アベノ橋筋七丁目3番地    働くとは カムクラor神龍?

皆様コニャニャチワワォオン!!(綾波レイ)

(こんな挨拶をされたらのっけから嫌であろう)

気を取り直していきましょう!
労働シテマスカ〜!!?!?
そう人間誰しも働いてる人がマジョリティな世の中なのですが自分は好きな事以外で働くってむちゃくちゃ嫌いでやる気すら出ないという35歳くらいになってようやく人生詰んだ事を理解する漫画の主人公にありがちな思想を展開しつつ生きているのです!

当然就活など何もやりたい事が無かったので
というよりは当時からバンドをやっていたので数年すればすぐにデビューして有名になってバンドで俺は生きていけるしマジでバイトで良い!!リーマン馬鹿みたいダッリィ〜!って感じで就活してるフリして何もやってませんでした。
(これはリアルクズの皆様には分かるのではないでしょうか?)

腐っても私大卒。
バンドしながらフリーターは家庭が許さないという環境だったので
家族をも欺く為にテキトーにラーメンが好きだからという言うのもマヌケな理由で
もう手に入らない貴重な貴重な新卒カードを使い神サマ?宗教?ラーメン企業に新卒で入社を決めたのである!!!

入社前から神戸の店舗で研修が始まり昔やっていたはなまるうどんでのバイトを思い出した。要領は一緒でありすぐに飽きた。
飲食業に偏見はないがやはり集まる人間が
やば過ぎたのである〜オオオオ

普段優しいのだが訳分からんとこで
キレて病気並みの沸点を持つ難ありな店長。
(一度辞めてまた戻ってきたらしい。36歳)

高卒で熊本から出てきた同い年の仕事が恐ろしいくらい出来ない先輩。

顔が男前で優しいのだが身体に和彫りの刺青が入って浮気ばかりする訳ありな男。

むちゃくちゃアホやけど実は優しいバイトの
ギャル2人という構成の店舗であった。

ギャル2人と仲良くなったので毎日そこそこ楽しく過ぎて4月1日の入社式前日を迎えた。
本社は奈良県にあるらしく前日に奈良にある社員寮に泊まり早朝に起きて本社に向かう事になったのでエリアマネージャーの車に
同期6人くらいで乗り込み奈良を目指した。大阪を出て3時間くらいで社員寮に着いたのである。
ここはマジで日本か?!?ってくらい色がない寂れた土地に着いた。イメージはグレー。
運気はマジでなさそうなとこに木造のクッソボロい建物がありそこが今夜の寝床であった。
同じ場所に泊まる同期は20人くらいいて
ほぼ全員が初対面だったのだが皆んな口を揃えて俺ここ辞めようと思うねんと言ってたのがビックリしたが面白かった。
まだ入社すらしていないのにもう辞めようとしている人間が集まっている様は異様であったが何故の連帯感があり事情を深く聞かなくてもそれぞれがココヤバイ!という危険性を本能的に察知して逃げようとしていたのである。(やはりロクでも無い企業は匂いが違う)
寮に住んでいる先輩社員は表情筋がなくなっており自動音声の様な受け答えしかしなくなっていて人間の果てを見た気がした(笑)
北朝鮮もこんな感じなんだろうか?

入社式は宗教施設の儀式の様な言葉が投げかけられ、昔歌舞伎町に店をオープンした時のドキュメンタリーを見さされて昼飯にスシローを皆んなで食って帰宅した。
それから1週間後に俺は退職した。

創業当初からあるらしい秘伝のスープの作り方は社長の息子しか知らないらしく店にはスープのパックが毎朝送られてくる。
どうやら無料で食えるニラの汁を入れているという事だけは噂で聞いた。
得た事はただそれだけである。

あと自分の店に踊ってばかりの国の
下津さんが食べに来たのでラーメンを渡した事だけが唯一の嬉しい出来事であった。

未だに歌舞伎町に寄った時はここのラーメンを食いながら奈良にある社員寮を思い出す。
一見、POPで綺麗なイメージの外面であるが裏で人が泣いている。あの風景、あの社員寮の事を話せるやつとは戦友である。
そんな事を思いながらあと何回スープをすするのであろうか?(やっぱりミスドがスキー!?!!)

※元麺場湯切り担当 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?