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求職期間の過ごし方~50代の就職戦記~

仕事を辞めて早10カ月。ようやく内定を頂くと共にWebライターデビューを果たし、新しい道が見えてきた所です。

50代で異業種転職ということもあって、就職活動は何もかも手探りからのスタート。それは宛ら明かりのない大海原に救命具もなく放り出されたかのようでした。

いま私自身に時間が取れるうちに、求職期間を通じて私が感じて来たことを認めておこうと思います。そしてもし同じ境遇にいる人の支えになれたなら、嬉しいです。


取り留めのない不安

失業中のいちばんの不安は、何といっても経済面での心配でしょう。

在職中に雇用保険に入っていれば失業給付が受けられます。
ただ失業してすぐに給付される訳ではなく、自己都合退職なら2~3ヵ月の給付制限があり、その間は支給されません。
その前に前の職場から離職票が届かないとハローワークに手続きにすら行けません。

あと知らなかったのですが、社会保険が国民年金・国民健康保険料になると負担が大幅にアップします
計画的に退職した人は気にならないでしょうが、私は急に辞めることになったのでその額は想定外、不安を通り越して恐怖にすら感じました。

そしてようやく給付が開始されたらされたで、今度は毎月の認定が通るかどうかと、何かで「不正受給」と見做されないかという不安が付き纏いました。

特に不正受給の基準が判然としない事が気になっていました。明らかに働いたことを申告しなかったらアウトですが、よく解らないのがクラウドソーシングの扱いや「開業準備」の線引きです。当然「開業」や「開業準備に専念」したときは給付対象外、不正受給なら3倍返しの罰則です。

私が迷ったのは
note有料記事は?
Amazon アソシエイトは?
Webライターの講座受講は開業準備?
クラウドソーシング登録は?

これが不安なせいで、もっと早く始めたかったWebライター業を給付が終わるまでと思いしばらく我慢していました。

おそらくまだあまり該当事例がないらしく、調べても明確な答えは見つからないようです。
とりあえず安全なのは申告することだと思います。認定申告書にどう書いていいか解らなかったら窓口で聞くしかありません。

就活中に感じたこと

私の職歴は保険営業を7年、その後23年間は介護士。
介護の仕事でいくつか職場を遷りましたが、そのときは介護福祉士保持の経験者というだけで採用が決まっていたというのが実感です。面接では趣味の話で盛り上がったことを覚えています。

そのためこれまで自分の「市場価値」など意識したことはまったく無く、職務経歴書に書くことが無いと気づいたときは本当にショックでした。

数字などエビデンスを添えて明示できる実績がない。
営業経験はあっても24年前。しかもその会社は今はない。

資格を取ることにした経緯は以前の記事の通りですが、それにしても書くことが無いから仏教検定でも取ろうかと思ったくらいでした(笑)

こんな応募書類ですから、失業認定のために応募した会社すべてから瞬殺で「お祈り」は当たり前。自分が否定された訳ではないけれど自己肯定感はダダ下がりです。

自分のキャリアっていったい何だったんだ?

今さらですが、仮に介護に骨を埋めるとしても自己研磨はしておくべきだったと感じています。自分が仕事を創るという意識がなければ、ひとつの業種でもやがて居づらくなるものではないでしょうか。


仕方ないのでとにかくやったこと

①就職相談
まず、有識者の親戚に第三者的立場で就職相談に乗って頂きました。
介護バカで井の中の蛙だった私が知らない業界の話を聞いて知り、また自分を客観的に観ることもできて大変有難かったです。

そこでアドバイスされたのが、自分にできることは何か?を考えること。
それが見つかるまで焦らないこと。

②キャリアの棚卸し
それから自己分析とこれまでのキャリアの棚卸しをしました。
そもそもここで苦戦したために、職務経歴書がなかなか埋められなかったのです。
それでも、どうにか仕事上での長所と呼べそうな点をいくつか見つけました。
このほかに、人生そのものの棚卸しもやってみています。

③勉強と資格試験
また就活期間は不安に押しつぶされそうになるので、気を紛らわすためにとにかく勉強していました。
Word、Excel、Webライティング技能検定、漢字能力検定2級など。
ただちょっとやりすぎて年明けにメンタルと体調を崩していましたが💦

でも検定を受けるメリットはあります。合格すれば頑張りが形になることです。
正誤方式の試験は勉強しただけしっかり得点になる。つまり理不尽な社会生活に較べれば報われやすいと言えます。
検定は就活でさんざん〇BA扱いされズタズタになった自己肯定感を回復するチャンスでもあったわけです(笑)

ですので何かで自信を失っているときは、難しくない検定試験にチャレンジしてみるといいと思います。合格が弾みになって、その後の人生が拓けて来るかもしれません。


人生のターニングポイント

今回の失業で、これまでの仕事との関わり方を見直すことになりました。

もともと人生に波乱が多く…離婚、養育権取れず、元夫の再婚で子供に会えなくなる、下の子の死、拒食症、アルコール依存…
そしてそこから立ち上がるために自転車に乗りもっと遠くへと走り…

いつしか仕事は自転車活動を支えるための手段と化しました。


しかしハタと気が付いたら、崖っぷちで立ち直るために自転車に乗るという人生のフェーズはとっくに過ぎ去っていたようです。今やるべきことはそれじゃない。

仕事が中心とは言わないけれど、自分がいま果たすべき役割が変わってきている事だけは認識できました。

まだこれだとハッキリ言い切れませんが、大切にすべきものを見極めるべく諸々取捨選択をしている最中です。


今度こそ、実のある断捨離ができそうです!













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