち)、子供と遊ぶのも躾も下手くそすぎて落ち込む。
ワーママしてたら、多少適当な家事育児してても忙しいから仕方ないよねと言い訳して、家庭と仕事を両立して頑張ってる感あったな。どちらも100点満点は無理だけど、仕事60+家庭60=120点くらいだったのが、仕事0+家庭65くらいにしかならず自己肯定感落ちるっていう感じ。

と、瑣末なことに見えるけど、意外とメンタルダメージが大きかったことが色々。

一方で専業主婦ですごくストレスフリーなのは、子供が体調崩した時とか、イレギュラー発生時にバッファーとして色々吸収できるから、そんなに生活が崩れないというのが1番大きいかも。共働きジジババ遠方で小さい育ててると、いつも生活がギリギリで成り立ってるから、子供が体調不良でお互い仕事調整しなきゃいけなくなったりするとすごいストレスだったなと思う。いくら家で休んでも誰にも迷惑かけないし、子供もゆっくり回復できるしね。

なんか書きすぎた。それだけ思いの丈があったってことで。
X(Twitter)でワーママvs専業主婦論争がよく繰り広げられてるけど、心から不毛だと思う。

私自身は仕事した方がむしろ元気に生きていける部類ではないかと感じてる。そもそもの仕事環境に恵まれてたというのもあるかもしれない。帰国して復帰したら、まだまだ子育て中だから色々周りに迷惑かけるかもだけど、それでも雇ってもらえる&仕事を与えられる環境に感謝して謙虚に頑張りたい。(すぐ謙虚さ失うんだよな。)

駐在帯同、特に子供を連れて生活拠点を移すというのは、これはこれで色々葛藤したのでまた書きたい。

以上