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好きな回の話①『マナリアフレンズ』 第4話「試験期間」

前に好きなアニメについて書くシリーズを全10回投稿しました。当初1か月に1回投稿で1年以内に終わらせる予定でしたが、何故か2年半かかりました。何故も何も予定通りに投稿しなかったからなのですが、それにしても時間がかかりすぎる。

そして今回凝りもせずまた新しいシリーズを始める事にしました。今回は好きな回について書いた記事を投稿していこうと思います。


第1回は現在放送中のアニメ「勇気爆発バーンブレイバーン」に関連してCygamesが原作のアニメの話をする・・・と決めて2月の始め頃に投稿するつもりだったのに、何故か月末になってしまった・・・。もうここまで遅れたらブレイバーンとか関係ない気がする・・・。

何はともあれ今回は「マナリアフレンズ」を話題に挙げます。



「マナリアフレンズ」とは、ソーシャルゲーム「神撃のバハムート」のゲーム内イベント「マナリア魔王学院」を元にした10分ほどのアニメ作品。自分は神撃のバハムートをプレイしたことが無いため、今作放送時は見るかどうか判断に迷ったのだが(今作に限らず未プレイのソシャゲ原作アニメは毎回悩む)、1話冒頭でのアンがタイツを履くシーンとそのタイツの質感に魅かれてしまい、それだけで見る事を決めて結局全話見届けた。何と不純な理由・・・。
今作はマナリア王国の王女であるアンと、竜と人間のハーフで魔竜族の姫であるグレアを中心とした話となっており、1話からその関係性が楽しめる。


今回取り上げたいのは4話。冒頭でピアノを弾くグレアと、それに合わせて踊るアンという2人だけの世界が広がるが、学院では学科と魔法実技の試験が迫っていた。アンは優秀過ぎるために試験勉強をする必要が無く、試験期間中もいつも通りグレアと会おうとするが、グレアは試験勉強に集中する為にアンと会う事を控える事にした。

試験期間中、アンは他の生徒に勉強を教えるも高度過ぎる説明に生徒が付いていけなかったり、グレアに声をかけようとしても結局話せなかったりと空回りしてしまう。
試験の方は試験時間の終了を待たずして退出する程余裕でこなすが、アンは何をしても満たされない。途中から3分程度セリフらしいセリフもないまま話は進んでいく。

アンは立ち入り禁止となっている廃屋へと足を運ぶ。階段を上るとそこは冒頭でグレアがピアノを弾いていた場所で、その場所に人の姿は無く、ピアノだけがあった。ここでグレアとアンが初めて会ったとされる回想が入り、その時もグレアは1人でピアノを弾いていたのだった。
この時のシーンはまるでグレアに魅かれるアンの心情を表すような輝きが描かれていたが、回想が終わると、激しい雷雨に打たれながらピアノを見つめるアンが映し出される。この激しい落差はまるでグレアが死んでしまったのではないかと思うほど、暗く、鬱屈に描かれている。

そして試験期間が終わり、グレアはピアノの元へと足を運ぶ。そこではアンがピアノの前に座り、人差し指一本で同じ白鍵を押し続けていた。グレアがアンを呼ぶと、アンは開口一番「寂しかった!」とグレアに向けて叫ぶのだった。この瞬間、雲の隙間から日の光が差し込み、ようやくアンに光が戻ってきたのであった。


そう!この回は「試験期間中グレアと話せなくて寂しかった」と、言ってしまえばただそれだけの内容だ。それだけの内容を端麗な作画と情景描写で描き切り、10分枠という短い尺をデメリットに感じさせない、むしろ逆手に取ってその時間的制約を十分に活かした内容であったと思う。
前述の通り私は原作の事は何も分からない。分かっていればもっと違った見方も出来たかもしれないが、何も知らないながらも今作を見て良かったと思える回だった。




ちなみに私は今作が放送されていた頃、毎週のようにツイッターで話題にしていたのだが、タイトルを「マリアナフレンズ」と勘違いしていた上に誰からも指摘されず、ずっとマリアナフレンズとツイートしてしまっていた。海溝を探索するアニメでも見ているのか・・・。



さて、新しいシリーズが始まったわけですが、1回目でいきなり予定より遅れてしまい不安なスタートになってしまいました。
一応1クールに1回投稿という緩い予定を組んでいるのですが、今回も全10回を予定しているのでこのペースだとまた2年以上かかります。出来ればもう少し短縮したいですが、とりあえず気長にやっていきましょう。まず続けられない事には仕方ないですから・・・。

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