見出し画像

作曲するも4小節で挫折したことある人が読む記事

新しい飲みコール作りました
聞いてください

飲んで!飲んで!飲みすぎて草ァ!
通り越した小川ァ!
からの森ィ!!守りたいこの大地ィ!
環境〜保全対象ゥ!脱成長ゥ!!(パラパラの振り付けで)

よかったら使ってください
(2024/4/24追記 うわぁ、何書いてたんだろ俺。深夜テンションじゃん)

作曲できてきたよ〜って話

前々から作曲やりたくても挫折してしまうことがよくありました。僕が中学3年生から26歳まで、何回か作曲に挑戦してきました。しかし、4小節作って終わってしまうことがよくありました。それ以上できませんでした。なぜできてなかったのか、ある程度言語化できるようになってきました。

というのも作曲ができるようになってきたからです。この「作曲ができるようになった」というのは何もプロのような曲が作れるというわけではありません。趣味としてもかなり稚拙です。でも曲書いてそれがお金になったらいいな。アイドルに楽曲提供したいな、ボカロ曲でバズりたいな。

稚拙ではあるが作曲できるようになったのです。これは僕の歴史上大きな出来事です。すごく嬉しいし、僕の人生を捧げても良いものだと思っています。自分で作ったものを自分で良いなって思える。これって一番いいことだと思うんですね。

個人的に作ってよかったのが「秘めたヨロコビ」という曲です。

どのくらいこの曲を作って良かったかというと自分で作ったものを自分で鼻歌で歌っちゃうぐらい良かったです。

でもこの曲聞いたあとに、プロの曲聞くとなんか次元の違いがあるんですよね。この曲楽器のトラック5つぐらいしかないし、ボーカルの「ダブリング」っていう概念も知らなかったんです。マスタリングっていう作業もあるんですけどそれは今もわかりません。

歌詞書くのが初心者でとりあえず適当に書いているのですが、この曲は考えて書きました。考えて書いたというよりかは意味のあるように書きました。普段は意味のあるように書いてませんしかけません。

パクった曲は「ヨワネハキ」」です

テンポ、コード、メロディすべてパクりました。
この曲で挑戦したかったのは「スウィング」の曲を作ってみる、というものでした。リズムが「しゃっかしゃっか」揺れている曲の雰囲気のことです。

今この曲流しながら記事を書いていますが、全部いいですよね笑。「臆病な自分なんです」って言う歌詞をここまで鮮明に僕じゃ書けない。曲のリズムパターン、展開もすごくいい、情報量多すぎで今の僕の能力じゃ読解できない。語彙力(=作曲の経験力)がないから説明できない現象。

その上で歌詞はポルノグラフィティのような大人な歌詞を書きたいと思ったのでそれに挑戦しました。

歌詞はいろんなところからパクってます。
サビの「好きって言ったほうが負けなんだね」は岡田准一バージョンの「白い巨塔」から印象に残ってたセリフより。
「角砂糖が溶けるような男女の二人の物語」は三島由紀夫の「春の雪」のなかでの描写から。三島由紀夫の文章は魔術的にうまいです。禁忌なるパワーがあります。文章で人ここまで驚愕させるとは一種の魔術です。
「あなたの匂いが天までのぼって」は川端康成の多分「禽獣」の短編集?のなかからの一節。アホな僕でも脳みそからトロトロした液体が出るのを感じた文章。川端康成もかなりの自信作であるといっていました。
「秘めたヨロコビ」はなんかバタイユっぽい感じから。

スウィングしてる曲が一番好きなのかもしれない。とてつもない自己満足。

作曲ができる人と挫折してしまう人の大きな違いを書いていきたいと思います。

そもそも作曲の過程を初心者は勘違いしている

「じゃあいきなり曲作ってください」と言われたときに想像する過程が違うなと作曲して思いました。

「作曲勘違いあるある」にいくつかの層があります。

そのうちの一つ。

まず曲を作るときに設計図があることを初心者は知りません。

僕が作曲を4小節で挫折した理由です。初心者は設計図、プロットなるものなしに曲制作に挑みがちです。

例えるならば、建築物と同じで立派な家をみて「これを作りたい!」となったときに初心者はいきなりレンガに色を塗りだすところから始めます。これは結構重要な部分だと思うんですね。正しくは設計書づくりから始まります。表層的に見えるサウンドはかなり後半の作業くらいだとおもったほうが良いかもしれません。

これは原理原則論だと思うべきで、行き詰まったらここに戻ること、なによりも全てにこれを当てはめていきたいです。

音楽作成における設計図とは具体的に
・テンポとキーの設定は?
・AメロBメロサビそれぞれ何小節?
・Aメロ→Bメロなどどの順番で構成する?
・各パートのコード進行は?
・ドラムのリズムは?
・各パートのメロディは?
・仮の歌詞は?

というラフ画の制作、プロットの設計、簡易的な仕様書、設計図の作成が一番最初にあります。初心者がやりがちなのはいきなり表層に聞こえるシンセサイザーの音を探し始めるのです。一番目の前に見えるものは一番最後にやるものです。点にこだわらない。まずは立体図のラフな作成から。それも60点以上のものはださなくていいです。

イラストと同じです。いきなり完成図を完成図どおりには書きません。レイヤーごとに色塗りを変えています。まずは影を塗って、全体の色合いの方向性を決めて、濃い色から塗って〜などの土台の作業から始まり一番最後に目のイラストにこだわります。初心者はいきなり目からこだわり始めます。

着物の染め物と同じです。生地を何回かに分けて染めることで結果的に鮮やかな色合になります。初心者はたった一回ですべてを染めます。

だから僕たちは音楽を聞くときに完成作品を見たときに設計図を想像する練習が必要です。作る行為とは0→100にしていく行為です。反対に真似るのは100→0にしていく行為です。

うまく曲ができなくてもこの原理原則を大事にしたいと思いました。
これわかっていてもすごくつまってしまうことがあります。
今こういう曲作りたいのですが、「そもそもこの雰囲気どうやってるの??」と悩んでます。ボカロ曲感ってあれどうやって出ているんですかね。バンドでもEDMでもないボカロ曲ってどうやって出してるの?柊キライトランペット?のソフトを3万円で購入してて家賃払えない無職には大変な思いをしました。

なんとなくわかりますよ。なんかキックとベースが印象的なのは。でも間奏のサウンドってこれなんの音なんだろうとか、「自分が曲つくるとスカスカ」でこういうの聞くと非常にまとまって豊かに聞こえるのはパッド以外で何をいれているの?ってなってます笑。

でもこんな特徴的な曲も生まれは一枚の紙(=かなりベーシックなラフ画)なのでうまく行かなくてもこの原理原則を大事にしていきたいと思います。

関係の話ですが、カーク・フランクリンのこんな曲作りたいという夢があって、まねて作ったので夢が叶いました。前の記事に「はやくこれやりたい」って書きました。黒人がみんな踊っている最高の動画です。

もちろん聴き比べると異次元のレベルの違いがあります。Cメロのセカンダリー・ドミナントの連続的にするやつすげー意味分からなかったなぁ。けど一つ収穫があって「ツーファイブワン」の感覚が少しわかりました。

ずっと前から「ツーファイブワン」の存在意義がわかりませんでした。しかしつくってみると「ツーファイブワンの気持ちよさ」があることを発見しました。存在意義というよりかは「感覚的な気持ちよさ」があるのだなと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?