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花粉症対策として今できることᐡ• ·̫ •̥ᐡ

【日常生活における対策】
花粉に触れる機会・量を減らすことが大切です。
ニュースなどで花粉の飛散状況をチェックし、飛散の多いときには念入りに対策したり、外出を控えたりするようにしましょうというのは難しいので…
具体的な対策としては、以下のような対策が有効です。
・マスク、眼鏡、帽子を着用する。
・表面がすべすべした素材のコートを着用する。
・帰宅時に衣服や髪を手やブラシを使って、よく払ってから入室する。
・入室後、すぐにうがい、手洗い、洗顔をする。
・窓はなるべく閉めておく。換気時には窓を小さく開け、短時間にとどめる。
・洗濯物の外干しは避け、室内干しや乾燥機を使用する。
・こまめに掃除をする。特に窓際を念入りに掃除する。
・空気清浄器を使用する。
その他、喫煙、睡眠不足、過労、ストレス、偏った食事などは症状を悪化させる要因とされるため気を付けましょうദ്ദി^._.^)

【花粉症対策に効果的だといわれる成分】
腸内環境を整え、免疫を正常にする働きをもつ食品が、花粉症対策にも有効だといわれています。
◎乳酸菌
乳酸菌は、炭水化物の分解により乳酸をつくる菌類のことです。腸内細菌のバランスを整えて便通をよくするなど、健康に役立つ善玉菌の代表ですが、最近は免疫機能にも深く関わっていることが分かってきました。
腸には免疫の働きを担う細胞や、体に害を及ぼす病原細菌などと戦う抗体などが60%以上も集まっています。それを腸管免疫といい、腸内環境を整えることが腸管免疫の正常化につながると考えられています。
腸内環境をよくすると、花粉(アレルゲン)が腸から体内に入りにくくなる可能性があるのです。
また、乳酸菌には免疫の過剰反応を抑える働きがあるため、花粉症の症状緩和に役立つと考えられています。
◎ビタミンD
ビタミンDは腸のカルシウム吸収を促し、骨を丈夫にするビタミンとして知られていますが、免疫を調整する働きももっています。ビタミンDが不足すると花粉症のような異常な免疫反応を招くといわれています。
ビタミンDが豊富な食品は、干しシイタケや干しキクラゲ、イワシ、シラス、紅鮭、スモークサーモンなどです。また、紫外線を浴びると、体内でビタミンDがつくり出されます。
◎食物繊維
食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。
水溶性食物繊維は腸内の善玉菌のエサになり、腸内環境を整えます。腸内環境がよくなると腸の免疫機能も向上するので、花粉症の症状改善が期待できます。
水溶性食物繊維を多く含む食品は、ワカメやヒジキなどの海藻類、イモ類などです。
水溶性食物繊維は便をやわらかくし、便のすべりをよくする働きもあります。一方、ゴボウや大豆などの不溶性食物繊維は便のかさを増やし、腸の蠕動運動を促します。

【花粉症の方におすすめしたい食べ物】
乳酸菌やポリフェノール、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸 (DHA)は花粉症の人におすすめです。毎日少しずつ、続けて食べると症状緩和が期待できます!
ただし、食べ物の効果は人によって異なり、厚生労働省が行った調査によると、花粉症によいとされる食べ物、飲み物、サプリメントを試した人で、その効果を実感できたという人はごく一部です。
花粉症の症状が強く、仕事や勉強、家事など日常生活に支障がある場合は、症状に合う治療と対策をきちんと行うことが大切です。
※花粉症の民間療法について(厚生労働省)

◎ヨーグルト
腸内環境を整える乳酸菌がたっぷり含まれたヨーグルトを食べる場合、数日に1回まとめて食べるよりも、毎日少しずつ食べる方が正解。そして、乳酸菌のエサになる水溶性食物繊維を含むきな粉や干しプルーンなどと一緒に食べるようにすると、より効果的です。
乳酸菌を含むヨーグルトを、花粉症が始まる3か月くらい前から毎日摂取するのがよいといわれています。また、乳酸菌が活発になるのは35〜40℃といわれているので、少し加熱するといいかもしれません。
◎れんこん
れんこんには、食物繊維のほか、ポリフェノールやタンニンなどが豊富に含まれています。
ポリフェノールは植物の色素成分で、抗酸化作用があり、花粉症をはじめとするアレルギー疾患にもよい影響があるといわれています。タンニンもポリフェノールの一種ですが、炎症を抑える作用のほか、のどの痛みや鼻みずを抑える作用があるといわれています。れんこんは、花粉を攻撃するIgE抗体という物質の産生を抑えて花粉症を起こりにくくするとともに、起こってしまった症状をやわらげる効果もあるという報告があります。
◎青魚
サバやイワシなど青魚の脂に含まれる、α-リノレン酸のエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)。これら不飽和脂肪酸と呼ばれる成分に、アレルギー症状を引き起こすロイコトリエンの放出を抑える作用があるといわれています。
◎チョコレート
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールに、花粉症を緩和する効果があるとされています。
チョコレートを摂取した人と摂取しなかった人を比べた研究によると、チョコレートを摂取した人は、花粉を攻撃するIgE抗体ができにくく、また、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンが放出されにくい、アレルギー症状が悪化しにくいという結果が得られたそうです。
◎梅干し
梅干しを毎日食べている人と食べていない人を比べた研究によると、毎日梅干しを食べている人にはアレルギー症状が少ないそうです。梅干しに含まれるにおい成分のバニリンが関係しているようです。
だからといって、たくさん食べる必要はなく、1日1個で十分とのことです。

【花粉症の悪化につながる可能性のある食べ物】
花粉症の人が食べると、別のアレルギー症状を引き起こしたり、花粉症そのものを悪化させたりするおそれがある食べ物もあります。花粉症の人が気をつけたいのは次の食べ物です。
◎トマト
スギ花粉症の人がトマトを食べると、唇が腫れたり、口の中がピリピリしたり、のどがイガイガしたりすることがあります。
これを口腔アレルギー症候群(OAS)といいます。スギ花粉に含まれるたんぱく質と、トマトに含まれるたんぱく質が似ているためにアレルギー症状が起こるのです。
OASを起こすたんぱく質は熱に弱いので、加熱すると症状が出ないこともあります。しかし、OASのような症状がある場合は、念のためアレルギーの原因となる食べ物を突き止め、その食べ物を避けるようにしましょう。
◎メロン・スイカ
カモガヤなどイネ科植物の花粉症がある人は、メロンやスイカでOASを起こすことがあります。メロンやスイカの他に、トマトやオレンジでも起こることがあります。
初夏から秋にかけて花粉症の症状があらわれ、メロンやスイカを食べると、唇が腫れる、口の中がピリピリする、のどがイガイガするという場合は、イネ科植物の花粉症とOASが疑われるので、病院で調べてもらい、アレルギーの原因となる食べ物を避けましょう。
ハンノキ花粉症の人はリンゴ、モモ、ナシ、キウイ、メロン、スイカなど、シラカンバ花粉症の人はリンゴ、モモ、サクランボなど、ヨモギやブタクサの花粉症の人はメロン、スイカ、セロリなどで、OASが出現することがあります。
◎ジャンクフード
ジャンクフードは、トランス脂肪酸を多く含んでいます。食品の成分表示でいうと、マーガリン、ショートニング、ファットスプレッド、食用植物油、加工油脂などに多く含まれ、スナック菓子やファストフードなどのジャンクフードの多くはこれらが使われています。
週3回以上ファストフードを食べている子どもは、喘息やアレルギー疾患になりやすいという研究論文もあるので、花粉症を何とかしたいという人は、ジャンクフードを控えた方が良さそうです。

【症状の緩和が期待できる飲み物】
お茶には、抗酸化作用や抗炎症作用があるとされるポリフェノールがたくさん含まれています。花粉症の症状緩和が期待できるお茶を、毎日の生活のなかに取り入れましょう。
◎緑茶
緑茶に多く含まれるカテキンには、アレルギー抑制効果があるとされています。
カテキンは植物の色素成分であるポリフェノールの一種で、抗酸化作用があることが知られていますが、アレルギー情報を伝達する物質の生成を抑える作用が確認され、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの放出を抑える働きもあるのではないかと考えられています。
メチル化カテキンは加熱しすぎると減ってしまうので、設定された加熱時間を守るのが効果を引き出すポイントです。
◎甜茶(てんちゃ)
ほのかな甘みのある薬草茶全般を甜茶といいます。「甜」という字には「甘い」という意味があります。
甜茶のなかでも花粉症に効果があるとされるのは、バラ科の植物「甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)」の葉で作られるお茶です。甜茶ポリフェノールが、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの放出を抑えるとされています。
◎紅茶
紅茶にもカテキンが豊富に含まれ、緑茶と同様の効果が期待できます。
ほかに、ウーロン茶にもカテキンが含まれています。
◎ルイボスティー
ルイボスティーには、フラボノイドというポリフェノールが非常に多く含まれています。ほかのポリフェノールと同じくフラボノイドも抗酸化作用が強く、アレルギー疾患の改善が期待できます。
アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの放出を抑える作用がありますが、即効性はありません。毎日の習慣として飲むのがおすすめ。
カフェインが含まれていないため、夜に飲んでも睡眠に影響しないこともルイボスティーのよいところです。
◎ハーブティー
ハーブには、抗酸化作用の高いポリフェノールを豊富に含むものが多く、とくにレモンバームに含まれるロズマリン酸は、抗酸化作用や抗炎症作用が確認されています。アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの放出を抑える作用があるといわれています。
フラボノイドを多く含み、くしゃみや鼻みず、目のかゆみを和らげるエルダーフラワーティーや、鼻づまりや涙目に効果があるとされるネトルティー、炎症を予防し、粘膜を保護するとされるローズヒップティー、粘膜を保護し鼻の通りをよくするペパーミントティー、リラックス効果のあるカモミールティーなども、花粉症の人に人気があるハーブティーです。
◎コーヒー
コーヒーに含まれるクロロゲン酸というポリフェノールが、鼻炎症状のなかでもくしゃみに対して効果がみられたという研究論文があります。この研究によると、アレルギー鼻炎の予防効果と、症状改善効果があったようです。ただし、即効性があるわけではありません。
◎乳酸菌飲料
善玉菌として知られる乳酸菌。腸内細菌のバランスを整えていますが、免疫機能にも深く関わり、花粉症の症状を改善する効果も期待できることがわかってきました。
乳酸菌飲料を、花粉の飛散が始まる4週間くらい前から毎日飲むと、とくにシーズン初期に症状改善効果がみられるというデータがあるので、早めに飲み始めるのがよいようです。

【花粉症のときに避けたい飲み物】
花粉症の症状を悪化させる飲み物を、そうとは知らずに飲んでしまって大後悔…ということにならないように、花粉症シーズンは気をつけましょう。
◎アルコール類
アルコールには血管を広げる作用があり、そのために炎症を悪化させてしまうことがあります。お酒を飲むと、鼻づまりや目の充血などの症状が強くなるので、花粉症の症状がつらいときは、お酒を控え目に。また、アルコールが体内で分解されるときに産生されるアセトアルデヒドという物質には、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの放出を促す作用があるため、くしゃみや鼻づまりも悪化します。花粉症シーズン中はできるだけ飲酒を控えることをお勧めいたします。花粉症シーズン中の外でのお花見の際は、特に要注意なので花粉の防御とともに、お酒もほどほどにしましょう。
◎牛乳
牛乳が花粉症などのアレルギー疾患を悪化させると一部でいわれていますが、牛乳と花粉症の関係を示す科学的根拠はありません。ただ、牛乳を1日1Lも飲むなど乳製品をとりすぎている場合は、牛乳・乳製品をやめると花粉症が改善することがあるようです。
牛乳が花粉症を悪化させるのは、牛乳に含まれるたんぱく質のカゼインが胃酸や酵素の働きで固まるためともいわれていますが、カゼインはいったん固まっても、そのあとちゃんと消化されるので心配する必要はありません。

【病院での治療】
一般に病院で行う花粉症の治療は、症状を抑えることが目的の薬物療法と、アレルギー反応そのものを抑えることが目的の減感作療法があります。
薬物療法には大きく分けて、抗アレルギー薬によるものとステロイド薬によるものがあります。
抗ヒスタミン剤などの抗アレルギー薬は、「体内の自警団」の放出した武器(ヒスタミン、ロイコトリエン)を使えなくする薬に例えられます。
即効性に欠けるため、花粉飛散開始の1~2週間前からの服用が必要といわれています。
一方のステロイド薬は、「体内の自警団」をおとなしくさせる薬です。
即効性がありますが、反応しなければならないウイルスにも反応しづらくなるなどの副作用が出る可能性があるため、重症の場合などのどうしても必要な場合に使用します。

【ワセリンを使った花粉対策】
◎ワセリンとは
ワセリンは天然成分である石油を精製して作られた保湿剤です。肌に油膜を作り、肌から水分が蒸発するのを防ぐため、顔や体の保湿ケアに用いられることが多いです。石油を原料としていますが、精製する際に不純物はほとんど取り除かれているため、肌に使用してもアレルギー反応が引き起こされることは少ないといわれています。
ワセリンには、精製度が低く安価な「黄色ワセリン」と、黄色ワセリンをさらに精製した「白色ワセリン」がありますが、顔に使用する場合は刺激が少ない「白色ワセリン」を使うようにしましょう。特に肌がデリケートな人が使う場合は、白色ワセリンの中でも精製度が高く、防腐剤や香料が含まれていないものがよいでしょう。
◎花粉対策としての活用法
上述の通り、保湿剤として多用されるワセリンですが、目の周りに塗れば、花粉対策もできると考えられています。というのも、ワセリンの油膜が花粉をキャッチし、花粉の侵入を阻止すると期待されているのです。
<目の周りへの塗り方>
清潔な指にワセリンを取ったら、目の周りを一周するように目の下とまぶたに塗ります。その際、ワセリンが目に入らないように気を付けてください。
<注意点>
ワセリンは外出前に塗り、室内に入る時にはティッシュやコットンなどで拭き取り、新しく塗り直すようにしましょう。また、室内にいる時も3~4時間を目安に同様の方法で塗り直します。多く付け過ぎるとべたついてしまうため、ごく少量を付けるようにしてください。
なお、顔は体よりも皮膚が薄くデリケートな部分です。肌の弱い人は、使用前に二の腕の内側に付けてしばらく置き、かぶれや赤みなど炎症反応が起こらないか確認しておくのが望ましいです。

◎オリジナルの”アロマワセリン”を使った花粉対策
ワセリンに好みのアロマを加えれば、好きな香りを楽しみながら花粉をガードできる”アロマワセリン”を作ることが可能です。好みの香りで癒されるだけでなく、それぞれのエッセンシャルオイルが持つアロマ効果も期待できるでしょう。花粉対策には、粘膜の炎症を抑えるとされるティートゥリーや、スッキリとした香りで鼻の通りを良くしリフレッシュ効果も期待できるペパーミント、目のかゆみや炎症を和らげるといわれるカモミールなどがオススメです。お気に入りの香りを見つけて、自分だけのアロマワセリンを作ってみてはいかがでしょうか。
<準備物>
・白色ワセリン
・エッセンシャルオイル(100%天然成分の精油)
・保存容器(小さいサイズでふたができるもの)
・スパチュラ、またはマドラー
<作り方>
10g程度のワセリンが入る小さい保存容器を用意し、きれいに洗って水分をしっかり拭き取っておきます。
ワセリン約10gをスパチュラなどで保存容器に入れます。そこにエッセンシャルオイルを1、2滴垂らし、スパチュラなどでよくかき混ぜます。
<注意点>
肌に直接塗るため、香り付けには100%天然成分のエッセンシャルオイルを選んでください。人工的に香りが付けられたアロマオイルなどは、香料やアルコールなどが入っているので、正しい効果が期待できないばかりか、肌のトラブルにつながる恐れがあります。
また、精油が入ったクリームを肌に使用できるのは、3歳以上からとされています。小さなお子さまへの使用は控えましょう。

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