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精神障害の方にも鉄道運賃の割引制度導入⁉︎

花粉症が落ち着いた瞬間に口内炎に悩まされる踏んだり蹴ったりな男ちゃんさとです。
♯不健康にも程がある‼︎

さて。
本日はタイトルの通りでございます。
こちらはけっこうパンチがありますね。

なんせ今までJR各社だったり、大手私鉄の多くは知的障害と身体障害の方のみに割引があったわけですから、精神障害の方への割引はなく対象外だったんですね。

当事者の方ももちろんですけど、国土交通省も鉄道会社に改善を求めていた経過があったんだす。
♯だす?

これを受けて鉄道各社は、精神障害者保健福祉手帳を持っていて提示することを条件に割引を行うとしています。
♯提示しなくてもマイナポータルで申請すればネット上でも出来るよ

これは身体、知的障害と同様に本人だけではなく介護者の運賃にも一定の要件を求めるものの対象になるとのことですね。

ここはかなりデカイ。でもここが実は謎ルールだったりするのでそこも後ほど話します。

私自身が関わる方からも「なぜ精神障害は適応ではないのか??手帳があっても意味がない」ってことは聞いていましたので、久しぶりの朗報でございます‼︎

東京メトロとかだと早くて今年(2024年)の8月1日から普通乗車券を手帳を提示することで半額になるみたいです。そして回数券やICカード、定期券に関しては来年(2025年)の4月1日からの適用のようです。

JRなど鉄道各社も徐々に開始する方向で今年(2024年)3月にサービスを開始した、SuicaとPASMOの障がい者用ICカード(障がい者用Suica・障がい者用PASMO)について、2025年4月1日からサービス対象を拡大としています。


PRTIMES出典(東京メトロ)↑

割引制度適応条件について少しまとめて載せておくとこんな感じ↓

精神障害者保健福祉手帳1級をお持ちの方で介護者が同伴で乗車する場合
・普通乗車券が5割引で2024年8月より適用。
・回数券、ICカード、定期券は5割引で2025年4月より適用。
介護者同伴で乗車する場合、障害者本人と介護者ともに適用されますが、単独の場合は基本的に割引はなく101キロ以上乗車する普通乗車券のみで回数券やICカード、定期券には適用にならない感じです。

精神障害者保健福祉手帳2、3級をお持ちの方で介護者が同伴で乗車する場合
普通券、回数券、ICカードには適用にならず、定期券のみに5割引で適用となっており、本人が小児、乳幼児に限り介護者のみの適用となっているようです。障害当事者単独で乗車の場合は1級同様に基本的に割引はなく101キロ以上の乗車をする普通乗車券のみが5割引となるようです。

えー‼︎また精神障害だけこんな差別がー。。。

なんて思った方。

違うんです。

基本的には知的障害、身体障害の方の割引と一緒ですね。

え。そうなの??

そうなんです。

単独の乗車の場合に割引が適用になる範囲が狭すぎる説があり実際、バスや飛行機タクシーなどは単独利用でもokとなっているものの、鉄道は単独利用は基本ダメとなってる謎ルールがそもそもあるんです。

諸外国では単独利用でも割引となっているところを見るとますます謎。

これは何かのニュースでも取り扱っていましたが、旧国鉄時代のルールがそのまま残っていて介護者を伴わなければ旅行ができない障害者が旅行ができるよう介護者と合わせて1人分の運賃で適用として負担を軽減しようってのが1950年の身体障害者手帳ができた当初よりそのまま残っているようです。

ここには賛否あると思いますが、現状は鉄道会社だけが負担している状況になるので国の社会保障などが加わらないとそもそも一般乗車の方の運賃が上がるってことを避けているようです。

今まで精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は適用外だったので、ひとまずは良しとするってところでしょうか??

色々とモヤモヤもありますが、今日はこの辺で。
ではまたー。


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