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#004 〜音楽を始めたきっかけ〜憧れの先輩?!

〜これまた前回の続きからです〜

ブラスバンド部に入ってパーカッションのパートになった私は、3人で1つのドラムセットしかないので先輩から練習が始まる。

だから誰よりも早く来て練習をしようと。

しかし、やり方が分からない。

You Tubeでもあれば基礎を教えてくれるYouTuberがいたかもだけど、それか音楽番組でも録画して何度でも聞いてみたら。

ビデオデッキはまだ無い!
あと5年位先の話しだ。

すると、1つ上の前野先輩がやってきて8ビートの練習を始める。
見ているだけで勉強になったが、遅れて杉原先輩がやって来る。

前野先輩が杉原先輩にドラムを譲り、杉原先輩がドラムを弾き始めると猛烈に感動した。

そこで私は

杉原先輩!ドラムの弾き方を教えて下さい〜

すると先輩は、右手からタムを弾き、合いの手を左手でスネアを弾き、それに合わせ右足でバスドラムを踏み始め、最後に左足でハイハットを踏み始めた。

ドラム用語が分からない方は
令和なのでググって下さい(笑)


すると先輩は


これ、弾けるようになったら教えてあげるよ、と。


超カッコいい〜


私の癖なのだが、先ずは譜面を起こす。

で、練習、練習、練習

この夢中さが自分を次のステップに上がっていくんだろうなんて、その時は微塵も感じていなかった。

ドラムの基礎も何もやった事ないから、最初は流石に難しかったけれど、どうにか出来るようになってきた。

そして色々と教わった。

というか、先輩の演奏を見てるだけで勉強になったから、それ以外で何を教わったのかは余り覚えていない。

一緒にいるだけで上手くなっていった気がする。

そんな中、今でも忘れられないエピソードがある。

その当時、松本零士さんの

銀河鉄道999

がロードショーされた頃で、ブラスバンド部の練習曲にもなっていた。

渋谷の道玄坂にあったヤマハの2階には、ブラスバンド専用のアレンジされた譜面が沢山売っていた。

私は倉持先生に、ダースベイダーのテーマを買ってくれ〜と頼んだ記憶がある。

演奏はかなり難しく、言った事を後悔した。
管楽器も私も16部音符の嵐だった


とまあ、銀河鉄道999の練習が始まったんだけど、ヤマハで買った譜面を作った編曲家は、自分なりのドラムアレンジをしていて、ゴダイゴのドラマーである、トミーシュナイダーさんの弾き方とは全く違う譜面だったのである。

その譜面を見ながら、オリジナル楽曲を聞くと、明らかに変なのである。
多分、演奏を簡単にしてあるんだと思った。

各パートのリーダーは、新入生や後輩に譜面通りに教えていて、段々と形になってきた。

そして、初めてブラスバンド全員で音合わせの練習になった時、倉持先生の指揮で始めたんだけど、どうしてどうして!


杉原先輩!


譜面通りではなく


トミーシュナイダーのドラムを完全にコピーしてきていたのである!!!


超カッコいいんです。


努力を人に見せない完璧主義の先輩なんです。

本当に憧れました。

それから私もブラスバンド部でやる楽曲でオリジナルとアレンジが違う物は自宅で何度も聞いて譜面に起こしました。

覚えているのは、久保田早紀さんの異邦人とか。
ブラスバンドではやらなかったけど、ツイストの燃えろいい女とか。


余談ですが、人生で1度だけファンレターを送ったのは、久保田早紀さんただ一人だけである。往復はがきで送ったら、サインが返ってきた!


本題に戻りますが〜

杉原先輩とは結局1年間しか一緒ではなかったけれど、そんな凄さを教えて頂けました。


そして私は中学2年生になります。



A-JARIデビューまで、あと7年!


つづく (反響が無くても(笑))






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