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アニメ「キルラキル」はなぜこうも惹かれるのか?

2013〜2014年のアニメキルラキルはなぜ一度見てしまうとこうも見入ってしまうのだろうか?

なぜならば、このアニメには日本アニメの伝統文化を引き継いでいるからだ。

過去の日本の漫画作品の遺伝子を見事に受け継いでいるのだ。

ストーリー

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ストーリーは転校してきた女子高生が、学校や都市を支配する生徒会長を倒すというバトルアクションものである。

そしてバトル形式は、制服を着ると強くなるという形式だ。

その制服は意思を持ち喋り、制服の持ち主と一体化することで強くなるという仕組みだ。

実は主人公の父親がその制服を作り、そして何者かの手によって殺されたのである。

主人公はその謎を解き明かすために、その謎を知る生徒会長を倒すという話である。

どういうところが日本アニメを引き継いでいるのか?

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1 制服との「シンクロ」


人がなにかとシンクロすることは日本のアニメの伝統芸能です。

エヴァンゲリオンならば、主人公とロボットとのシンクロ率が物語では重要でしたね。

モノと一体化することは日本の精神の奥深くにあります。

日本は一神教ではなく八百万の神といわれるように、物にも精神が宿っている考え方を持っています。

アトムやガンダムなどのロボットモノが人型なのは「人間と一つになれるかも」という精神があるからです。多分。

2 変身シーン

エロさを醸し出す変身シーンは、キューティーハニーの変身シーンと重なりますね。

通常→戦闘の間にエロを挟む形式をしっかり受け継いでいます。日常から非日常への橋渡しにエロが必要なのです

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3 バトルの演出


エヴァンゲリオンの十字架の光を連想させるようなバトル演出を手掛けています。

彼はエヴァンゲリオンの制作に携わっているのでその演出を取り入れてるのではないのでしょうか。

初めて動画担当としてアニメに関わったのは1995年の『新世紀エヴァンゲリオン』でした。
(引用 https://ciatr.jp/topics/307929 )


またキルラキルのイラストレーターは、彼のイラスト集(?)にエヴァンゲリオンのイラストをアレンジで入れているのでなんらかの影響があると思います。



エヴァの十字架の光

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キルラキルのバトルシーンの光

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4 制服のキャラ


制服が喋る。服が喋るといえば

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ど根性ガエルですね。

こういう発想も日本的ですもんね


5 ギャグ要素


話のテンポ感のみならず、ギャグのテンポ感もめちゃめちゃ良いんですよねこのアニメ。

マコちゃんのギャグのセンスもめちゃめちゃ高い。

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ママが可愛くて父親がヤバイというのはバカボンを連想できますね。


このように、エヴァンゲリオン、天才バカボン、ど根性ガエル、キューティハニーいろいろな日本漫画アニメの遺伝子を引き継いでますよね。

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