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注意散漫を直してキョロ充を直そう。

なぜキョロ充はこの本を読むべきなのか?


キョロ充は自分の頭の中で生きてる生物だから。全ては偏見や自尊心を守るために必死に頭の中で人間関係について「無意識に」考えているから。勉強や仕事に集中しなければならないのに、注意散漫がそれの邪魔をします。そして成果が出せず、もっと悩みます。悩むともっと注意散漫になって、どんどん成果を出せなくなります。

要約
頭に思い浮かぶことは全て紙になぐりましょう。悩み事を一度でも頭から話すことができ、また「仮想の読み手」をとりはらい想像力をあげてくれます。

注意散漫に悩むあなたに


注意散漫にこれまで苦しめられてきていませんか?
注意散漫な性格さえなけりゃ、きっとあなたは勉強や仕事で成功できてたでしょう。

ここでその価値判断を逆転させます。

注意散漫は才能です。
注意散漫には創造的な価値が眠っています。
是非ともあなたの才能を発揮しましょう。
どうやって発揮させるのかの前に、私も注意散漫ですので注意散漫の私なりの定義をしたいと思います。
私は極度の注意散漫です。大学受験の時もずーっと他のことが気になって勉強に気が入らず悩んでいました。

ここでの私の注意散漫の定義
過去や未来の人間関係や出来事を反芻(はんすう、繰り返すこと)したり妄想してしまい、「今ここ」に集中できない状態とします。

私は注意散漫になる時に必ず頭の中には過去の人との会話や未来の会話は頭の中で繰り広げられます。そしてその過去の出来事と自分の感情が結びついたりして自律神経が過剰にになり、興奮状態になってしまう。その結果勉強に全く集中できず、テキストが「頭に入ってきませんでした」。

ノンストップライティング法とは?


この注意散漫と向き合う方法があります。
それが「ノンストップライティング」です。
1、まずノートを用意してください
2、注意散漫になった時に、あなたが頭の中に思っていることをノートにぶちまけてください
3、字は綺麗に書く必要はありません、あなたの思考を思いのままに書き込んでください
4、文法とかも気にしないでください。主語述語ぐちゃぐちゃで構いません
5、ヤバイ感情、怖い感情が出てきたら「よくぞきてくれました」と思いその感情をためらいもなく書いてください
6、書くことがなくなったな、と思ったらそのことも書いてください
あなたが注意散漫になる度にこのノートをとりあなたが本当に頭の中がすっからかんになるまで絞りきってください。
え、これをやってしまうと何回も注意散漫になって永遠にノートを書き続けてしまいますだって?
いいんです。永遠に書き続けてください。


この方法の何がいいの?


この方法何が良いのか二つほどご紹介します
1つ目の良い理由。
頭の中がスッキリし自分が何に囚われているのかが「目に見える」。
つまり余計な邪念を頭の中から放り出しているので、集中力が上がるんですね。
一度書いてみてください。
意外とノート1ページ書いてしまうと思うんですよ。
逆に考えてみると、あなたはその1ページ埋まるほどの情報をあなたの頭の中に抱え込んでたんですよ。それは脳がそっちの方の処理を優先しますよね。

例え話ですが、なんでメンヘラはリストカットするのかというと、心の傷が目に見えるからなんです。メンヘラの不安は頭の中にあって目に見えないんです。目に見えないから不安。だから腕に傷をいれて自分の不安を目に見えるようにするんですね。この「可視化」がメンヘラに安心感を与えるんです。

私は割とこの話はこれにも当てはまると思っていて、頭の中に無限に繰り広げられるモヤモヤを「目に見える化」するだけで安心できるようになるんですよ。

2つ目の良い理由。
この読書猿が書いた「アイデア大全」いう本は「どうすればクリエイティブな発想ができるか」について書かれた本なんです。そこでノンストップライティングの方法で取り上げた「ヤバイ感情」こそが創造的な発想をもたらしてくれるんですよ。

だけどこのノンストップライティングをやらないと、このような創造的な発想はできません。
なぜならあなたの頭の中に「仮想の読み手」がいてるからです。

仮想の読み手とは、書く瞬間にあなたの頭の中で「他人にどうしたら伝わるか」と無意識的に考えてることです。だから文法とか気にしたり、グロテスクでやばい事は書かないでおこうと思います。この仮想の読み手があなたの本当の気持ちを抑え込んでいるんですね。

この本の著者読書猿はあなたたちに言っています「本当にあなたのことを邪魔するのは他人ではなくあなた自身である」と。これはとてもためになります。

つまり書いているうちに「これは幼稚な考えなのでは?これは自分勝手な考えなのではないのか?この言い方は人を傷つけてるのではないのか?」と疑問が思い浮かびますがそれを無視して構いません。ただあなたの脳みそをノートにぶちかましてあげましょう。そこから思いもよらぬ発見あります。


どんどんノートに書き込もう!

わたしの場合の話をさせていただきます。
私は今でも自分の注意散漫さに悩んでいます。そのことを「ノンストップライティング」を続けていると、私はふと全く関係のないことを思い出しました。それは私はよく自分の時間は人に邪魔されたくないという考えでした。わたしはとても自己中心的で人に壁を張る性格ですのでこういう考えがあるのですね。でもその時の思ったんです。

「他人に邪魔されずに得た時間は何に使ってるの?」と。

そしてそれは
「その時間は自分が注意散漫の時間に浪費しているだけなんじゃないかな?」と思いました。

こんな話は人にするほどでもありません。だって全く大したことのないのだから。しかし私にとっては大きな1歩でもありました。それは私の深みを前進させる大きな一歩でした。全く関係のない点と点が繋がったと私は思いました。これは少なからずともノンストップライティングのおかげであると思います。ヤバイ感情にたどり着いたからこそ自分と向き合える、そんな気がしました。


注意散漫はあなたの潜在能力を引き出してくれます。これまで周りの人はあなたのことを「無能」と思っていたと思いますが、これはとても大きなチャンスです。苦しむ人の所に大きな生のエネルギーは存在します。

私と一緒に頑張っていきましょう。


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