これは、僕にカードゲームを教えてくれた師匠の言葉です。

この言葉の意味を説明しますと、公開されている情報というものはすべて

「これよりクオリティの高いものが既に存在している」

か

「既に使い終わったもの」

である、というものです。

誰だって大会直前に

「とてつもなく良いものが出来た！
　明日はこれ使うから公開・解説しますね！」

なんてことはしませんよね。

情報というものは世に出た時点ですでに発信者にとっては過去のものとなっており、それを拾って使う場合はその本質といえる

・なぜこの結果になったのか

・今この情報を環境にフィットさせるにはどうしたらいいのか

これらの情報を読み取ることが肝要となります。

表皮をかじって「うまい、まずい」というのではなく、果実から種まで堪能した上でよりその上を目指す、というのが結果につながりやすい情報の取り扱い方でしょう。

この考え方は僕の中に物凄く刺さっていて、カードゲームに限らず、公開されている情報はその瞬間から常に鮮度を落としていっていると考え、幅広くアンテナを張っていくことを意識しています。

料理でも、ビジネスでも、なんでも同じ。

発信した人はすでにその先に行っているのですから、単なる後追いをするのではなく、先人が残した【食べ物】を貪欲に貪り食らい、自分を自分らいく成長させていきましょう。

「公開されている情報は、すべて食べ残し」

的を射ている表現だと思います。

表現は少々乱暴ですけどね。