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親戚の結婚式で感じた「人を幸せにするということ」

 今週、親戚の結婚式に参加しました。まだ二十代の二人の結婚式。

 プロフィール紹介や新郎からの挨拶では幼い頃から仮面ライダー等の正義の味方が大好きという新郎が新婦を幸せにしたいという思いが強く伝わってきました。

 一方で人を幸せにするとはどういうことか?ということを考えるきっかけにもなりました。昔から男性が女性を幸せにする存在として、結婚式の挨拶でもそういった宣言をされることが多いような気がします。

  「幸せにする」=「良い出来事を提供する」というように考えると、必ずしもそれを毎日かなえられるとは限りません。人生においては「上り坂」「下り坂」「まさか」の3つの坂があると言われますが、その人にあった適度な困難というのが必ず訪れます。

 どんなに素晴らしい性格や能力の持ち主であっても、うまくいかないことは必ず訪れます。なぜならば、人の能力というのはその課題の質や人間関係含めた外部の環境にも大きく依存するからです。

 同じ会社にいても部署が変わって仕事の内容や職場の人間関係が変わるだけでも発揮できる能力は変わってきます。

 そんな時、「幸せにする」=「良い出来事を提供する」と考えると辛くなる局面があるかもしれません。

 それでは「幸せにする」をどのように捉えるべきなのか?

 それは相手が自分に貢献する喜びを与えていると考えることだと思います。

 安全な生活をしていて、大事なパートナーがいて、自分を受け入れてくれる友人や職場がいる方にとって、他人に貢献することを通じて自分を幸せにすることができます。だから少なからぬ多くの方がボランティア活動に参加したり、困っている人を助けることによって、自分の幸福感を高めていきます。

 そうやって二人が互いに貢献し合える関係を続けていくにあたって、重要なこと。それが感謝の言葉だと思います。相手への貢献を通じて、感謝の言葉が返ってくる。それが夫婦円満の秘訣ではないかと思います。

 そして二人とも辛い局面にいる時はどうするのか?今度は自分の周囲の人に「貢献する喜び」を提供することです。つまり二人だけで抱え込まずに周囲の人に素直に助けを求めるということだと思います。

 もちろん、それは普段から周囲の人への貢献を通じて、信頼の貯蓄があるからこそ、周囲の人も喜んで貢献してくれることだと思いますが、結婚式に参加している人との関係性も自分のリソースであり、多いに活用したら良いと思います。結婚式に招いてくれたというのはそれだけ二人にとって大事な存在であると認めて頂いたということ。それだけでも結婚式の参加者にとっては幸せにあふれているはずで、いつでも二人をサポートしていきたいという思いを強く持っているメンバーばかりだと思います。

 幸せにすることの定義づけを人への貢献感を高めることだと考えると結婚する二人も気負わずに生きていけるのかもと思った一日でした。


 

 

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