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福島県社会人サッカーリーグ1部第3節 VS 喜多方FC観戦記

7月10日、喜多方市押切川公園スポーツ広場で行われた県リーグ1部第3節喜多方FC戦の観戦記です。

この試合は全国社会人サッカー選手権の準々決勝が6月19日からスタートし、準決勝・決勝と続き、4週目がこの試合となっていて、疲労がピークとなっていた試合だと思います。

※因みに、この後、4試合連続で公式戦となって合計で8週連続の公式戦となります(笑)

※昨年は全社5試合、クラブ選手権2試合(7週間連続公式戦)でした。

夏場の連戦は非常にきつい!

この日、喜多方の最高気温は35℃(午後1時)半端ない暑さの中での試合でした。

シャンオーレの布陣は4-2-3-1。

CBにNO.14三好とNO.4芳賀・SB(R)NO.17山崎とSB(L)NO.24鈴木を配置。ボランチには、NO.6渋谷とNO.7髙橋。SH(R)NO.22佐々木・SH(L)NO.77吉成。トップ下にNO.33渡辺が入り、ワントップには全社には出場出来なかった、NO.21中鉢が入りました。

喜多方FCさんも4-2-3-1。昨年の県リーグでは前半0-0、先に得点を決められ厳しい展開だったが、後半終了間際にタクミのゴールで引分けで2部の優勝に近づけた試合だった。

毎年、いい試合をさせて頂いているチームです。私が言うのも何ですが、好敵手(ライバル)だと思っています。必ず喜多方FCさんの試合結果はチェックしてます!

さて、今年の第1戦目は如何に?

シャンオーレのボールで午後12時キックオフ!

最初のチャンス!というよりは、最初に注目した点を。

前半8分、前線からのプレスからマイボールにして、珍しくNO.7髙橋がオープニングシュートを打ったシーン!

実はこの時、ヒロキがタクミからの落としのパスをもらった瞬間に、左から中鉢が絶妙なタイミングで中央に走りこんでいました。普段だったら間違いなくラストパスを送っていた髙橋だが、左足で思い切りシュート!結果的には大きくゴールを外れてしまってしまいましたが、何か吹っ切れて、積極性が出てきました!とてもいい事です。

まさか見えてなかったのかと思い、試合後にこのシーンの事を聞いたら、ちゃんと中鉢の事は見えてましたとの事でした。昨年のアシスト王は見えてるよね(笑)

前半13分に、最初のピンチが

喜多方FCさんの左からのコーナーキック!マンツーマンで相手をマークしていたと思ったが、相手NO.28の選手が、するりとゴール前ファーの位置に入り、フリーで強烈なヘディングシュート!されゴールバー上を外れて失点にはならなかった。が、コーナーキック前にマークの確認をヒロキがしていたのに、マークを外してしまったのは頂けない!

シャンオーレの失点は、数少ないのだが、セットプレーでの失点が多い様な気がします。(個人的な感想です)

マークさえ外さなければ、フィジカル的に負ける選手は少ないので今後も注意しましょ!

※ザキはマーク外してません!(笑)

DFと競り合う中鉢、相手の頭の上に中鉢の胸が出ています。凄っ!

前半15分、チャンス到来!

相手陣内、左サイドからのスローインをクイックリ・スタート!NO.77吉成がすぐさまNO.7髙橋に送り、左ゴールラインギリギリからマイナス気味のクロスをNO.21中鉢と、身体能力の差で相手DFの上からヘディングシュート!するもゴール右に外れ得点ならず。

相手陣内でのスローインをクイックプレーにすることで、相手のマークを崩す事もできる!と監督が練習の時にいっている事が実践できたプレーだった。

前半20分、21分には連続でNO.22佐々木にシュートチャンスが。

20分は、NO.17山崎のスローインをDFを背負いながら、振り向きざまに左足でシュート!枠にはいったがボールの芯を捉えられず、キーパーがキャッチ。

21分は相手パスミスから、三好・山崎・芳賀がディフェンスラインでボールを繋ぎ、NO.4芳賀がタテパスを高めのポジションだった左SBのNO.24鈴木に送り、ツータッチでヒロキに落とした後、ワントラップし中央で待っていたNO.33渡辺へ。タクミは右サイドを駆け上がったNO.22佐々木にスルーパスを送るも、ファーストタッチが相手DFとの競り合いだった事で、ボールコントロールが出来ず、ゴールラインを割ってしまうが、惜しいプレーだった。

この2つのプレーで、本来FWでのプレーが主だった太一の片鱗が見えた!?

得点決めてないけど(笑)

前半26分にもセンターバックからの組立でチャンスが。

NO.4芳賀から右サイドNO.17山崎へ渡り、ドリブルで行くと見せかけてNO.7髙橋へ落とし、山崎は空いた右サイドのスペースに走りこんだ。髙橋は中央かへパスすると見せかけて、走りこんだ山崎へパスする。山崎はワントラップした後、ペナルティエリア中央で待っていたNO.33渡辺へグラウンダーのクロスを送ると、タクミは中央から右へDFをかわしながらシュート!するもブロックされ得点にはならず。

こぼれたボールを喜多方FCさんに確保されゴール前に運ばれそうになるも、芳賀が鉄壁のディフェンスでシュートチャンスまではいかせなかった。

その後も、NO.77吉成のミドルシュートなど惜しいチャンスが続くも、前半は0-0で終了した。

前半のスタッツ

<シャンオーレ>

シュート:9 ゴールキック:5 コーナーキック:3 オフサイド:1 ペナルティ:5

<喜多方FC>

シュート:3 ゴールキック:9 コーナーキック:1 オフサイド:0 ペナルティ:5

この前半の結果から見えるのは、

押し気味に試合を進めるも、枠内にシュートが飛ばず得点が出来なかった。またオフサイドも少なかったことから見えるのは、コンパクトなパスやスルーパスが少なく、いつものシャンオーレの組立ではなかったのかな?ヒロキがボランチに下がった事での結果か?

後半は、喜多方FCさんのボールからスタート。

後半3分、得点チャンス!

相手GKからのキックを渋谷がヘディングで大きく相手陣内に弾き、このボールを拾った、ヒロキがペナルティエリア前の右サイドキープ。クロスをNO.21中鉢に送ると中鉢はダイビングヘッドでシュート!するも相手DFが右足でギリギリ当ててクリア。

さらに、左サイドからのコーナーキックを中鉢に合わせ、中鉢が先にジャンプ!しボールにアタックするも後から飛んだ相手キーパーとの接触でボールに触れなかったプレーが、ファールと取られ、得点ならず。

このプレー最近多いのですが(特に中鉢と相手GKで)レフリーは中鉢のファウルチャージを取ってしまいます。古い人間の私は、キーパーチャージと言ってしまいますが(笑)

1997年の規則改正に伴い、ゴールキーパーへの正当なチャージが保証されたと聞いております。先にジャンプしてボールにアタックした選手の後から飛んだ選手が衝突した時に、先に飛んだ選手がファールになるとは、なかなか考えずらいですが、と素人のわたしは思ってしまいます。

ルールブックには「不用意に・無謀に・過剰な力で」はファールチャージと記されております。難しい判断だとは思いますが、適正な判断をして頂きたいと思いました。

後半13分には連続の得点チャンスが!

相手陣内の左サイドからのスローイン。NO.24鈴木がNO.6渋谷に投げ入れ、ワンタッチで鈴木にパス、それを翼がダイレクトでファーサイドで待っていたNO.21中鉢にクロスを送り、フリーでシュートするも相手GKが左に飛びファインセーブして得点ならず。更にプレーは続き、

そのこぼれたボールを喜多方FCさんが大きく左サイドに展開されるもNO.4芳賀がボールを奪い取り、NO.6渋谷に繋げ、翼⇒ヒロキ⇒タクミとパスが渡り、NO.33渡辺は相手を一人かわした後、左サイドのNO.77吉成へ丁寧なパス。吉成はまたしてもファーサイドで待っていた中鉢にクロスを入れた。中鉢は今度はシュートでは無く、左サイドバックからペナ中央に入ってきたNO.24鈴木に落としスライディングシュート!惜しくも相手DFに当りゴールならず!シャンオーレらしい連続攻撃も相手GKの荒井選手の好セーブなどで得点できなかった。

後半15分、相手陣内右サイドからのFKをNO.7髙橋が中央のNO.22佐々木に送り、スラしたボールを中鉢が押し込もうとするも、タイミングがズレでゴールバー上に外れてしまう。

このあと、決定的なチャンスがうまれる。

後半17分、一旦GKに戻したところから、NO.1矢部が大きくセンターライン右に蹴りこみ、相手がクリアミスし、NO.22佐々木にボールが渡り中鉢がダイレクトでNO.7髙橋へ落とし、ヒロキは相手DFラインで張っていたNO.33渡辺へダイレクトでスルーパスを送ると、渡辺はDFラインから抜け出しGKと1対1となるも、GKがコースを読みシュートを弾いて得点ならず!本当に惜しいチャンスでした。

本当に惜しかったのが分かるシーン。悔しがってグラウンドを殴るタクミ!


この後も中鉢のヘディングシュートが枠を捉えられなかったりあったが、シャンオーレペースで試合が進む。が、後半20分にちょっとしたアクシデントが...

相手陣内、右サイドからのスローインを奪われクリアされたが、渋谷がボールを確保するも、ボールの上に重心がのってしまい、転倒し体の下にボールがいき、相手選手がボールに向けてだとは思うが蹴り出そうとしたが、無謀でかつ過剰な力で蹴ったとみなされレッドカードが出された。残り20分11対10となり数的有利となった。

しかし、大抵の場合は相手チームが守備中心となる為得点が入りずらくなる傾向になったとも思った瞬間だった。

余談ですが、昨年シャンオーレは全社準々決勝の松下FFC戦で前半レッドカードを1枚もらい10対11で試合をしましたが、相手がボールキープの時間が長くなったが、前の方に向きすぎたのか、逆にカウンター攻撃で後半5点取って勝った試合がありました。

一人多いのは有利ではありません!実感です。

後半30分、左サイドから翼⇒ヒロキ⇒吉成と渡り、センターバックの三好に一旦下げるパスを繋ぐ。三好は右サイドの山崎に丁寧なインサイドパスを出し、山崎は中央にいNO.33渡辺へ、渡辺は中へドリブルしその前にいたNO.22佐々木にスルーパスを送る。タイチはツートラップ後、左足でシュートするも左ポストを叩き得点ならず。

会場には、タイチの「も~~」と言う声が響き渡ったシーンだった。が、その後ボールはラインを割らずオンプレイ。相手DFが大きく蹴り出すも、NO.4芳賀が難なくマイボールに。しかしパスがずれてカウンター気味の攻撃をされ一時期はゴール前で3対3をつくられ一瞬ピンチに!相手のクロスの精度がなかった事でシュートまではいかせなかった。

どうしても、プレイヤーの数的有利があると他人任せになり、戻りが遅くなったのではないか?惜しいチャンスからの失点はダメージが大きくなるので、注意しましょ!

その後もプレーは続き、クリアした芳賀から渋谷、渋谷は左SBのNO.24鈴木送ると、相手陣内までドリブルで運びNO.33渡辺へパスを送る。タクミは中鉢と縦関係のほぼワンツーパスで抜け出し最後は左足を振り切るもシュートは左サイドネットに突き刺さり得点とはならなかった。

後半30分を過ぎ、両チームともにこの高温の中での試合もあるが、中盤が大きく空いてきて、チャンスシーンが増えてきた。

後半35分、右サイドからのFK。相手DFがヘッドでクリアしたボールをNO.21中鉢がオーバーヘッド!惜しくも右サイドに外れてゴールならず!中鉢の身体能力は半端ない!



後半40分、試合終了間際のプレー。吉成は左サイドからファーサイドの山崎にクロスを送り、山崎はヘディングで落とすも、相手DFがクリアするが小さくなり、ペナルティエリア内にいたNO.22佐々木がまたしても左足でシュート!ゴールバーの大きく上を越えて得点ならず!ここは決めたかったですね。


この後も押し気味に試合を進めるが、得点できずに0-0で試合終了。


■後半のスタッツ

<シャンオーレ>

シュート:15 ゴールキック:2 コーナーキック:3 オフサイド:1 ペナルティ:4

<喜多方FC>

シュート:0 ゴールキック:8 コーナーキック:1 オフサイド:1 ペナルティ:4(内レッド1)

■試合トータル

<シャンオーレ>

シュート:24 ゴールキック:7 コーナーキック:6 オフサイド:2 ペナルティ:9

<喜多方FC>

シュート:3 ゴールキック:16 コーナーキック:2 オフサイド:1 ペナルティ:9

※個人の集計ですので、多少の誤差はあります。


シュートが24本で無得点だったのは残念だったが、

この試合があったからこそ、この後のクラブ選手権優勝のいいきっかけになったのかも知れませんね。私が試合後とやかく言うよりも、選手たちが反省して改善して勝ち切る!いい発奮材料の試合でした。この後の戦績は言うまでもありませんが、

7戦全勝・得点34・失点6 1試合平均得点は4.9!


このブログを書いているのは9月16日です。

いよいよ明日(9/17)はシャンオーレ始まって以来初のクラブ選手権東北大会が山形県天童市で始まります。タクミ・シュートの故郷で試合です。昨年までマネージャーだった

あかねちゃんも山形出身で試合に来てくれるそうです!

どんなドラマが待っているのか、正直ワクワクが止まりません。

当然優勝するしか考えてませんが、1回戦で負けても良し!2回戦で負けても良し!

なんせクラブの歴史を変えたのですから!過去の選手たちが越えられなかった壁を大きく越えてきたのだから!


この圧倒的な攻撃力と相手の攻撃力をゼロにさせるディフェンスがあれば優勝するしかないでしょう!ねえ!胸を張って「福島県代表」として戦ってきましょう!引き続き応援宜しくお願いします!

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