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正社員辞めるからマルクス読むと、無限労働の虚無が垣間見えて、人生の束の間の憩いの場を見つけた話 ④

朝弾いてて、松本孝弘の動画みてた。なんて素晴らしいんだ。

こんにちは、ばっきーです。
マルクス資本論実況プレイしていきたいと思います。パート4です。

今資本論がそばにあり、これを読みながらメモを取っていくようにnoteをとっています。

ですので人にむけて書かれたものではないです、まして解説でもありません。
ただの年収300万以下の正社員を辞める人がマルクスと格闘する記事になります

書いていて思ったんですけど、わかるところは書いておりません。
これどういう意味なんだろう?と疑問に思ったところを取り上げてたりしてます。
あとは自分の理解ってこれであっていますか?という感じで書いています。

ではいきますね。
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さて第一巻196pまで来ました。

統一には強力的に一つの―恐慌によって貫かれる

資本論第一巻p200

突然「恐慌」って言葉がでてきた感じがして「ん?」となったので。
マルクスのいう「恐慌」とは何でしょうか。

マルクス経済学の恐慌論
カール・マルクスは、恐慌局面にある資本主義の様々な諸現象(信用制度の崩壊、企業・銀行倒産、失業者の増大等)のうち、根本的な現象を過剰生産ととらえた。そして恐慌現象の本質を、資本主義に内在する基本的矛盾から発生する諸矛盾の爆発であり、この爆発を通じた強制的な内的統一性の回復の局面である、と把握した。
「世界市場恐慌は、ブルジョア経済のあらゆる矛盾の現実的総括および強力的調整として理解されなければならない。」(マルクス『剰余価値学説史』Ⅱ、全集26巻第2分冊、689ページ。

生産と消費の矛盾
資本主義の基本的矛盾とは、部分的ではない一般的な過剰生産傾向を生む生産と消費の矛盾である。
資本は一方では、資本家の衝動としてはより多くの利潤を得るために、また諸資本間の競争による蓄積の強制によって、生産力をどこまでも発展させようとする傾向をもっている。資本は他方では、賃金労働者の賃金を、生活必需品の範囲の最低限にまで制限しようとする傾向をもっている。無制限の生産力の発展と、労賃によって制限された大衆の消費力とは、資本がいくら商品を生産しても、消費制限のために売れないという、過剰生産傾向を生む。この生産と消費の矛盾は、資本が自ら生み出し、資本につきまとう恒常的な矛盾(生きている矛盾)であり、恐慌の発生根拠となる。
「すべての現実の恐慌の究極の根拠は、どこまでも、資本主義的生産の衝動に対比しての、すなわち、あたかもその限界をなすのはただ社会の絶対的な消費能力だけであるかのように生産諸力を発展させようとする衝動に対比しての、大衆の窮乏と消費制限なのである。」(マルクス『資本論』第三部)

https://ja.wikipedia.org/wiki/恐慌

なるほど。
マルクスは「恐慌」を一つの恒常性的な機能と捉えているわけだな。
いわばアレルギーに近いものかなと。
資本主義の中身は構造的に矛盾している。つまり資本家はたくさん売りたい。反対に労働者はお金ないから買えない。この需要と供給がアンバランスになったときに、アレルギー反応として「恐慌」という症状が出るわけだ。
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流通する度数は…

資本論第一巻p211

度数。度数とは。

流通の度数わかんねー
まあいいや。

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貨幣の流通手段としての機能から、その鋳貨態容が生まれる。

資本論第一巻p218

鋳貨は「ちゅうか」と読むらしいです。

ちゅう‐か〔チウクワ〕【鋳貨】 の解説
貨幣を鋳造すること。また、鋳造された貨幣。

https://dictionary.goo.ne.jp/word/鋳貨/

体容・態容(読み)たいよう
精選版 日本国語大辞典「体容・態容」の解説
たい‐よう【体容・態容】
〘名〙 物事ありさまかたち様相と内容。

https://kotobank.jp/word/体容・態容-2058676

市場の商品の売り買い、供給と需要という流通の中で、やっぱ政府がお金って作って市場に対応しなければならないよね。というはなしかな?

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「社会的質権」を、確保しなければならぬ

資本論第一巻p229

質権、、、とは
これ「しちけん」と読むんだ。

債権を保全するために、債権者が債務者(または物上保証人)から物を受け取って占有し、債務が弁済されなかったときにはその物を売却して、その売却価額から債権の弁済を受けることができるという担保物権のこと(民法第342条)。

https://www.sumai1.com/useful/words/description/n/153/

いわば担保か。

金が担保になると。

基本的に私達は、欲望を満たしたいと。
セックスしたいし、うまいもん食いたいと。

この欲望を叶えるには時間がかかると。
で、商品とは欲望を叶えるものであると。

この商品を手に入れるのには時間がかかると。
さっきのは個人的な欲望の話だけど、仕事の話になると売り買いには時間差がうまれると。買ったものはすぐに来ないし、注文が来てから製品を作ったりすると。

この間には信用をつくる担保が必要で、それが貨幣になると。

と、なるといつのまにかみんなはこの無限の可能性を秘めている担保集めに必死になる、つまり「金が最強だから、金をずっともっておこう」っていうマインドになるのね。はいはい。

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貨幣の量的有限と質的無制限との間のこの矛盾は、つねに蓄積のために、貨幣退蔵者に、シシュフォスのように、やむことなく労働を繰り返させる。

資本論第一巻p233

ここすごい大事なところな感じ。
気になるのは「貨幣の量的有限と質的無制限」の部分。優先度は低いけど、シシュフォスも気になる。

ここわかると多分一瞬、資本主義社会の過剰さに一種の虚無が垣間見えるんじゃないかなと。

これってあれなんかな。すげえわかんないけど。
お金って無限に貯まることができるんだけど、お金その物自体には量や価値が決められているのかな。「100円玉」はあるけど、「無限円玉」は存在しない。たけどこの「100円玉」は無限に貯めることができるのかなぁ。
量の有限と、質の無制限ってそういう意味?あってる?

シシュフォス
Sisyphos
ギリシア神話英雄。人間のなかで最も奸智にたけていたとされる。アイオロスの子で,コリントを創建し,その王となったが,ゼウスがアソポス川の娘アイギナをさらったのをみて,父の河神に告げ口したうえに,これを罰しようとしてゼウスが彼のもとに送った死神タナトスを捕え,その解放を強制されて死ななければならないはめに陥っても,冥ハデスをだまし,また地上に帰り長生きしてしまうなど,生前に神々を愚弄し続けたため,死後冥府で,頂上に着くとまた転がり落ちてくる岩を何度でも山の上に押上げる苦役に服すことになった。一伝によれば,彼は,オデュッセウスの母アンチクレイアが,ラエルテスと結婚する前に彼女と通じていたので,知恵者として名高いオデュッセウスの実の父にほかならないという。

https://kotobank.jp/word/シシュフォス-73318

おわり

196pから233pまでいった。
いまから仕事言ってきます。

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