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【映画の感想#19】天空の蜂

過去に東野圭吾にハマってたことがあって、デビュー作から全部読んでたことがあるんだけど、その時に読んだのがこの「天空の蜂」。東野圭吾にしては異色の軍事モノなんだけれども面白かったのは記憶しているんだけど、なんせ読んだのが10年以上前なので、さすがに細かいところは覚えておらず。Amazonプライムビデオで映画版のやつがあったので見てみた。

開発中の軍用ヘリがテロリストに奪われ、原発の真上にホバリング状態で待機状態にさせられる。日本政府に対して全国の原発を止めるよう要求される。ホバリング可能なのは8時間程度で、そのまま放置すると原発に墜落して大爆発を起こしてしまう。なかなか壮大なサスペンスで映像化は難しいだろうなと本を読んだ時に思ったのを覚えている。ひょっとしたら解説にそんなことが書いてあったかもしれないな。

原発に絡んだ内容で、東日本大震災から四年後に作られた作品ということもあり、反原発の雰囲気が出ていた。一般の評価でも政治思想が強いと減点対象になっていたけど、感情だけではない冷静な視点で描かれていて、私には受け入れられる内容だった。東野圭吾も元エンジニアだし、エンジニア視点の意見もあって良かった。サスペンスとしての面白さもあり、その中になかなか時節にあったメッセージ性を持っていて、なかなかよくできた作品だと思う。

江口洋介、本木雅弘、仲間由紀恵などなど、この時期に豪華な役者が勢揃いで、脇まで有名な役者さんなんだけど、何かの特別な作品なのかな。そのせいで作品がちょっとごちゃつく感じもあったし、かなり濃い内容でちょっとストーリーが疎かになっているように感じる部分もあるけど、よくここまで出来たなと思う。

最近、東野圭吾の作品はあんまり見てないけど、この前のマスカレードホテルも良かったし、久しぶりに見てみようかな。そう言えば「真夏の方程式」も見てなかったっけ。本の方も読んでみようかな。

#たわごと #日記 #天空の蜂 #東野圭吾

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