余命10年

つい先日、映画版「シグナル」を観て、坂口健太郎ってこんなに色気だだ漏れしてる感だったっけ??といきなりここ最近の坂口健太郎が気になりだし。というか図書館戦争でも岡田くんにやられたように、アクションして傷ついてる役とかみると私はヤラれてしまう事が多いんですが。

5/1が日曜日だったので、そういや小松奈々ちゃんと主演した「余命10年」まだやってるよな、と前知識ほぼゼロで鑑賞。ほぼなのは、情熱大陸の藤井監督回を見て、ざっくりな設定だけ知ってる状態で。

今更なのであらすじは割愛で感想を。ちなみに2回観に行きました。そしてまだ上映しているのでまた観に行くかもしれません。

初見では藤井監督は坂口くんが好きなんだなーと思ったシーンがちょこちょこあったりしたのですが、2回目は小松ちゃんの演技が凄くてうわぁと圧倒され。日暮里の橋での和人の決心した顔とか茉莉の受け入れた表情とか。茉莉は受け入れたけど、絶対「好き」と言わない。けど守ると決めた和人は守り続けていく日々とか。ロッジでの朝のシーンは圧巻で。和人の動揺してるけど受け入れて「分かった」という所とか、茉莉は決心している顔で、とか。どちらにも感情移入しちゃって見てしまって辛いのだけれど、でも二人とも未来に向かって進んでいく。そこがすごく心にきました。未来に向かって進み、和人から茉莉に「頑張ったね」と言ってもらえて、茉莉も「頑張ったね」と伝えていたと思うし。

余命ものって相手の人生をその時間使うけど、先がないって事で。相手を思う事で茉莉は自分で区切りをつけていて、そいういう事が態度できちんと描かれていて、演技がとても抑え目だったからこそ、母親の横で泣き出してしまうシーンが響いて。人生は進んでしまうんだよな、進むからちゃんと生きないとな、とか色々と思いました。余命の時間をとても我儘に自分の為に使う生き方の映画もあるけれど、私はこの映画にひどく共感してしまいました。相手を思いやる気持ちって大事ですよね。

坂口くんはロッジホテルの朝のシーンが本当に凄かったです。引き込まれてしまって。こんなにいい役者さんでしたっけ?って思いました。

映像も綺麗で、なんなら映画のその後がRADWINPSの主題歌MVで和人がいて。インスタも茉莉のビデオがアップされてたり。宣伝内容も含めて素敵でいいプロジェクトだと思いました。あそこまで世界観を大切にしていると写真集欲しくなりますわ。。

結果、坂口くんいいなーってところで、岡田准一氏と共演する9月公開の「ヘルドッグス」ザッツアクション!こちら楽しみにしております!


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