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#4 最後に、読んでくださっている皆さんへ

「息長く活動を続けるためのヒント 〜レジリエンスシリーズ〜」を読んでくださりありがとうございます。皆さんの中にはこれから署名を始めようと思っている方、すでに始めている方、始める予定はないけれどChange.orgで立ち上がったオンライン署名を応援してくださっている方など、さまざまな背景をお持ちの方がいらっしゃるかと思います。

私たちChange.orgのスタッフは、さまざまな背景や経験から「社会を変えたい」と感じてオンライン署名を始めた発信者の皆さんと日々やりとりをし、オンライン署名を通してその思いに賛同する人たちを巻き込んで、実際に変化を起こすためのお手伝いをしています。皆さんと話す中で伺う声は、「オンラインで署名を始めたいけれど自分はちゃんとできるか不安」「署名を始めてみたら、自分とは異なった考えを持つ人から批判が来て困った」など、必ずしもポジティブなものばかりではありません。そのような声を伝えてくださった方の中には、「やっぱり活動をやめようかな・・・」と悩んでいる方もいます。

何かに対して「これはおかしい」「変えたい!」と感じて声を上げたり、署名を始めるなどの行動を起こすことは、勇気のいることです。それでも行動したい、オンライン署名を始めたい、という思いを持つ方が1人でも増えることが、私たちChange.orgのスタッフにとっての夢であり、日々の何よりのモチベーションです。

自衛隊の性暴力再発防止を訴えてオンライン署名を立ち上げた五ノ井里奈さん(中央)のサポートを行なったChange.orgスタッフ

何かを変えたいという熱い思いを抱えていても、不安に駆られて活動を諦めてしまうことを考えている方がいるということを目の当たりにし、少しでも寄り添って後押しできることがないかと私たちスタッフは考えました。そして、これまでオンライン署名を通して社会を変えてきた人々の実際の経験や、私たちスタッフのノウハウとをもとに、皆さんに少しでも役立てていただけそうな作戦や対策をレジリエンスシリーズの記事にまとめてみました。

このレジリエンスシリーズを読んでくださっている皆さんのように、何かを「変えたい!」という気持ちを持つことは、実は誰でもできることではありません。そして、その気持ちを実際にオンライン署名という形にして、変化を目指して活動をするということは、さらに大きな決断と勇気を必要とします。

こんなにもたくさんの気力が必要な署名を始めたり検討してくれている皆さんは、すでに「レジリエンス」、つまり挑戦する時や逆境に晒された時にそれを糧にして乗り越える力を持っているということです。

そして、この記事を読んで下さっているということは、ご自身の活動に役立つことを模索し、私たちが皆さんにお伝えする作戦や対策を知識として身につける努力をしてくださっているということでもあり、それは皆さんのレジリエンスを高めることに繋がっています。皆さんはまさに今、パワーアップしている真っ最中なのです。知識は皆さんの「力」となり、皆さんが活動していく上でご自身を強くしたり守ったりする「武器」にもなります。

このような力、つまり「レジリエンス」を身につけるということは、皆さんの署名活動を前進させる大きな一歩です。記事を読んで作戦や対策を探す、知識を身に付ける、といった一見小さく見えるかも知れない行動は、実は署名活動を続けて変化を起こすうえではとても大事な行動のひとつです。

もし、皆さんがこのレジリエンスシリーズにたどり着いたきっかけが、署名活動について悩んでいたり、うまく行かなくて困っているからだとしたら、今こうして読んでくださった内容が皆さんの悩みを少しでも軽くしたり、皆さんを元気付けられていればとっても嬉しいです。そして、このシリーズが皆さんの「変えたい!」という気持ちを再度思い起こさせるきっかけとなれば幸いです。

最後に改めて、Change.orgでは、皆さんが安心してChange.orgを利用できるように利用規約コミュニティガイドラインを設けていることをお伝えします。それらに違反したコンテンツは、Change.orgの専門スタッフが審査し、削除する権限があります。また、違反を見つけた際には、見つけた人であれば誰でも通報することができるようになっていますので、署名ページ上にある「ポリシー違反報告」にご協力ください。

皆さんが「変えたい!」と思った問題は、皆さんが声をあげなければ、多くの人に知れ渡ることはないかも知れません。皆さんが行動することで、すでに変化は生まれ始めています。これからも皆さんが「変えたい!」という気持ちを大事にして、そして何よりも自分自身を大切にして、チェンジを起こし続けられますように。

Change.org 日本チーム 一同