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編集部スタッフ×刀剣研磨職人、二足の草鞋で仕事してます

遺伝はその人を絶対的に構成するものではないが、遺伝を無視することはできない。みたいなことをウン十年前の学生時代に習いました。

こんにちは、和樂web編集部スタッフあきみずです。

なんでいきなりそんな話を始めたか。鳩さんが投稿していた「和樂webの多様な働き方」問題なのでございます。

和樂web編集部ではこんなこと担当しています

和樂web編集部でのわたしの担当業務は、記事を書いたり、担当ライターさんの企画や原稿のチェックをしたり、といった感じです。編集部として書く記事は特にジャンルを決めず、季節のものだったり、気になった言葉の語源だったりと、いろいろ書き散らかしていますね笑 

仕事時間についてもけっこう気ままで、1日丸々編集部の仕事をしているのではなく、自由にのびのびやらせてもらっています(これについては後ほど書きますね)。

仕事場は東京から少し離れた栃木県の自宅。本当に、今までの価値観では考えられない自由さで、スタッフに入ってからしばらく(たぶん、たっぷり半年くらいは)戸惑っていました^^;

フクロウ型ハッピー生活

わたくし、ともかく早寝早起きができません。朝寝と夜更かしの達人です。もちろん、朝型になろうと努力はしてきました。でも、そうするとなぜか必ず体調が悪くなるんです。健康になるはずの早寝早起きで、どうして。

原因が判明したきっかけは、何気なく受けてみた遺伝子検査。がっつり夜に活動するタイプの遺伝子だったみたいです。嗚呼、納得。ちなみに、アルコール分解能力は最強、カフェイン耐性は最弱でした。なぁ~にぃ~!?

で、働き方。

そんなわけで、世間一般の仕事時間に動けない日があることに対して、今まで嫌味言われたり、見下されたり、人として~みたいなことまで言われたり、もちろん自分でも自分が嫌になっていました。それに、もともとの性格が「ならぬものはならぬものです」だったこともあって、できない自分が許せないという気持ちが何よりありました。まあそれが余計状況を悪化させていたんでしょうが。

和樂webでは、自分の都合に合わせて働く時間を決めることができます。なので、私のメイン活動時間は夜です。フクロウさんです。今日は体調悪い、けれど、ピンポイントで今なら動ける! というチャンスを狙って仕事に入る、なんてこともできます。五感の刺激に弱いところがあるので少し疲れやすい体質でもあるのですが、フルリモートで24時間いつでも、があるおかげでだいぶ楽です。ちょっとずつ自己肯定感も取り戻しつつある、かも。

また、このシステムのおかげで、以前から続けている仕事も両立させられています。ちょっとだけ紹介させてください<(_ _)>

伝統工芸職人との二足の草鞋

日本の刀剣は、けっこう特殊な研磨をします。そのため、それ専門の職人がいるのですが、修業期間を経て(修業は一生継続中ですが)、ちょこちょこご依頼いただけるようになりました。そちらの仕事もしつつ、和樂webの仕事もさせていただいているのですが、これがどちらの仕事にもよい影響が出ているように感じています。人間の集中力にはどうしても限界があるのですが、集中力が切れてきたらもう1つの仕事をやって気分転換、ということが可能に。効率がいいのなんのって。

加えて和樂webは日本文化のメディアですから、いくつかの記事を読んでいくうちに、パズルの最後の1ピースがはまった! みたいな感じで理解できることもあります。研究にも興味があるので、一石二鳥どころか三鳥四鳥くらい捕まえているかもしれません。伝統工芸の作家は職人かアーティストか、みたいな視点ってよく聞くのですが、このモヤッとが自分の中で少し晴れてきた糸口も、和樂webの記事にありました。

それにしても。

刀の仕事なんてやるのは変人だよ、という有名(?)な自虐ネタがあるのですが、仕事のことがなくてもまごう方なきこのド変人! を、難なく受け入れてくれている和樂web、もしかしたら…………いやいや、変人王に、俺はなるっ!

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