イベントに必要なものはインパクトとアクション。それだけ。
冬っていきなりやってきますよね。事前連絡もなしに失礼なやつ。
「来週極寒にすっから」って言ってくれたら良かったのに。
言われたら言われたで(ええ、嫌だなあ…)となるので
結局のところどうしようもありませんでした。自然の前に人間は無力。
CHANGです。
昨日、突発で作ったイベントを開催してきました。
【大乱戦 イベントオーガナイザーズ】というイベントで、
・イベントオーガナイザー
・公認ジャッジ
どちらかの資格があれば参加できる限定イベントです。
企画自体はもうちょっと凝ったやつをいずれやろうかなと思っていたのですが、先週火曜日に思いついて水曜の昼間に客先との打合せ中に作って実施しました。
その話をしようと思います。
■思いついたが吉日
もともと前々から、イベントオーガナイザー資格者に限らず、「限定大会」に価値はあると思っていました。
それをやるにはきちんと時期と準備を見極めねばな、と考えていたのですが先週の12月11日火曜日、別件で当日の予定が空いてしまいました。
資格者が応募している抽選のアレです。
見事落選してしまった僕は普通に残念だなあ、と考えていたのですが、これはきっと同じようにガッカリしている資格者がいると気づきました。
「あ、これは何かイベントをしないときっと絶対後悔する」
と思い、ノリで以下のようなアンケートを取ってみました。
雑か。
これを見て、少なくとも世界に40人くらいは気持ちだけでも賛同してくれてることがわかったので、夜中にスマブラをしながらふむふむそれではと企画を作ることにしました。
■作るのなんてあっという間
翌日。
普通に仕事はドサドサと積んであり、ひっきりなしに電話もチャットも飛んできている中、【最優先】でイベントの企画を作りました。
やったことは以下4点です。
●仲間探し
●場所探し
●見せ方の策定
●クリエイティブ制作
これだけやればなんとかなるだろうと思い、上記4つを1時間でやりました。
具体的には、乗ってくれたトイくんに声がけし、お世話になった店舗さんに急で申し訳ないが利用させていただけないか、という連絡をし、お返事までの間にタイトルを考え、インパクトのある見せ方ができるようなロゴ案をイメージし、ロゴと開催概要をパワーポイントで作り、お返事をいただいた店舗さんと詳細を詰め、あとは現地で! という感じ。
これでイベントのフレームは完成です。あとはディティール。
完成した時点でTwitter上で「告知の告知」をしました。
僕はいつもいきなり告知せず、「いついつに告知するよ」と言っています。
そのほうが単純に告知を見てもらえる可能性が増えるのと、あとなんかワクワクするからです。
■告知と反響
さあ告知だ、と自分自身ウキウキしながら出してみたのですが、反面「超雑なミニマムのイベントだし誰か1−2人でも来てくださったら嬉しいや」とも思っていました。自分のイベント規模や内容を客観視するのは大切です。
そしたら意外なことが起こりました。
思った以上の反響。
「日程合わないけど行ってみたかった」「こういった大会やって欲しかった」などの反応をいただきました。
反応自体は概ね予想通りの内容ではあったのですが、母数が意外にいったなあ、と驚きました。恐らくは
・インパクトのあるイベントタイトル
・他事例のない企画
二点ともがヒットしたのだな、と理解しました。
ここからイベントのディティールを作っていきます。
■世界観の徹底
大乱t
大乱戦イベントオーガナイザーズですから、その世界観にあった盛り上げ方をしようとは最初から考えていました。そのひとつが【ファイター紹介】です。
普段、僕はイベントに参加してくださる方々をいちいちフィーチャーしません。というか、どんな有名人がきても普通の方と変わらず受け付けます。イベント参加者、という立場の中では上下などあってはいけないからです。
ですが、今回はその参加者のキャラそのものを際立たせ、見ている方はもちろん、参加者ご自身もワクワクするような形の見せ方をすることにしました。それが【参戦画像】です。
まるで夢の共演もりだくさんのあのゲームに参戦したかのような気持ちになっていただきたい。と同時に、「資格者になったらあの舞台にいけるかもしれないんだ!」と色んな方に思ってもらえるような仕掛けも仕込んでいました。さらに、日程や場所が限定されていることを逆利用し、「今回行けないけど、次回は参戦したい」と思っていただくことも達成できたかと思います。
■イベント当日
とはいえ、運営リソースを最低限に絞っているので今回の開催はそれはもうゆるっゆるです。なんせ突発だし、参加者全員が資格者だからしくってもなんとかなるだろうというひどい心構えです。
でもまあ、主催はある程度参加者に甘えることも大事だと思います。
今回は僕が遊びたかったイベントなので、普通にガチデッキで勝ち始めるし、決勝まで普通に行って温かいブーイングをいただきました。(本当に温かかった)
それもこのイベントの醍醐味かなと思います。
このイベントが成功かそうでないか、その見え方はそれぞれかと思いますが、
・超最低限のコストで告知時に盛り上げられた
・次につながるワクワクを提供できた
・僕自身楽しかった
この三点により、大成功だったと思っています。
これで僕が優勝してたら、それはそれで温かいブーイングをweb上でも浴びて大成功だと思います。
■最後に
イベントを開くのには少なからずハードルがあります。
時間がない、金がない、場所がない、人がいない、ないないづくしのチンカラホイです。
だからこそ、全部が揃うまで待ってたら永遠にイベントを開くことはできません。
すべては「インパクトとアクション」です。
面白そうに見える何かを、うだうだ言わずに超速でやってみる。
イベントの質なんて大それたものより、まずはその2つだけです。
いったん!
いったん、やってみよう。
これはいつか落ち込んだときの自分に向けてのメッセージでもあります。
そしたらこれ見て元気を出せ。
カービィは一人でもがんばってたろ。
やろう。やってみよう。
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