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人間本来の生き方をする人を増やしたい ライフコンサルタント“坂内秀洋さん”

「個性」を磨き「精神性」を育てるライフコンサルタント、そして人材育成や教育事業を手掛けるunearth core(株)で認定講師としても活躍されている坂内 秀洋さんにお話を伺ってきました!

坂内 秀洋さんプロフィール
出身地:
神奈川県横浜市
活動地域:
福岡を中心に全国
経歴:1987年生まれ。26歳でうつ病、双極性障害になり 医者から「もう治りません」と言われるも、「自分で自分の人生を生きる」と決めたその瞬間に完治。自分の意識が世界を創り上げていることを身を以て体感し、以後、精神、心理、脳科学、スピリチュアルなどの分野を分析・研究。そして同時に起業。2016年、父の死を経て「自分自身」や「人生」について再び深く考えることなる。その最中、人生の師katsuと出逢う。師から学ぶため神奈川〜福岡を月一回 約1年間行き来し、2017年より正式に弟子入りし福岡に移住。現在は「個性」を磨き「精神性」を育てるライフコンサルタントとして福岡を中心に全国で活動中。
現在の職業及び活動: 現在、師匠katsuが代表を務める人材育成・教育事業 unearth core(株)の認定講師の他、ビジネスコンサルタント、映像クリエイター、カメラマンと活動は多岐に渡り、精神面〜現実面までクライアントの人生を幅広くサポート、プロデュースをしている。
座右の銘:誠者天之道也

本来の生き方をする人を増やしたい

Q.どのような夢やビジョンをお持ちですか?

坂内 秀洋さん(以下、坂内):夢は特にかかげていないですね。なんでかというと、夢も想像できる範囲でしか描けないし、明確に決めてしまうと、制限されてしまうからです。ただ「目的」だけは持っています。人間が人間として、本来の人間の生き方を出来る人を増やしていく、これが一番の目的です。

記者:本来の人間の生き方を出来る人とはどのような人でしょうか?

坂内:僕の中で本来の人間の生き方を出来る人とは、「ちゃんと物事を考え、何に生きるのか」という軸を持っている人間のことを指します。そして僕は、自由に生きるより、1つに軸を決めて生きるほうが幸せだと思いますね。しかし、今の時代は自由に生きるというのが流行している中で、1つを決めて生きるとなると反発されます。それは本来の生き方を分からないと伝わらないし、人によってとらえ方も違うからです。「人間が本来持っている仕組み」や「人間は自分が知っていること以外は考えられない」ということも含めて伝えないと理解はできないし、変わりません。だからセッションでその人の「これはこういうものだ」を外していきます。

記者:セッションはその人の固定概念を外すみたいなものでしょうか?

坂内:そうですね。まずその人の固定概念を外す中で、その人が自分自身をマイナスに思い込んでいる認識からフラットへ戻します。それから現実的に未来を築いていくために生き方を決めていきます。しかし、現代は心が動かず、情報に左右され、自分の経験と知識という狭い範囲だけでしか意思決定できない人が多いです。だから、その人が普段どんな思考をし、どんな概念を持って生きているのか、という構造を理解するのに加えて、どうすれば本人がそこに気づけるのか、に向き合っています。

記者:フラットな状態にするだけではなく、未来を築くところまでサポートしてくださるのですね。

来るものを受け入れ、やりたくないものをあえて取り入れる

Q.ではその目的のために、どんな目標や計画を持たれていますか?

坂内:計画は特に立てているわけではないですね。そもそも頭で考えるのではうまくいかないと思っています。なぜならば、これでは自分の知識と経験でしか未来を読めないからです。「考えれば考えるほどうまくいかない。」は、僕の師匠から常々言われています。だから、来たものは全部抱きしめ、必要なことであれば、自分の尺度で判断するのではなく、自分の中に受け入れてやっていきます。その時に「必要としていない、めんどくさい、いやだ」と思うことをやるので、葛藤することも結構あります。でも、自分の枠だけで人生を選択していたら非常に勿体ないです。だから、抵抗のある方に向かうようにしています。そういう意味では、「流れ」を大切にしているので、1年間で何をするのかなどはあえて決めていませんね。

記者:とても柔軟な姿勢ですね。

「自分も周りもよくしていく」24時間365日それを軸に選び続ける

Q3. その中で、どんな活動指針を持って活動されていますか?

坂内:「自分も周りもよくしていく」という軸で考えています。これを軸に選び続けていけば、ある意味目標や計画がなかったとしても、目的には絶対にたどり着きます。そしてこれが生きる仕事だと思っているので、プライベートとか仕事とか分けてはいません。それに、師匠も仲間もいるから大丈夫ですね。昔は人に迷惑かけるのがすごく嫌でした。迷惑をかけたら、自ら去って別のところに行っていました。迷惑をかけても、受け入れてくれる人たちがいることがわかってからは、誰かが必ず助けてくれる、という絶対的な大丈夫感を持てていますね。

記者:なるほど。自分が安心感を持てるからこそ周りを良くしていくことができそうですね。
ところで坂内さんの「師匠」はどんな人なのでしょうか?

坂内:愛の塊で優しいけど、大人として叱ってくれるし、育ててくれます。僕にとっては家族以上に家族と思っている人です。僕はそのおかげで、自分が悪いなと思う部分をさらけ出せるようになりました。また、「師匠」は絶対に諦めるという概念がなく「その人が良くなる為に何ができるだろうか。」を考えて、どこまでも向き合ってくれる方ですね。師匠が自分以上に自分を信じてくれたお陰で、僕が自分を信じれるようになり、自分のとらえ方も、生き方も大きく変わりました。だからこそ、人には誰しも「その人らしさ」があり「可能性がある」ということを人に伝えていくことで、師匠に報いたいなと思っています。

記者:坂内さんにとても影響を与えた方なのですね。

「始まりの自分がどうなのか」に気づけた師匠との出会い

Q4. 現在のような目的をもつようになったきっかけはなんですか?そこにはどのような発見や出逢いがあったのですか?

坂内:きっかけは師匠との出逢いです。僕は大学卒業後、フリーターを経て就職をしたのですが、その途中で鬱になり、それを克服した経験がありました。克服できたのは、本当に自分自身に正直に生きることを始めたからでした。だから、自分に正直に生きる人を増やしたいという想いで、自分のやりたいことをビジネスとして形にできる人を増やすためにビジネスコンサルをやりました。
でも途中から、「これって誰がやっても同じじゃないか?」と思ったんです。ブログを書くとかメルマガを書くやり方ばかりを教えて、みんな同じ型にハマって、なんかおかしくないかと。
そう思っていた時に、師匠に出逢いました。初めて師匠に会って言われたのは、「せっかく良いこと言ってるのに、自信が無いのが見え見えだ。」だったんです。その時、自分が今まで成功しよう、良くなろうとやってきたことの、始まりにあるのが、「自分はダメだ。」だったということに初めて気づいたんです。ダメだから、できないから、頑張らなきゃとやってきたんだと気づいた時、足が震えました。今までやってきたことってなんだったんだろうって思ったのと同時に、「本質ってこれなんだな。始まりの自分がどうかなんだな。」と思いました。
だからこそ、何者かになろうと頑張るのではなく、今の自分をまず認め、マイナスな自分からフラットな状態になることができた時に、初めて自分らしく本来の生き方ができると思ったんです。

記者:師匠の鋭い指摘が人生の方向性を変えたのですね。

自分を生きないとか、自分の可能性を殺しているなんて、全てに失礼だ

Q5. その発見や出逢いの背景には、何があったのですか?

坂内:父親の死をきっかけに、本気で自分自身を生きないとダメだと決断した時があったんです。父は定年の半年前に亡くなったんですが、ずっと昔から定年したら小料理屋を開きたいと言っていたんです。でも定年の半年前に亡くなってしまいました。その父の死を受けて「やりたいと思ったことは今やらないといけないな。」と思ったんです。自分の父親がやりたいことを我慢して自分の仕事をやってくれたお陰で自分があるのは重々わかっています。でも最後に父として子に教えたのは、「自分に正直に生きろ」ということだったんじゃないかなと思ったんです。

目の前で父を看取りましたが、自らの死を以って僕に生きることを学ばさせてくれたこと、残された家族のために残していったものを含め、死んでもなお子供のために尽くしてくれている親の愛をすごく感じたんです。それなのに、自分自身を本気で生きないでどうするんだと。僕の力ではないものがこんなに自分を応援してくれていると思ったらすごく有難くて、それなのに自分を生きないとか、自分の可能性を殺しているなんて、全てに失礼だと思うんです。

その影響を次の世代に伝えていける役目を自分は担っていると思っています。だから、自由に生きるとかではないです。でも、すごく力強いですね。

記者:自分という人間の範囲を超えた意思をも引っ張って、生きていらっしゃるからこその力強さなのですね。

坂内さん、本日は貴重なお話、有難うございました。
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【編集後記】

インタビューを担当した大野、池末、木村です。師匠や親への感謝をとても感じるお話でした。また、自分らしさ、自分とは何かがわからないという声の多い中で、坂内さんの活動はそんな人たちに大きな希望になることを感じます。これからもご活躍を応援しております!(大野)
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この記事はリライズ・ニュースマガジン”美しい時代を創る人達”にも掲載されています。


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