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ヨーヨーの日

ヨーヨーの日

今日は4月4日、語呂合わせで『ヨーヨーの日』🪀

1997年より玩具メーカーのバンダイが『ハイパーヨーヨー』を展開し、1998年に正式に制定。

このハイパーヨーヨーのブームは社会現象になったほど凄まじかった。2年間で2700万個を売り上げましたからね。

極端な話やけど、仮に当時人気歌手が2ヶ月に一回のペースで2年間アルバムを出して毎回ダブルミリオンを達成しても届かないんですからね。

まあ一家に1枚のアルバムと一家に数個のヨーヨーなら全く次元の違う話ですが・・・

てことでせっかくのヨーヨーの日なので、今回はヨーヨーの思い出を簡単に書こうと思う。

バンダイの商標登録『ハイパーヨーヨー』の情報を最初にキャッチしたのは、1997年3月に発売された月刊コロコロコミック4月号。

当時は「ふ〜ん。ヨーヨーね〜」て感じで全然興味がなかったのだが、4月におかんと一緒にベルファ宇治というショッピングモールに行った。

このベルファ宇治の中にトイザらスが入っていて、ベルファのなのかトイザらスのなのか、1周年なのか2周年なのかは忘れたけど、トイザらスではおもちゃが当たる周年記念の抽選会があった。

何円以上お買い上げで抽選ができるって感じで1回できるってのでやってみたら、ちょうどこの日に発売のハイパーヨーヨーが当選した。ちなみに『ハイパーインペリアル』という機種。

嬉しいとかよりは「あ、コロコロでみたやつや」って冷めた感じ。

ちなみに著書の『ぼくは挑戦人』ではコロコロの懸賞で当選したと書いたが、それはコロコロ仕様の限定ヨーヨーのことだった。

で、コロコロには毎月何個か技が掲載されていて暇つぶしに練習をするようになる。技は結構早く習得できた方やと思う。

この時まだブームは来てなくて、一人でコツコツと練習をする日々なんやけど、2ヶ月後にとんでもない機種が発売される。

頭脳を持ったヨーヨー『ハイパーブレイン』

なんと遠心クラッチを搭載したオートリターンシステム。

何言ってるのか分からんと思うので簡単に説明すると、ヨーヨーを振り下ろした時に下で空転させるスリープという基本技があるのだが、この空転時のジャイロ効果に伴って中の遠心クラッチが遠心力によって開き、回転が弱くなっていくと遠心クラッチが閉じて自動的に手元に戻るという画期的なヨーヨー。

これに大きな衝撃を受けたのと、デザインもめちゃんこかっこよくて欲しくなった。この『ハイパーブレイン』の登場がハイパーヨーヨーのブームに火をつけたと言っても過言ではないだろうな。

その1ヶ月後にはハイパーヨーヨーシリーズの中で1番人気となる『ファイヤーボール』という機種も発売され、もう秋頃にはおもちゃ屋からハイパーヨーヨーは消え、欲しくても買えない状態になる。

たまごっちブームと同じ現象やね。

またブームを後押ししたのは他にも様々な要素があって、その一つがオフィシャルトリック認定制度。基本的には技の認定を行う資格を持ったおもちゃ屋で受けることができ、僕も毎週通っていた。

他は大なり小なりのヨーヨーの大会、そしてアメリカのヨーヨーのプロ集団「THP(チームハイパフォーマンス)」の存在。

後に技認定で1番上のレベルをクリアするとTHPの日本支部『THP-JAPAN』に加入することができ、皆これを目指していた。

それくらいTHPはヨーヨー界ではアイドルだった。頑張ればAKB48に入れるかもみたいな感じで夢があったのだ。

あとはコロコロで連載されたハイパーヨーヨーを題材にした『超速スピナー』かな。

まあ悲しいかなブームは2年ほど経った辺りから失速し、3年目なんて絶頂期に比べればお粗末なもんになるが、そこで諦めなかった人たちがバトンを繋いで今では大規模な市場になっている。

ハイパーヨーヨーの出戻り組だっているし、僕もそうやけどプロパフォーマーとしてヨーヨーを演じ、それで飯を食ってる人も多い。

何事も本気で遊び、純粋に楽しむ気持ちはどんなに歳をとっても忘れたくないな。

ではまた。

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