ちゃこ(無職)

アラフォー、独身、女。元編集者・ライター。就職氷河期に社会デビュー。非正規やらフリーラ…

ちゃこ(無職)

アラフォー、独身、女。元編集者・ライター。就職氷河期に社会デビュー。非正規やらフリーランスやらを経て生きながらえるも、令和元年早々に完全失業。次の仕事が見つかるまで、日々思うことを綴っていこうと思います。

最近の記事

39歳、無職になって1カ月

会社を辞めて、あっという間に1カ月が経過した。 実家に逃亡してから最初の3週間は、1日中泣いて過ごすような日もあれば、妙に調子が良く鼻歌なんぞ歌う日もあったりと、感情の起伏が激しかったけれど、4週目に入って少しずつ安定してきたように思う。日中の精神安定剤服用率がぐんと減ったのがその証拠だ。 フリーランス時代、毎日交感神経ビンビンで働いていたときは、自律神経が乱れて曇りや雨の日にやたら体調が悪かった。しかし鬱になってからは逆で、晴れた日は眩しさにやられてしまい不調に、曇りの

    • 「自立」にこだわりすぎなくても良かったのかもしれない

      きっかけは、昼食時にうどんを茹でていた母が言った何気ない会話だった。私の従妹の子供に、ある美しい四姉妹がいて、このたびその三女Aちゃんが結婚し、仕事を辞めて専業主婦になったらしい。年齢は26~27歳だろうか。四姉妹の長女Mちゃんも、数年前に結婚して専業主婦になり、今は子育てに忙しくしていると聞いた。 普段なら「へぇ~、おめでたいねぇ」と流せる話なのだが、今の私にはこの話がかなりこたえて、昼食のうどんをすすりながらどうにも涙が止まらなくなり、両親をオロオロさせてしまった。

      • 39歳、無職になって1週間

        半ば狂いそうになりながら東京のマンションを脱出し、実家に転がり込むように帰省して4日目。 帰ってくる日は人混みも、街の騒音も、歩く人々のスピードも何もかもが恐く感じて、とにかく一刻も早く東京を飛び出したい一心だった。 実家に着いてからも、今後のことを考えれば求人情報に目を通さないといけないのだけど、PCを開くことすら恐くて、ただただこの数日間は「仕事」というものからすべてを切り離して過ごした。 実家に帰ってきて痛感したのは、逃げ場があることのありがたさだ。 私が育った

        • 無職4日目と襲いかかる鬱

          まずい。今日は非常にまずい。鬱は日によって大きく波があって、今日はどうやら悪い方の日。だいたい目覚めた瞬間に「あ、今日はやばい方の日だ」と分かる。 まず目覚めと同時に動悸が走って、この世で起こりうる最悪の事態が報道映像のように脳内を流れ始め、震えが止まらなくなる。デパスを飲んでなんとか自分を落ち着けようとするけれど、2錠飲んでも効かない。 求人情報を見ても、どれが自分にできそうな仕事なのか判断がつかない。そもそも、こんな状態で働けるのか? 先日辞めた会社のように、PC画面

        39歳、無職になって1カ月

          言葉のチカラ

          友人が、「サンデージャポン」の動画を送ってくれた。川崎の殺傷事件で、爆笑問題の太田さんが自殺した犯人についてコメントしたくだりだ。 太田さん自身、高校生時代に無感動になり、「このまま死んでもいいかな」と思っていた時代があったらしい。だけどある日ピカソの絵を見て感動が甦り、何かに感動したり、何かを好きになれたりする自分は捨てたもんじゃないって思えるようになったそうだ。だから今、「自分なんて死んでもいいかな」と思っている人には、何かあと少しだけ先に、実はすぐ近くに、(立ち直る)

          言葉のチカラ

          39歳、無職2日目

          小さな頃は、大人になったらやりたい仕事に就いて、それなりの実績を出して充実した日々を送り、適齢期になったら結婚して出産する……それが当たり前のように誰にでも訪れる未来だと思っていた。 しかし、現実はそうではないらしい、と気づいたのは30歳を迎えたころ。気づくのが遅すぎたのは自分でも自覚しているけれど、まさか40歳を前にしてまで足掻き、もがき、あげくの果てに無職になる人生は、さすがに予測していなかった。 新卒時代は超就職氷河期で内定が取れず、出版社のアルバイトからスタートし

          39歳、無職2日目