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革靴のサイズ選びってめっちゃ難しい話

(私がサイズ選びに迷い続けた理由だけ見たい人は目次の【原因は開帳足】から見ましょう)



【革靴にハマったきっかけはYoutube】

29歳になってたまたまYoutubeで靴磨き動画や靴修理動画がおすすめ欄に入ってきた。
それを見てたら、革靴って格好良くない!?とチョロインぐらいちょろくハマってしまった。ちょろすぎる。

(テレビでも取材されるぐらいの知名度のBriftHの長谷川氏、これはASMRだが対人で磨いている動画では楽しく喋りながら磨いている)

(靴修理屋も数多にある中、個性と情に溢れる修理動画を出しているいわし革店のシヨミフ氏、革が好きすぎて革見本付きの同人誌を出すぐらいのお方)


しかし私は革靴に微塵も興味がなかった男なので、当時はグッドイヤーウェルととかマッケイ製法の違いすら知らない男だし、なんならセメント製法しか履いたことがないモブリーマンレベルであった。

インターネットというのはありがたく、調べればまるでホグワーツやカマー・タージの図書館ばりに無限に情報が出てきてくれる。

ググって新しいことを調べている時の様は正に渦まく知識

そんなこんなでグッドイヤーウェルトとマッケイとセメント製法ぐらいの知識は身に付いたので実店舗に行ってみた。

【サイズ選びという地獄の底なし沼】

革靴を好きな方なら革靴の表記は足入れする足の実寸長のサイズ表記がほぼ大半であるというのはご存じだろう。
しかし革靴初心者というのは何も知らない、スニーカー基準しか知らないのである。小学1年生と同じぐらいの知識しかないのだ。

なので、革靴初心者は先人に「店に行って選んでもらいなさい」と口酸っぱく言われるのだ。
例にもれず、買うかは別として近くのREGALのショップに行った。
しかしこれが間違いだったと追々気づくのであった。それはぼくが今ぐらい知識が身に付いたからわかることである。

ショッピングモールのREGALというのは土日、とても忙しいので足の長さを聞くぐらいで試着をほいほいさせて売るシステムであることがとても多い。

初心者にはあまりにもハードルが高いが、正しい計測器のある都市部の百貨店、路面店、もしくはシューフィッターが経営している靴屋へ行こう。自分の足を知ることがまずはとても大事だ。

そんな事は後で学んだ私だが、REGALというブランドはウィズが2Eor3Eが基本でcm表記の割には明らかに大きい作りをしている傾向である。
そして私はスニーカーではNIKEやPUMAは履けないよ~足幅大きいんだ~と思っていた(これがとんでもない落とし穴だった)
私の足長は25cmなのだが、25cmを履くと縦寸もウィズも問題ないのだが、右足の小指の先がアッパーを突き破ろうとするような当たり方をするのだ。

(アディダスのスニーカーもこんな感じだったし、みんなこんな感じなのかな・・・)と内心思いつつも疑問に感じなかった。

【中古靴に手を出して学びを得た】

そしてまぁなんというか、Googleで調べれば数多のブランドが出るわけである。
まるでキラキラと目を輝かせる男の子の気分のようにのめりこんでいく。
私は古着にあまり抵抗がなく、革靴は洗えるし、手入れすれば保革も問題ない。という学びを得てしまい、インターネットで一気に買い漁り始めるのであった。

天邪鬼なこじらせオタクなので、最終的にはジョンロブやエドワードグリーンでなく、Silvano Lattanziや既に閉業したノーザンプトンのメーカーのヴィンテージシューズなどに手を出していくのだった…

しかし、何というか困ったことに数値上のサイズは合ってそうなのに、フィッティングが完璧といえるシューズに中々出会えないのである。

インターネットで買うからだよな…と思いながら百貨店で色々履いても何か違うのである、あの小指が突き破ろうとする感覚があったり、これを無くそうと思うとサイズが大きくなってしまうジレンマの繰り返しだ。

自分の足を呪うような感覚であった。

だが・・・ある日・・・

【偶然の出会いと気づき】

ある日私はNORIEIという国産メーカーのコードバンシューズを手に入れた。
そしてそれがばっちりと完璧にフィッティングしたのである。
ここで完璧なフィッティングを知り、完璧なフィッティングというのはコンプレッションウェアのような心地よい着圧感がある履き心地だ。
うおおおお!!!!国産最強!!!!と思った瞬間だった。

そして大きく自分の足の特徴を知ったのは、たまたま中古のAldenのタンカーブーツ US7.5を見かけて試着してみた時だ。
私の足はZOZOMATなどで計測すると、足長24.9cm、足幅25.1cmと出る典型的足幅なので、「長さはいいけど入らないよなぁ」と思いつつも足入れしたのだ。

すると何ということだろう…バチっとフィットしたのだ…あの小指の突き破る感じもなく、コンプレッションウェアを着ているようなフィット感の再来だ…

最早頭の中で今まで考えてた理論が崩壊してしまった、何でこれが素晴らしいフィット感になるんだ!?と…
そして色々とGoogle様で知恵を蓄えるのであった…

【原因は開帳足】


開帳足、これが私をサイズ選びのドツボに嵌め続けた原因だ。

これは現代人に増えてきているもので、病気というほどではないのだが足の横アーチが弱く、立ったりすると足幅が広くなってしまう足である。

そう、正にこれにより立った状態で測ると25cmの2Eなのだが、これをボールジョイントに紐などを巻いて思いっきりぎゅっと引っ張ると最大25cmDウィズまで縮むのだ。
恐ろしいことにサイズはあってないのでとても履けないのだが、25cmのDウィズにも無理に入れようと思えば足が入ったのだ。

これを知らないがために足幅にしか意識がいかず、測定しても数値上は25cmの2Eにしか見えない。というバイアスがかかっていた。
これは靴屋の店員からも提案されたことがなく、ウィズも縦も1サイズ前後で右往左往して上手くいかなかったのだ。

最終的に気づいたのは先述のAldenの試着と開帳足の存在で気づいたのだが、より確実な考えになったのはTrading Postの動画であった。

ここで小指が当たるのはウィズではなく、長さが原因かもしれません。と提起している。正にこれだ。

【結論】


こうして出た結論は
実寸足長のサイズで試着 → 小指が当たるならワンサイズ上げる → 上げてぶかぶかならウィズを下げる → これでも無理ならその革靴とは運命ではなかったと諦めて我慢して買わないことにする。

同じように自分は足幅が広くて小指が当たりがちで悩んでいる。という人はまずは開帳足である恐れを疑ってほしい。
そしてワンサイズ上げ下げだけでなく、ウィズを狭めるという選択肢も是非とってほしいし、合わなかったら素直に諦めるという選択肢も大事だ。
また、これを提案できる店員は知識が豊富な可能性も凄く高いし、客に親身な店員かもしれない。


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