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ChatGPT活用の先人たちシリーズ④(京大・黒橋先生、東大・松尾先生、ヤフーの安宅さん)

おはようございます、ChatGPT部、部長の大城です。本日も先人たちシリーズをまとめます。なお紹介の順番は順不同です。
今回はアカデミックや政治家サイドに色々と早期から情報発信を続けられているお三方のご紹介です。


京都大学の黒橋先生

先日の言語処理学会の沖縄で行われた緊急パネルディスカション「ChatGPTの登場で自然言語処理は終わるのか」において、会の役割としての悪役?で「終わる」と最初に問いを投げられた先生です。

なお言語処理学会の前の3/3にもChatGPTのご講演をされていたようでして、資料が残っていましたのでリンクしておきます。後最近は国立情報学研究所の所長にも着任されたとのことですので、言語処理の専門家としておそらく今後も「様々な問い」を投げかけていただけるのでは、と思っております。

https://www.nii.ac.jp/event/upload/20230303-04_Kurohashi.pdf


(表紙のスクショ。本編は先ほどのリンクより)


東大・松尾先生

ディープラーニングといえば松尾先生、くらいな感じでもうそのお名前を知らない方は機械学習界隈ではいないのでは、と思うくらいの方ですが、松尾先生の研究室からは様々なAI系のベンチャーも登場しています。

で、ChatGPTに関しては先日の政府との意見交換会でご発言されていた資料がとてもよくまとまっていましたので、こちら記載しておきます。

なお資料は塩崎議員のnoteからリンクされている模様ですので、こちら探されてみてください。

Twitter上でもわかりやすいと人気です。

ちなみにこの自民党での会合、2023/2/17なんですね。早い・・

元ヤフーの安宅さん

慶應義塾大学の教授や、私も所属するDS協会の理事・立ち上げメンバーのお一人でもあられる安宅さん。私もヤフー時代やDS協会では何度かお話しする機会がありました。(今は企業としてはZホールディングス所属、かもしれません)

安宅さんの資料も先ほどの塩崎議員のリンクから辿れるのですが、安宅さんはさらに未来を見ている形での議論を展開されています。
(先ほどのリンクから、表紙だけ拝借しますね・・すみません)

なお安宅さんは、「イシューからはじめよ」「シン・ニホン」の著者としても有名な方です。昔から一貫して「何を解くべきか」「ビジョンどうあるべきか」を考えられている方だなという印象を個人的には持っております。
(時たま、かなりぶっ飛んだアイディアも多いのですが、ChatGPTが実現した今となってはそれくらいの想像力がないともう未来の可能性を見通せないかも、と個人的には思っています)


最後に:先生方の動きが早くて本当にありがたい・・

今回のChatGPT関連、専門家の先生や政府とのパイプをお持ちの方々が定期的に情報発信をされていたおかげで、かなり国としての対応も早くなったのでは、と個人的には想像しています。(先日、サムアルトマンにも岸田首相が面会されてましたし)

我々市井のデータサイエンティストが騒いでも、おそらく国レベルで話が伝わるのはほとんどないと思いますので、大局観をお持ちの先生方が積極的に動かれている、というのは非常に心強いなと思っております。
(もちろん、実社会でどう使うか、といった部分は我々民間の役割ですので、そちらのミッションは果たしていきたいと思っています)

ということで、本日は黒橋先生、松尾先生、安宅さんの御三方のご紹介でした。
それでは皆さんもどうぞ良いChatGPTライフを・・! (大城)

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