解説者も次のステージへ
ケイスケホンダのセルジオ越後評、すごく良かった。
ケイスケホンダ曰く、セルジオ越後さんの解説は、批判はいいが、具体的な対案や改善策がない。文句を言うだけ。要約するとこんな感じであった。
これは非常に良い指摘だと思う。負けた時に「弱い!欧州や南米に比べてレベルが低い!日本サッカーはまだまだだ!」というのは簡単であり、誰にでもできる。
誰にでもできる役回りをセルジオ越後さんはずーっと担ってきた。ずーっと担うことができたといえる。
ずーっと担うことができたのは、国民がその程度の解説で十分満足していたからだ。
前回大会で大活躍した乾が、セルジオ越後大嫌いと発言していたが、今回のケイスケホンダの指摘はセルジオ越後の解説にトドメを刺したのではないか。
日本サッカーが更なる高みへ到達するには、こうした批判だけの解説に「NO!」を突きつけて、より質の高い解説を求めることだろう。
戸田和幸、岩政大樹、中村憲剛、本田圭佑と素晴らしい解説ができる人材もいるが、彼らには指導者としての道がある。
現実的な対案、具体案を提示できる本業解説者は今空席である。