見出し画像

キルギスで半年生活してフィジカル根こそぎ持っていかれたけど、またすぐ帰ると思うよという話。

テリーです。
キルギス人の妻アセルさんと2歳の娘と共に日々生きてます。
今、カザフスタンのアルマティからインチョン経由で福岡に帰る飛行機の中です。
機内でビールでも飲みたいなあと思っていたのに、体調悪いので飲めずにもだえています。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

今回は、キルギスで半年生活してみて、フィジカル根こそぎもっていかれたという話と、これからどうするの?という事についてもお話したいと思います。

ちなみに、キルギスについて知らない方はこちらを参考に。

とりあえず、辛かったことから。

キルギスでフィジカル根こそぎもっていかれたよ。

日本に帰る前に、キルギスからバスで6時間ほどかけて行けるカザフスタンの商業都市アルマティに行ってきました。

私たち夫婦は、キルギスでFBグループを使ったオンラインコミュニティを運営しているのですが、現在80人のメンバーのうち、半分キルギス人、半分カザフスタン人で、あとちょっと他の世界の方々という構成です。

なので、カザフスタンのメンバーに直接会って親睦を深めたり、悩みを聞いたりそれぞれのストーリーをシェアしたりすることは、コミュニティ活性化には非常に大事なことなのですよね。

そして、アルマティでの2日間の滞在で、その目的はきちんと達成されました。

...ただし、僕抜きで(笑)

キルギスのビシュケクから、カザフスタンのアルマティまでの6時間のバスの旅が堪えたか分かりませんが、アルマティに着いて一日目の夜に40℃の高熱が出て、完全にハイフィーバーになっておりました。

ですが、アセルさんのインスタのフォロワーさんが、夜中にも関わらず薬を持って来てくれたので、何とか二日目の朝は、熱も下がって体調もかなり回復しました。

アルマティ三日目は、日本へのフライトだったので大事を取って部屋に引きこもっておったのです。

で、そのままスムーズに行くかと思ったら、夜中に左耳の中がめちゃくちゃ痛くなってもだえ、結局我慢できずに妻に病院に連れていってもらいました。

それから、医師に耳の穴に薬を突っ込んでもらって、ペインキラーを飲んで事なきを得た次第であります。

とまあ、このような感じでこのキルギス滞在の半年で、結局2回×3日(それぞれ別の部位)入院しているわけでして、顔面が腫れて膿を取り除くために鼻の穴をほじくられたりして普通に泣いたりもしました(笑)

たぶん原因は、食事が脂っこくて合わないとか、ジムに行く習慣がなくなったとか、基本ヒキコモリから来るストレスなど色々あるわけですが、やっぱりもう20代独身がロンドンで好き勝手遊びまくってた頃とはワケが違うのですよ。

通常業務として、炊事洗濯家事育児(保育園は行ってました)などの子育て・事業活動などを行っていたのですが、根っからのヒキコモリ、仲の良い友達もいない、ロシア語もキルギス語ももちろん喋れない、夫婦喧嘩など、ストレス受け放題・解消知らずに陥り、かなり苦しんでおったわけです。

結局、キルギス来る前は73キロくらいあった体重も65キロくらいまで落ちて、負け戦から帰ってきた農民みたくなっております

ということで、総括するとキルギス生活は完全にフィジカルにガタがきてしまったのでやっぱり辛かったですねえ...

でもですよ。

キルギスでフィジカルが持っていかれただけではございません…!

ここからが大事な話なのですが、そんな辛い中でもキルギスで働いてらっしゃる日本人の方々、現地のCEOの方々、TEDxのスピーカーのお友達、オンラインコミュニティのメンバー、キルギス家族に励まされ、支えられたことで生き延びられたわけで、本当に感謝しています。

また、キルギスには私の家族がいますし、子供もこのままキルギスで育てる可能性も大いにあるので、今回辛かったからもう一生来ねえ!なんてことはまずないわけです。

家族とは一般的に、何十年経とうが連絡を取り合ったり、会いにいったり、一緒に住んだりすることもありますよね?

ということで、私にとってキルギスは家族なので、間違いなくまた返ってきますし、さらに長期間定住する事になるでしょう。

なおかつ、この半年間のキルギス滞在で得られたものはかなり大きかったので、あと30年?ほどあるキルギスじん人生ベースで考えると、予定通りという認識であります。

いつキルギスに帰ってくるのか?と新しいプロジェクト。

具体的に、いつキルギスに返ってくる予定なのか?についてですが、まだはっきりとは決めていません。

というのも、キルギスで行なっているオンラインコミュニティ事業で新たなプロジェクトを準備しておりまして、それが中央アジアの「ペイ・フォワードプロジェクト」になります。

ペイ・フォワードって映画か何かで聞いた事があるかもしれませんが、善意を次に渡すという意味です。

具体的にどういう事をするかというと、50万円を日本からかき集めてきて、それをオンラインコミュニティのシングルマザーや学生のスモールビジネス、ソーシャルプロジェクトの立ち上げに一人上限10万円以内で投資します。

ですが、金利は0%で1年後にそのお金を返してもらい、そのお金はまるまる次の方の新たなチャレンジの為に再投資して、をどんどん繰り返して、チャレンジの輪を広げていくのが目的となります。

また、ただチャレンジャーにお金を渡すだけではなく、月に1度のコンサルティングを行い、きちんと一人一人に向き合いサポートすることも重要な活動であると位置づけているのです。

ということで、その活動資金を集めるために、クラウドファンディングに挑戦しようしたり(キャンプファイヤーに提出しましたが、集めたお金をまた誰かに渡すのはNGということで却下されました)、基金に申し込んだりという活動を現在いそいそと行っております。

その他面白いことも考えているので、ぼちぼち発動させいくつもりです。

ちなみに、アドバイス、投資(リターンは要相談)等頂ければ喜びます。

それが厳しいようなら、また日本でビジネスをやって資金を貯めつつ、キルギスの事業にそのお金をツッコむという事も選択の一つですし、状況次第です。

ということで、最近やたらとキルギス・カザフスタンで人と会い、みんなの悩みやイシューを聞いて一次情報を集めていたのか?というのは、またキルギスに帰ってみんなの笑顔に貢献できればいいかなあと試行錯誤しておったからです。

とにかく、またとっととキルギスに帰って新しいチャレンジをしたいなあとワクワクしながら妄想しております。

人生の軸:笑顔の最大化

そういえば、キルギス滞在から半年経って何かやり残したり、印象に残ったりしたことがあるかなあと思案していたら、やっぱり思い出すのは僕たちの活動を通して「ありがとう」と言ってくれた学生さんやオンラインコミュニティのメンバーの笑顔なのです。

でも、これってこの半年間の事だけではなく人生においても同じで、結局人が死ぬ時って家族や誰かの笑顔を想いながら死んでいくと僕は思います。

じゃあ人生で大切な事って、お金の数でもなく、車や家の数でもなく、笑顔の数なんじゃないでしょうか?

ですので、このキルギス滞在半年間はかなり辛くて、多分これからも辛いのですが(笑)、結局誰かを笑顔にするためにまた返ってくるのだろうな、としみじみ確信しております。

ちなみにあと一つ。

辛い=不幸ではないし、楽=幸せでもないんじゃない。

なんか皆川が辛い辛いとか言ってるけど、辛い=不幸ではありません。

例えば、夫が官僚で定年後にお友達と世界中を旅行して(夫抜きで)、会うたびに、

「私はイタリアに8回、フランスに5回、次はネパールにいって、今度はクルーズでモスクワまでいく」

とかくるったオウムのように繰り返し自慢してくるどっかの貴婦人がいらっしゃるのですが(笑)、確かにラクで楽しそうな人生だなあと思うわけですが、幸せそうだなあとは僕は思わないわけです。

なぜなら、僕のなかでラク=幸せではないし、ツライ=不幸でもありません。もちろん、人それぞれ違った価値観を否定するつもりは全然ありませんし、それを暖かく見守っているわけです。

ということで、みんな我が道をどんどん突き進めばいいし、どちらにせよ皆川ちゃんは辛くても誰かの笑顔に支えられており幸せなわけであります。

福岡に何か月か住む予定です。

ということで、これから福岡で数か月過ごすと予定しておりますので、福岡にいる変わった人、ひまそうな人はお気軽に連絡を取って頂ければ嬉しいです。

あと、面白そうだったら東京、大阪にも行くかもです。

では、また!

この記事が参加している募集

note感想文

コンテンツ会議

お金について考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?