会社の飲み会、殴り書き ふたたび 1/12の日記

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金曜夜、新年会があった。
メンツは↑の時とほぼ同じで身構える必要ナシだから最高。

仕事を終えてから居酒屋の予約時間まで微妙に時間があり、近くのヨドバシカメラに行った。
その日の昼になぜかたまごっちの話題になり、最新のたまごっちを見てみようという話になっていた。
20代半ばの男女5人でおもちゃコーナーをうろつく光景はどこかシュールで面白い。最新のたまごっちは握りこぶしよりも小さいサイズで7800円して引いた。「よっぽどいい子にしてないと貰えないね」と誰かがつぶやく。
今たまごっちを首から下げている子は皆いい子だ。それか金持ちの子。

その後もトミカや仮面ライダーの変身ベルトを見たりして時間をつぶした。大量のおもちゃを前に童心に帰れたようでとても楽しかった。
皆の目がどこかキラキラしていたような気もする。

残りのメンツも集合して新年会開始。
社員の話、最近のハートポーズの話、結婚についての話など次々に話が進んでいって楽しい。

ホクホクな気分の一方で、こういう時に話の中心になるのが苦手だから端の席をとってしまうのが我ながら良くないなと思う。
どうしても自分からガンガン話していくことが苦手で、誰かの話にツッコんだり「永ちゃんもアレだよね、」とバトンを渡された時に少ししゃべる程度で終わってしまう。
いつかは中央の席に座って場を回していけるようになりたい。ギブミー社交性。

でも今回のメンツの中では自分のツッコミ的キャラが浸透し始めてくれていて、臆することなくツッコミを入れ込んでいけたように思う。
テーブルにピザが届いたときに先輩が「ピッツァきたよ!」と言っていたので「嫌な言い方!」と思わず言ってしまったが、アレはちょっと良くなかったかもしれない。確実に言い過ぎた。
会計後にその先輩に「許さないからな」と(冗談で)言われたから言い過ぎには気を付けよう。
先輩への失礼ノリみたいなものが好きだし自分が上司だったらガンガンやってほしいと思うけど、一般的にはNG気味なのかもしれない。

ビールとジントニックを飲んでほろ酔いで一次会終了。
普段二杯も飲んだらベロベロになってしまうけど、そうならなかったのは一応会社の集まりという緊張感があったからなのだろうか。
だったら「嫌な言い方!」とか言うなよ

金曜夜だったこともあり半分以上が二次会へ。
秋葉原をおぼつかない足取りでうろつきようやく見つけた魚民に入る。
ほぼ全員が梅酒かウイスキーのロックを頼み、テーブルに低いグラスが並んでいて面白かった。

二次会は終始恋愛の話だった。
女性社員の街コンで無双したという話に始まり、どこで出会うか、同棲のタイミングなど「大人になったんだなぁ」と実感するようなテーマの話題で持ち切りだった。

そんな話の途中、先輩から「永ちゃんいつもより心開いてくれてるね」と言われた。自分でもそう思った。
仕事中は雑談より仕事を優先したいから真横で雑談が盛り上がってるのを無視してPCに向かってしまっていることが多いし、感情の起伏が人より小さいから冷たい人に思われてしまっているという自覚がある。
その日はイイ感じに酒が回って話も楽しかったから、心のシャッターがキシキシと少し開いていたように感じた。
サビついてなかなか開けづらいシャッターだが、酒の力を借りながら少しずつこじ開けていきたい。

22時ごろに始まった二次会だったが、話が盛り上がるうちに日付が変わり25時を過ぎていた。当然もう電車はない。
暗くて冷たい秋葉原をフラフラになりながら歩き、1人1台タクシーを捕まえて解散になった。
よほど楽しかったのか、タクシーの窓越しに歩道に立つ先輩に向かって笑顔で手を振る自分がいた。
こんな経験も今までなくて、「大人になったなぁ」と再びしみじみ思う。

超庶民だからタクシーに乗ったのも人生3回目ぐらいで、ビビりながら「〇〇駅まで」と自宅より少し手前の駅を伝える。タクシーなら数百円かかる1kmの道も徒歩ならタダだ。
都会のビル群を進むタクシーの車内は驚くほど静かでウトウトしてしまった。目の前のモニターに映るよく分からんIT企業のCMがチラつく。

やがて知っている道が見えてきたので「この辺で大丈夫です」と告げる。
メーターには¥6000と映っていた。超庶民にはやや厳しいが、飲み会が楽しかったし先輩が多めに払ってくれたから全然許容範囲。
平然を装ってカードで支払い、冷たい道を千鳥足で進んで自宅へ着いた。
時計は2時近くを指していた。

シャワーを浴びながら「永ちゃんいつもより心開いてくれてるね」の一言が反芻する。
社交性が足りない自分に呆れつつも、心を開くことができるという希望の光が少しだけ見えて嬉しかった。

脳内の引き出しが足りないので外付け脳みそとして活用しています。