見出し画像

パパと散歩に行くと吠えないのに私と行くとめっちゃ吠えるのはなぜ?ほんのはじめのはじめの部分ですが

吠えのお悩みはとても多くて、犬が100頭いれば100のケースが存在します。
この仕事を始めた頃も今も
吠えた時に何をすれば吠えを止められるか?

または

そもそも吠えなくさせるためにはどうしたらいいのか?

というような考え方で吠えと向き合うことがセオリーみたいになっています。

犬は吠える動物
そもそも人間が吠えやすい犬を選択繁殖してきたという歴史もあり、
昭和の時代は
「吠えて番犬もできない役立たず」
くらいに言われていたケースもありましたね。

我が家にいたキャバリアのチャーリー君の吠えの問題の対処から
吠えに関して学び実践して今があります。そして案外得意です。

吠えにくくさせればいい(嫌悪刺激でプレッシャーをかけるのではない、ですよ)
このことに気づいたのは、チャーリーが匂い嗅ぎに夢中になっていた時、一緒にいたチワワのココが
「ねえねえ、あっちから犬が来たよ」
とでもいうかのようにチャーリーの喉元を鼻先でつんつんお知らせしたとき。
余計なことをするなーって思いつつ様子を見ていたら、どこかの誰かの排泄物がかぐわしいらしく、近づく犬なんてどうでもいい、そんな様子でした。

「ああ、気にしなければこんな感じかー」
っていう。
こういう方法もある。(これだけではありません。)

じゃあ何に集中できるかは、その犬と飼い主さんとの日々の暮らしのあれやこれやが生きてくることになりますかね。
犬の好きなものは何ですか?
って言う「好きなモノ探し」から。
お散歩でそれを提供しないと、暇すぎて吠えることが楽しくなる、そんな犬もいるんだな?って思ったらちょっと救われませんか?

「吠えはストレスだから吠えさせたくない。」
優しい飼い主さんがそう思うことは多々ありますが、
吠え散らかしてうれしい、そんなエンリッチメントになっているケースがあるわけですよ。
犬に向かって吠えるのは、同族からの注目を得られるから、かもしれないですよね。
その場合は止めようとすると邪魔者扱いされますから、飼い主さん、頑張って(笑)な感じですかね。

不可解なケースは様々あって(決して謎なわけではない、のですが)
その一つがタイトルにも書いた
パパと行くと吠えなくてママと行くと吠えるケース。
同じ状況での散歩、
さて、何が違うのでしょう?
連れている人が違う?だから?
「ママは犬になめられている」
「ママは犬より下になっている」
なんて言われてきた犬のしつけの世界です。

それは全く関係ないと思いますよ。実際関係ないです。

吠えの前に原因を求めず、吠えの後に原因を求める行動の科学で吠えを分析すると、意外な事実が見えてきて、介入法は犬にも人にも優しいものを選択できることを見つけました。

介入法はエンリッチメントであったり、リードワークであったり、代わりの行動に誘導したり。
飼い主さんはちょっと忙しいですけど、犬をいじめるようなしつけは嫌だ、と願う方には幸せの便りではないかなと思います。
「私が頼りないからでしょうか?」
を吹き飛ばしましょう。
「吠え」を学んで自信を持って対処していただけるようにサポートさせてくださいませ!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?