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歌の聴き比べで自分を知る(日記)


今日はハンドメイド作品の制作課題を
黙々とこなしながら、
久々に 特定歌曲の歌手別聴き比べ をした。


今日聴き比べをしたのは、ヴェルディ作曲の
歌劇「リゴレット Rigoletto」第3幕
『La donna è mobile』(女心の歌)。

YouTube で10人以上のテノール歌手の「女心の歌」
を聴いたが、私の耳に最もマッチするのはオペラ界の
巨星、ルチアーノ・パヴァロッティ。

この歌は高校時代、音楽の先生がチケットを
プレゼントしてくださって出席した、オペラ歌手の
コンサートで初めて聴いた。

精神医学的に見ると「認知のゆがみ」ということに
なるのかもしれないが、女性に対してとても狡猾な
考えを持ったマントヴァ公爵の役は、
パヴァロッティの飄々としたテノールがしっくりくる。

明るさ加減が私にはちょうどいいのだ。


もちろん こればかりは個人の好みの問題なので、
別のテノール歌手のマントヴァ公爵に魅了される
人もいて当然。

また聞き比べている中で、何人ものお気に入り歌手、
お気に入り歌唱に出逢う歓びもあるだろう。



私の場合、一つの歌をさまざまな歌手ごとに
聴き比べる作業をしていると、
自分の好みだけでなく 音韻の響かせ方とか
息づかいなどに それぞれの歌手の個性を
感じ取ることができるし、そこに言葉にならない
感動も生まれる。

そして、瞬時には 言葉にならない感動を
ゆっくり 何度も聴いて味わいつつ、
やがてその感動に 自分らしい言葉(説明)が
育つのを じっくり待つ。

その時間も愛おしく思える。



ともあれ 自分を見つめるため、これからも
こうした音楽の 聴き比べ作業を大切にしていきたい。




ここまでお読みくださり、まことにありがとうございましたm(__)m

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